昨日の夕方。
マンションの杭の偽装問題で揺れる工事を請け負った旭化成建材の親会社
『 旭化成 』が記者会見を行ったと。
社長が涙ながらに謝罪と
幹部のこの問題に対する現場に向けての憤りを感じる会見だったなって印象。
まあ社長のキモチもよくわかる。
子会社の現場社員がまだ問題が発覚直後とはいえ
大問題を引き起こしていて。
今後どれほど波及しかねないか??
問題解決にいくら時間やコスト。労力を費やすか??
今までの旭化成ブランド全般に対する信用失墜になってしまったと想うと。
あの社長の胸中もいかばかりか理解はできるなと。
せっかく。。不謹慎ではあるが
先の大雨洪水被害での旭化成のヘーベルハウスの構造の強固さを見せたという
いい実績があったものを。。。
これこそホント一瞬のうちに水になさがれてしまったような。。とも。。(;´▽`A``。。。
※ 不謹慎ですが申し訳ない。(笑)
まあ幹部の憤ってるのは
子会社の一部の社員の不正によって。
会社全体に及ぶ影響のデカさ考えたら。。あー憤るのは仕方ない。
でも謝罪会見では出してはダメですって。。。(笑)
その先に被害者が大勢いる。
今後波及しかねない程。まだ不正があるかも?って
不安に想ってるマンション購入者も多数いらっしゃるんだから。。。
会社内部の事情などを
公式の会見で出すべきではなかったと想う。
それにしても改めて想う。
『 マンション怖い 』と。
そして『 やっぱり買うべきではない 』のかと。
この問題の根底にあるものって。
マンションを販売するって仕組み全体に及ぶコトだろうと想う。
マンションは新築でいくつもチラシがチラホラよく入る。
・・・って持家の家のポストにチラシいれんなっ!!って感じですが。。(笑)
チラシ巻く→ 早急に完売したい。宣伝費多くかけてる。
・・・って意味合いも大いにあろう。
そしてチラシにはこう踊る。
『 20XX年●●月完成予定 』と。
・・・えっともぉ完全に工事の遅延ない??って想定でやってるのね??と。(笑)
まあ鳶職をバイトでやってたコトもあるのでよくわかるが
高層の建物。マンションなどではあらゆるコトはよく起きてしまうワケだ。
落下事故。(大小問わず)
業者間のイザコザ。
一部の工期遅れが影響して全体の工期縮小を監督がめっちゃいうなどなど。
まして落下のケガや死亡案件になれば工事は完全に止まる。
そういう想定は??って感じすらするがね。。。。
※そういう案件でも。逆にあったら住みたくはないでしょうけども。。(笑)
初めに販売するにあたって
販売予定(引き渡し予定)が決まっていて。
それから逆算して工事にしわ寄せがきてしまう点がまず問題だろう。
なので時間が足らないになれば
今回の事案のように。この工程のタイムリミットとして
決められてしまえば。
手抜きなど起きやすい環境であるのは明白であろうに。
それが今回のような構造の重要部分の基礎だったとしてもだ。
内装にしたら。。。
まあ裏話しすぎても申し訳ないが。
マンション購入する際。
モデルルームを見学に行って決めるか。
出来上がりかけてる現場に行ってみるか。
出来上がった状態の現地を見て決めるか。。。
その3点で。
その途中にある大事な『 過程 』については
注文住宅などと違って見学はあまりできず
ある意味業者を『 信用・信頼 』して
『 不備がないモノ 』だと認識して購入するしかないワケだ。
それで実際住んでみると時間経過とともに。
問題点が出てきて。保障で直す。もしくは修繕費を払うなどで直すしかなくなるワケだ。
それが経年の使用で壊れた・不備が出たのか??
それとも施工時の問題だったのかはハッキリわからずじまいだったりね。。。
まあこれもまたあまりいい例えではないかもしれないが。
『 女性の化粧と同じで。外面はいくらでも隠してよく繕える 』って
想う次第。(爆)
中身はホント過程を知りつつ。
知識や経験などなければ。わからないってのも多々あるのが構造・基礎だと想う。
そしてソコが何気にホントは大事なのに。。。とね。
そして建物の大きさが大きくなるのがマンション。
建物が大きくなればなるほど構造も複雑で。
強固にしなければならない部分も増える。
大規模建設には1級建築士の資格がない人が設計はできず。
構造が大きくなれば かつて問題になった『 構造計算書 』が必要になると。
※ 小規模の戸建てなどは2級建築士でも可能。
耐震偽装事件(2007年)の時も構造計算が出来る専門家が
耐震構造の計算を偽装して。マンションなどの構造的不備が多数発覚したと。
構造計算だけの建築家がいるくらい
構造計算は難しく。専門的。
複雑に入り組んでいて。
行政やチェックする側も見抜けなかったのがあの事件だったであろう。
なのでそれと同じように。
この事件もいわば『 氷山の一角 』にすぎない可能性もでかいし。
この建物自体その耐震偽装問題で揺れてる渦中の2007年に竣工。
たった6年の間に。東日本大震災があったのもあり。
構造に不具合が顕著に出てしまったと。
構造の複雑さ。行程の多さ。
工期の決められた範囲での工事。
コスト計算や利益確保のための販売目標や建築。
・・・などなど問題が多々あるマンションだと。
さらに言えば。
修繕積立金は当然入居全戸は支払わなきゃならないし。
プラス管理費など取る場合もある。
修繕積立金で建物や内部の補修。
立て替えなどの時の解体費・建設費のために積み立てるモノで。
主に管理会社と管理組合で管理してるシロモノ。
何か問題あれば管理組合の役員などが対応してくれて
個別に修繕以来や負担をその都度しなくて済むのがマンションのメリット。
そして構造がでかい分。
駅・交通アクセスの利便性が高い。
公共施設や商業施設の利便性が高い。
共用施設の充実など謳い文句の多いのがマンションの魅力だったりする。
果たしてそのメリットってホントにメリットなのか??
デメリットが隠れててもそれを余りあるほどのメリットでカバーできるか??
・・って言えば自分は長期でみたらデメリットしかないと想っている。
修繕積立金は
その建築時点での建築費や将来の費用分をある程度想定して
全戸にわたって長期で積み立てていくモノ。
でも将来その建築費用や解体費用の想定で出来る確証は全くないワケだ。
現在築40年以上のマンションがこの問題に直面しつつあり。
また40年前の建築基準法と現在ではかなり変更もあって
現状住んでる環境と同じ面積は確保できない上に。
積立金が不足。もしくは枯渇していて再建築できない状態に陥ってる物件も多数あると。
そりゃそうです。
40年住み続けていたら。
ローンは返済終わっていても手元には老後の資金がメインでしょう。
建物は築40年で古くなっていて。
例えば20代でローン組んだとしたって。その40年後は60代。
ソコから再建築の借入でローンは通せないでしょうに。。(笑)
そしてマンションは区分所有権というものを購入してるだけであって。
その区分所有権が入居者全員で分配されてるだけって話。
なので資産って意味で残るのか?って言われたら。。。
空中に存在する区分のみを所有してるようなものなので。。。
その建物自体存在しなくなった場合には
メリットなんてほぼないでしょうに。。。(笑)
それでもマンション買いますか??
自分は買いたくないです。(笑)
何か問題あれば。全戸で共有して。まとまってからではないと行動できない。
なかなかまとまれない事態だって引き起こしかねない。
いくらメリットばかりが目に映っても。
見栄えが豪華で立派だったとしても。
ある程度自分の目で確認できぬものを買えない。
しかもそれが一生かかって負担しなきゃいけないものなら尚更だ。
それが今回大手のメジャーな不動産会社と建築会社。
それで起きてしまった信用失墜は業界全体に大きいと想うケドね。
まあ戸建ても知識がなく。見る目がなく。。。。
。。だったら同じ目に合うことも可能性としては大きいのでご注意を。(笑)