威風堂々

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カリタスカウンセリングの原理5

2010年08月02日 | 第一章 意識と知覚
体験の解釈 5

 長らく休んでいた職場に復帰するというのは、想像を絶するストレスでした。もう、退職してしまおうかとも考えてみましたが、果たして他に何の職ができるというのか。どうしようもない無力感に襲われるのが「うつ」ですから、他人から「頑張れ!」とか言われても、ちっとも「励まし」にはならないのです。

 3ヶ月ぐらいは必死でした。それはそれは、辛い日々。これだけは他人には分からないでしょう。あなたはまだ恵まれている。と言われたって、苦しんでいる当人には、いくら、人間関係や経済的政治的に恵まれていようと、こればかりは「しんどい」のだから仕方がない。

 結局、人間関係の距離の取り方がポイントですね。人間ですから人との関係で社会は成り立っています。そこで、自分をどう出すか。どう生きるか。いろいろ体験をするわけですが、その体験過程を如何に解釈して生き抜くか。それが、求められているようです。