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ふるさと納税の是非。

2016-12-17 08:00:25 | Free

今巷では何かと『 ふるさと納税 』の話題も多い。


ふるさと納税とは。

自分の好きな都道府県・市区町村に対して

納税と言う形の寄付を行い。

その納税先の使途目的や財源として寄与するだけではなく。

その納税(寄付)額に応じての返礼でその地域からの返礼品でいろんなモノがいただける。

そして納税(寄付)額に応じて自分の支払ってる税金の控除にもなるという

納税した側・された側の双方に一石二鳥のような制度と。


返礼品には

生鮮食品などの地域の特産品やサービスなど地域ごとに様々。

実際に市価で買う場合よりも内容が充実してる場合も多い。

手続きも普通のネット通販のような簡単な手続きでできるため。

最近はふるさと納税サイトやアプリなどもあって便利になってきている。


まあしかしながら。

自分は前々からいい制度だとは想うケドも。

問題点やら運用に問題発生などあったり

これっていいの??って想うところがいくつかあった。


まずふるさと納税が人気になって

返礼品や税金還付目当てで納税が増えたとしたって

そのふるさと納税だっていつまでその金額でいられるかも不明。

その地域の行政庁の不祥事などあれば

たちまち批判で納税がなされないケースだってあり得ないとは言えない。


現にこんなニュースが昨日あった。

「返還して」「後悔」ふるさと納税寄付者から苦情相次ぐ 手当復活議案提出で 佐賀・上峰町(Yahoo!ニュース(佐賀新聞))

これは佐賀県上峰町がふるさと納税で少し財政が潤ったと。

『 ふるさと納税による寄付は昨年度9万1531件、20億6178万円。
本年度も11月末現在、12万3764件、20億2743万円に上る。』(記事抜粋)

その潤った分で財政がよくなかった時期に議員手当を辞めてたものを

復活させようって議論になって下手すると議会で可決される見通しすらあったという。

それで非難を食らって慌てて町長が弁明して

『 ふるさと納税は使途が決まった寄付。
寄付者の意向を尊重すべきで、
それを背景にした費用弁償の復活ということであれば、
町の長として予算措置は一切しない 』 (記事抜粋)

まあ当然だわね。。。

下手すると批判で納税額が減る恐れもあるし。

善意も含まれてのふるさと納税だって本意をはき違えてるし。

納税増えて調子乗った感満載だもんねと。。(笑)


それは批判などされても仕方ないかね。

でも議論で議会にあがったって時点でもうアウトだし。

もぉ弁明したところで少し手遅れだったろうなと。。(笑)


自分ならもぉ納税の対象候補にならないなと。

とてつもなく魅力的な返礼品なら考えなくもないケドも。。。(笑)


こういう財源としての不安定さもあるし。

かといって経済状況やまわりのふるさと納税対策の行政庁の対応如何で

またいろいろ対応せざる得ないのも事実でしょうにと。


あとは地域の特産品などを

一般の市価で通販や買うよりもお得なモノも多いという点では。

ふるさと納税によって

その地域の特色・特産・魅力を知ってもらうチャンスではあるが。

反面。

またふるさと納税の返礼でもらえればいいかーになって

リピートは販売増加につながらないケースだってあり得るんじゃないの??と。


もしくは価格を下げざる得ないとか。

返礼の方ばかりで売上低迷に繋がってしまう危険性だって皆無とは言えないかなと。


税収増えたり。

使途目的達成のための予算として納税してもらえて

目的を遂行できるってコトがあったり。

地域の特性・特色・魅力や特産品を知ってもらうアナウンス効果などあろう。


しかし反面。

不確定要素もあるし。

こういう風に地域の活性化のようで何気に鈍化しかねないケースだって

あり得ないとは言えないデメリットも背負ってるってコトかなと。


あとは。ふるさと納税で減免される納税額が

イコール・・・住んでる都道府県・市区町村への納税額が減るってコトだ。


地方は潤うかもしれんが。

自分の住んでる地域が悪化する危険性だってあるワケだ。


現に2016年のニュースで

神奈川県横浜市はふるさと納税の影響で税収が29億円減ったという。


まあ横浜市の財政規模からしたら

大きいとは言い切れないが見過ごすコトできない金額のデカさでもある。


横浜市に居住していてて。

自分らの生活が知らず知らず行政サービスの低下・悪化を伴っているかもしれないし。

自分の足元下手すると脅かしてしまう制度とも言えよう。


どっかが勝ち(納税増加)があれば。

どこかが必ず負けてる(納税減少)


地域のコトを想ってあげる善意もいいし。

特産品や税金の減免制度を活用するのもイイコトだけど。

自分らの生活の足元をもっと見直すキッカケにしてあげてくださいなと。


例えるなら。

親思いの孝行息子が

自分ちの家計から少しずつ実家に仕送りってカタチで援助していく。

それで親子は円満。

孫にもプレゼントくれたり。何か送ってくれたりとプラスに見える要素もある。


しかし原資の一部にはその仕送りがあるワケだし。

その分の仕送り分。自分らの家計から楽しむオカネや使えるお金に

還元あまりされないってコトとも言えよう。


そういうニュアンスの類ってコトかもしれない。


自分らの足元や生活を大事にしつつ。

税金のいい使い方・使途目的がしっかりできる行政になってもらう必要もあろうし。


こういう納税を機会に。

自分らの行政地域のコトを見直すキッカケにも。

ふるさとや納税先の今後も慮る必要があるんじゃないかなと。


そして賢く・いい納税のカタチを考えてもらえたらなと。





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