街へ野へ

日ごとの思いを書きとめたいのです

レモン

2011-11-30 15:53:49 | 日記

買ってきたレモンを見ていたら、
「智恵子抄」の「レモン哀歌」という詩を思い出した。


レモン哀歌
               高村光太郎

そんなにもあなたはレモンを待つてゐた
かなしく白いあかるい死の床で
私の手からとつた一つのレモンを
あなたのきれいな歯ががりりと噛んだ
トパアズいろの香気が立つ
その数滴の天のものなるレモンの汁は
ぱつとあなたの意識を正常にした
あなたの青く澄んだ眼がかすかに笑ふ

     ―後略―

  「智恵子抄」より

思春期の頃、「智恵子抄」を読んで、光太郎の智恵子への愛情に心打たれた。
けれども、大人に近づいて、智恵子の本当の思いは彼女自身が語らなかったから、誰にも分からなかったのではないだろうか、と思ったりもした。
「智恵子抄」に描かれている智恵子は、光太郎から見た智恵子。
描かれている二人の愛は、光太郎から見た、“二人の愛”だったのではないかと。

心を病むほどにさまざまなストレスを抱えながらも、黙って光太郎を支えた智恵子。
病んだ後の切り紙を見る時、すぐれたその才能を絵筆を持って、表現してもらいたかったと思った。

今は、「智恵子抄」って読まれているのかな?
高村光太郎・智恵子といっても、知らない人が多いかもしれない。
あ、私とて、同時代人ではありません、念のため・・

BGM

2011-11-30 15:14:35 | 日記
歩く練習のBGMに向いているのは?
最近、歩く練習する時に音楽があった方がいいな、と思ってCDをかけるようになった。
何がいいかな~と考えて、最初のうちオールディーズをかけてみた。
調子よくて、「うん、これは正解!」と思ったけど、
調子よすぎて、四分音符で歩きたいのに八分音符♪になっちゃたり、
時々立ち止まって踊り出したりして(ステップは踏みません)、ちょっとマズイ。

昨日はKiroro(キロロ)のCD「長い間~キロロの森~」をかけた。
これは、ピッタリはまった。
歩くテンポに合っていた。
やさしい歌声に気持ちが和む。

今日は、「う~ん、なんにしよう?」と考えた末、
「サイモン&ガーファンクル」。
これも、ゆっくり歩くテンポにぴったり。

さっき午後の部では、「ハリー・ベラフォンテ」をかけた。
出だしが「マティルダ」だからネ、快調、快調!
時々掛け声とか入るし、調子が出る。
「バナナ・ボート」なんか、バナナ担いで運んでるときの歌だからね~、最適だヨ。

ユーミンの曲も合いそうだネ。
明日、かけてみよう。

「BACA-BACCA」のCD「BACA-BACCA」。
これは、大好きなCDだけど、歩きながら聴くのはやめとこう。
2曲目の「かも」で、ぜったい、つっ転ぶ。
この「かも」はメチャクチャ、テンポの速い曲なのです。

LOUSYのCD「LOUSY WHY」も、かけたら座り込んで聴き始めるから、別な時に聴こう。

窓の外では、桜の木の葉がほとんど散った。

ここ数日、風が吹くとパラパラ、パラパラ、舞い落ちる枯葉を窓から見ていた。

ミカンも熟れて甘くなり


「箱入り娘(?)」で過ごした11月も今日で終わり、明日から12月。
毎年、気分だけ、せわしなくなる12月。
年賀状も大掃除も早めに出来たためし無し!

おにぎり

2011-11-29 22:37:54 | おうちご飯
こうして、ずっとお休みしていると、
土日は気持ちが楽
月曜から始まる平日は、気持ちの隅の方に、つっかえてるようなものがある。
「今ごろ、みんな仕事してるのに・・」という思い。
ずいぶんお休みしてしまった。
さすがに焦る。
焦っては、リハビリをやりすぎて、その後二日くらい足首が痛くて動けない。
そんなことを繰り返している。
「地道にコツコツ」。
あ~、それ、学生時代の試験勉強からずっと苦手サ。

「いついつまでに、こうやって、何日頃から仕事に行けるようにしよう」とか、
あれこれ考えていたけど、その通りには全然運ばない。
もう、考えてもしょうがないから、考えるのや~めたっ!
なるようになる。
ケセラセラ。


家に居るから、考える事といえば食べることばかり。
毎日家でお昼。
麺類が多くて、昨日は「焼きうどん」、その前は「スパゲティ・ミートソース」。
今日のお昼は「おにぎり」が食べたくなって、お昼に合わせてご飯を炊いた。
炊きたてご飯の「おにぎり」

中身は梅干と塩昆布。
炊きたてだから、あったかくて、やわらかい。

おかずは、甘めの玉子焼き

焦がさないように焼こうと思ったのに、やっぱり少し焦げた。

それから、味噌汁


ふだん、お昼にご飯はあまり食べないから、今日はちょっと食べすぎ。
お昼を食べたら眠くなってしまった。
大丈夫かワタシ?
仕事に復帰した日に備えて、脳トレしとかなくちゃ。

決めた

2011-11-29 21:24:38 | 日記
今日は、学芸大学「メイプルハウス」で「BACA-BACCA」のライブをやっている。
明日は、大塚「ウェルカムバック」で「Bric' A Brac」のライブがある。
元気だったら、連日もなんのその、両方とも行くところなんだけど・・
どちらも行かれない。

決めた!
私、
神様の決めた寿命より、2ヶ月余計に生きよう!
そうやって今回の閉じこもってた2ヶ月を取り返そう!
その2ヶ月はライブに行きまくる!
(あー、何だか訳わからん、支離滅裂なこと言ってる )

私の大好きなミュージシャンの皆さま!
どうか、私が2ヶ月延ばした分の寿命が尽きるまで、
ずっと、ずっと、ず~~~っと、演奏を聴かせて下さい!!!



あの商店街

2011-11-29 01:01:34 | 日記
「ジャガイモの煮っころがし」で商店街のお惣菜屋さんを思い出したら、
次々色んな店が浮かんできた。

お肉屋さん。
トンカツはめったに口に出来なかった。
お使いを頼まれて、よく買ったのはコロッケ。
それからハムカツ、レバカツ。
その場で揚げてもらって、揚げたてを買って来て、「アツ、アツ、」と言いながら食べる。
ああそうだ、ジャガイモのカツ、乱切りのジャガイモにフライの衣をつけて揚げたのが有って、好物だった。
どれも美味しかったな~
私、お肉屋さんの子供がちょっぴり、うらやましかったもの。

魚屋さんでは、魚を焼いて売っていた。
大きなグリルで魚を沢山並べて焼いていて、前を通るとジュウジュウ油をしたたらせて焼けている魚のいい匂いがした。
ここにも、よくお使いに行かされた。

肉屋の前も魚屋の前も、夕方になると買い物かごを持った主婦が何人も待っていた。

家内工業や町工場の多い町だったから、一家総出で働いていて、
夕方ギリギリまで仕事をしていた主婦が、夕方になると大急ぎで買い物に出るのです。

バス通りから直角に伸びている商店街。
バス停で降りて、その商店街を歩き、商店街がおわった辺りに家がありました。

パイプ椅子とガタガタする机の、小さい食堂。
私の、「焼きソバ」と「冷やし中華」の、味の原点はこの食堂です。
柔らかい焼きソバのソースのもっちり絡んだ、あの味!
お肉なんかほとんど入ってないのに何故かコクがあった、あの焼きソバ!
真ん中に大きな氷の塊が入っている、安いプレスハムとキュウリと千切り玉子、
それに紅生姜、辛子がドサッと付いてる、お酢のきいた、あの冷やし中華!
あ~あ!食べた~い!!!
だからいまだに、「焼きソバ」と「冷やし中華」は、高級なのはダメです。

いなり寿司屋さん。
「おいなりさん」と「かんぴょう巻き」だけの店だけど、大繁盛。
この店の「おいなりさん」は、揚げの色が濃くて甘辛の味がよく滲みていて、ジュワジュワとジュウシー。
酢めしが、お酢のきいたさっぱりした味で、「かんぴょう巻き」も海苔の香りがして美味しかった。
店構えは小さいけど、仕出し弁当の注文が多くて、休みの前の日や当日は作業場がずいぶん忙しそうだった。

近所の和菓子屋さんも、夫婦二人で作って売っている店だったけど、
お饅頭もお団子も、美味しかった!

食べ物が、どれもこれも美味しい町だった。
もう久しく訪れていない。



ジャガイモの煮っころがし

2011-11-28 14:15:10 | おうちご飯
人に買い物を頼むのって、以外にムツカシイ。
洗剤とかティッシュペーパーなら、銘柄を指定すればそれで済むけど、
生鮮食品は、けっこうめんどくさい。
一番ムツカシイのは魚。
値段の変動があるし、天候によって、海が時化の時には生の魚が入荷しなかったりする。
最初のうちは、塩鮭や、鯵の干物や、塩サバを頼んでいたけど、
やっぱり生の魚が食べたい。
指示がけっこう細かくなる。
例えば、「メカジキ(生、2切れで500円以下)」とか、
「ブリ(天然、2切れで400円以下)」とかね。
「これ以上の値段なら買わンでいい!代わりに鯵の干物に変更」と言ってある。
お刺身は、すごく高いものもあるから、コワクテ頼めない。

野菜も、値段の変動のありそうな葉っぱ物は、
「小松菜(上限100円)」とか値段を指定。
店頭にどんな野菜が並んでいるか、イメージが描けなくて、
定番の野菜ばかりになってしまう。
値段の安定している、じゃがいも・タマネギ・人参・キャベツがメイン。
あとは、ピーマン・大根・小松菜・ほうれん草・茄子・ネギというところ。

お肉は、
「豚肉(こま切れ、国産)」
「鶏肉(もも唐揚げ用、国産)」
といったぐあい。
牛肉になると、とたんに「牛肉(こま切れ、オージービーフ)」と、オージービーフ。
だって国産は高~い!

昨日は、残っていた野菜を前日に使い切って、ジャガイモしか残っていない。
う~ん、どうしよう。
ここのところ、ジャガイモの出番多かったしな~
あれこれ考えていたら、
これがあった。

ジャガイモの煮っころがし。
最近は、ジャガイモをレンジでチンしてバターやマヨネーズで食べる。
お鍋で「粉ふき芋」を作ることがなくなって、この「煮っころがし」のことも忘れていた。
味は、お砂糖とお醤油、ちょっと甘め。
作ったら、何だか懐かしい。
これって、煮豆、キンピラにならんで、お惣菜屋さんの定番。

浅草の商店街のお惣菜屋さんの店が浮かんでくる。
肉じゃがとか筑前煮みたいに、お肉が入ると値段が少し高くなるけど、
里芋の煮物や、このジャガイモの煮物は値段が安くて、味がよく滲みていて美味しかった。

この日のメインは「サバの生姜煮」でしたー。


それと「冷奴」。
かなりヘルシー、&リーズナブル

晩酌~(^o^)/

2011-11-27 15:08:34 | おうちご飯
昨日、R君に買い物を頼む時、
「料理に使うから日本酒を買って来て。一番安いのでいいから」と、頼んだ。
そして買って来てもらったのは、コレ。

買ってきたR君が「安いんだね~、100円だよ!」とビックリしている。

料理に使う為に買って来てもらったのですが・・・
ま、せっかく買って来たのだし・・
ちょっと一口飲むか~と・・
ふだん家で日本酒を飲むことは、ほとんど無いのですが・・
コップに少し入れてみました。

つまみは、っと・・何も無いな~、チーズは合わないし・・
あ、これこれ。
スープに入れるために切っていたキャベツの、おいしそうなところをちぎって、お皿に入れました。
お味噌を出してきて、つけながらパリパリ。

うん、いけるいける!
無添加のこのお味噌はいい味で、夏場はキューリにつけて食べていました。

でも、やっぱり、飲むのはこっちがいいナと、
ウィスキーの水割りに切り替えて、もう一杯。
その頃には、飲みながら作っていたおかずも出来上がって、それもつまみながら。
お酒を使った料理というのは、これ。

鶏もも肉の照り焼き。
味はお酒と味醂と醤油。

それと、もう一品、キャベツのスープ煮

スープのつもりだったけど、具が多くてスープを言うより“スープ煮”と言った方がいいような物になった。
ベーコンとタマネギ、人参を軽く炒めて水を入れて煮て、柔らかくなったらキャベツをどっさり入れて、少し煮て出来上がり。
ベーコンの塩味が野菜の甘みを引き立てたのか、お砂糖を入れたの?というくらい、野菜が甘かった。

年中、似たような料理を作っているのですが、
お汁っけがあると、のど通りがよくて、大好きなお野菜が沢山食べられます。
野菜は、何でもOK、半端に残った野菜が片付きます。

味付けは、
スープの素を入れると、コンソメスープ。
塩だけでもOK。
カレー粉を入れると、カレー味。
水にトマトジュースを足すと、トマトスープ。(味をみて、必要なら塩少々)
その時の気分で、バリエーションをお楽しみ下さい。

温泉行きたい

2011-11-26 15:00:38 | 日記
昨日の夜、友達から「どお?」って電話。
色々しゃべったあとで、
友達が「そういうの、温泉に入ると効くのにね」と。
「そうなの、こういう時は温泉に入ったら良くなるのにな~って思ってる」と私。
友達は急に声に力が入って、「丹沢に、い~い温泉があるのよ!」と。
「チョッ、チョッ、ちょっと待って、今あんまり高い所行かれないから」と、私。
「そうか、そうだよネ」
彼女は、簡単に行けて、料金の安い温泉を探しておくと言ってくれた。
この友達は日本酒と温泉にはこだわる方。

温泉、入りたいな~
去年の秋には、この友達と日本で一番高い所にある立山の「みくりが池温泉」に泊まって、温泉にも何度も浸かった。
(内湯で日本最高所。露天風呂では長野県にある本沢温泉が最高所です)

これが「みくりが池」
対岸にちっちゃく見えている建物が「みくりが池温泉」です。
標高2,430m。

泊まった翌朝、外の気温は2℃。
10月半ばですよ!
風が吹きつけるので、
フリースを着て、冬のダウンジャケットを着て、その上に山用のゴアテックスを着てもまだ寒い。
夕方、夜行バスに乗ろうと富山まで下りてきたら、駅前の電光掲示で気温22℃。
1日のうちに温度差20℃!
去年はいつまでも残暑が続いていたから。

泊まった翌日には黒部平の紅葉を満喫。

その日は、黒部平に行き、みくりが池を1周し、弥陀ヶ原湿原を歩き、充実の1日!

着いた日には、落差350メートルの「称名の滝」を見に行った。

迫力があった。ずーっと見続けていたい気がして、長い時間展望台に立っていた。

行き夜行バス、1泊して、帰り夜行バスという、めちゃハードな旅だった。
夜行列車が少なくなったから・・今は夜行バス。
でも、往復夜行バスというのは、もうやめておく。
ハードすぎる。
おまけに帰った朝、東京駅で顔を洗って歯を磨いて、仕事に行ったのです。

駅前トリップ

2011-11-26 10:32:04 | 日記
昨日(25日)、駅前までトリップ。
(駅前までだけど、トリップと言いたくなるほど遠かった)
その前の日にベランダで靴を履いて歩いていて、これなら外に出ても大丈夫じゃない?!
と思ったのです。
ねんざDAY43日目にして、やっと外界に出ました。
簡単に考えていたのですが、平らだと思っていた路面はデコボコがあり、
簡易舗装の場所では砂利に薄くタールを流した状態なので表面が砂利を固めたよう。
つっかかって転びそう。

横断歩道や信号を渡る場所では、段差もあります。
用心の為に持って出たステッキを軽く突きながら、ゆっくり歩きました。
途中で引き返そうかと思ったけど、意地になって、休み休み歩いて駅前までたどり着きました。
普通はゆっくり歩いても10分のところを、4倍くらいかかりました。
フーッ、疲れた!
せっかく外へ出たけど、路面しか見てなかった~

いつもは、「ああ、バリアフリーになってるんだな」と、何となく思っていました。
でも、こうして歩いてみると、車道と歩道の段差をスロープにしてある所でも、
歩道が狭い場所では、かなり急勾配になっていたりします。
駅構内のタイルは、滑りやすい材質で、杖を突いている人は突いた杖が滑って転ぶ危険がありそうです。

駅前のモスバーガーに入って、一休みするつもりだったけれど、
モスの前で立ちすくんでしまった。
路面店だから、入って1階の席に座って・・と思っていたけど・・
路面から入り口にかけてタイルのスロープ。
それだけなら問題は無いのですが、その上に自動ドア用のマットレスが敷いてあります。
しばらく、そのマットレスをにらんでいたけど、ズリッと滑って転ぶのが恐くてあきらめた。

銀行のATMでお金を下ろして、そのまま帰ってきました。

我が身に降りかからなければ分からない事がたくさん有るんだな~って、
つくづく思いました。

毎晩寝る時に、今はもう使わなくなったけど、まだ病院に返していない松葉杖を入口に立てかけて寝る。
もしも、夜中に何か事故・災害が起こった時、今の状態では松葉杖を使った方が逃げるにはより確実で早いだろう。
それでも、何かあったら逃げ遅れるだろうとも思っている。
冷静な気持ちでそう考える。
身体に障害を持った方は、常にこういう気持ちを抱えていられるのだな~と気がつきました。

まだサンバイザー

2011-11-24 23:40:27 | 日記
我が家で一番長い直線距離のある所を発見。
それはベランダだった。
靴を履いてベランダで歩く練習。
空が青くて気持ちがいい。

日差しがきついので、あわててサンバイザーを持ってくる。
1ヶ月半家の中で過ごして、少しは日焼けがさめたかな~とよろこんでたけど、
外に出だすとまた焼けるな~。

家に居るので、毎日ニュースを見てる。
某製紙会社の三代目。
すごいですね~、短期間に106億円カジノでスッちゃった。

その間も、営業担当社員はスーパーの担当者とティッシュの売価をめぐって、
1円の上げ下げで必死の攻防を続けていたんだよネ、きっと。
表面に出さずとも、やる気は下がる、絶対。
このキビシイ時期に、社員のやる気を無くさせていいの?と思う。