シニア花井の韓国余話

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韓国からの対話提案に沈黙守る北朝鮮

2013年04月13日 22時02分14秒 | Weblog
韓国大手紙・朝鮮日報13年4月13日記事抜粋
 韓国政府は北朝鮮に対話を提案し、前向きな反応を期待している。統一部(省)の金炯錫(キム・ヒョンソク)報道官は4月12日「(対話の提案を受け)北朝鮮は間違いなく対応に苦慮するだろう」「(北朝鮮の反応は)具体的で正式な対話の提案という形になるかもしれない」と述べた。さらに「(もし北朝鮮が対話を提案してくれば、韓国側が)拒否する理由はない」と強調した。
 しかし、12日になっても北朝鮮は公式の反応を示していない。統一部の柳吉在(リュ・キルジェ)長官が対話を提案する声明を発表したのは前日(午後4時)だが、その2時間後には北朝鮮の祖国平和統一委員会書記局が「火の海」などの過激な言葉でまたも脅迫した。ただし、統一部はこれについて公式のコメントを出していない。金報道官は「北朝鮮が国営メディアを通じて何かを発表するときは、内部で複数のプロセスを経ている。そのため、祖国平和統一委員会の脅迫は韓国政府の対話提案に対するものではないはずだ」との見方を示した。
 その一方で「北朝鮮による韓国非難が減っていることに注目すべき」とする見方もある。これまで1日1回のペースで韓国に対する脅迫的な言動を行っていた北朝鮮が、11日と12日にはこれといった動きを示さなかった。予想されたミサイル発射も行われなかった。
 北朝鮮大学院大学校の梁茂進(ヤン・ムジン)教授は「(対話の提案は)朴槿恵(パク・クネ)大統領の意志が反映されたもので、北朝鮮も軽々しく対応できないはずだ」「太陽節(故・金日成〈キム・イルソン〉主席の誕生日、4月15日)が過ぎてから、北朝鮮の統一戦線部から何らかの前向きな回答が来るのではないか」と予想した。しかし統一部の元官僚は「太陽節を祝う準備のため、北朝鮮はしばらく過激な行動を控えるだろう」「来週には再び韓国に対する非難の度合いを高め、こちらの提案に応じない可能性もある」と予想した。
 一方で北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は、4月に入って公の場に姿を見せていない。北朝鮮メディアは4月1日、金正恩氏が最高人民会議第12期7次会議に出席したと報じたが、その後の動静については報じられていない。3月は軍関係者に指示する様子や軍事訓練の視察など、16回以上にわたり軍関連の施設に姿を見せたのを含め、計22回の公式活動が報じられたが、4月はそれとは対照的だ。
 もちろん、北朝鮮の最高指導者が1-2カ月にわたり姿をくらますのは珍しいことではない。しかし今回、金正恩氏が姿をくらましていることについては、3月まで連日のように前面に登場し、韓国や米国に対して脅迫的な言動を続けてきたため、やや意外に受け止められている。4月に入って金正恩氏の好戦的な言動が一気に減少したのも、北朝鮮政府内での何らかの変化と関連がある可能性を指摘する見方もある。





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