シニア花井の韓国余話

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岐路に立つ韓半島、注目は太陽節か

2013年04月13日 20時01分01秒 | Weblog
韓国大手紙・朝鮮日報13年4月13日記事抜粋
米国も北朝鮮に対話を提案
現時点で北朝鮮から回答無し
 韓半島(朝鮮半島)は4月12日、文字通り岐路に立たされていた。北朝鮮は3月初めからほぼ1日1件のペースで脅迫的な言動を続けており、現在の南北関係は今の緊張がクライマックス状態に向かうのか、あるいは正常化に向けて動き出すのかという分かれ道に直面しているが、ここで韓米両国がついに動き始めた。
 まず朴槿恵(パク・クネ)大統領が4月11日、北朝鮮に対して対話を呼び掛け、12日にソウルを訪問した米国のケリー国務長官もこれに同調した。ケリー長官は「オバマ大統領はいくつかの軍事演習の取りやめを指示した。(これは南北間の)緊張を緩和させるのに大きく作用したと思う」と述べた。これは「米国は緊張緩和に向けてすでに実質的な行動を取っている」という具体的なメッセージを投げ掛ける形となった。ケリー長官は「われわれが望むのは(北朝鮮との)対話だ。6カ国であれ2カ国間であれ、未来のために実質的な話をしたい。それは非核化、そして究極的には韓半島の統一、平和で核のない韓半島の未来だ」と述べた。ケリー長官はこの日、外交部(省)の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官と会い、直後に行われた40分にわたる会見で合計11回にわたり「対話(talk)」という言葉を口にした。米国のオバマ大統領も11日、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長と会い「韓半島での対立は誰も望んでいない」とした上で「われわれはこの問題を外交的に解決するため、努力を続けていきたい」と述べた。
 朴大統領も11日に統一部(省)の柳吉在(リュ・キルジェ)長官を通じ、北朝鮮に対して対話を提案。また12日には与党セヌリ党首都圏院外党員協議会長50人以上を大統領府での昼食会に招待し、その席で「南北間の問題を解決するには相手側の考えを知らなければならないため、対話を行う必要がある」「開城工業団地の稼働中断など最近の懸案について、北朝鮮の関係者に会い、その理由について問いたださなければならない」と述べた。韓米両国政府によるこれら一連の発言は、これまでのB2、B52爆撃機を韓半島に出撃させるといった強硬対応から、「対話攻勢」へと戦略を転換したことを意味する。
 ソウルの外交筋は「中国も朴大統領からの対話の提案を歓迎しており、これを積極的に支持している」と述べた。韓国、米国、中国が一斉に北朝鮮との対話を強調しだしたのは、最近になって相次ぐ緊張の高まりが今後も続いた場合、取り返しのつかない困難な状況に突き進みかねないという判断に伴うものだ。
 この結果、世界の注目が集まる北朝鮮情勢は、朝鮮労働党の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の対応に委ねられることになった。金正恩氏が対話の提案を拒絶するか、あるいは挑発的な行動を取り止めるか、その分岐点は北朝鮮最大の記念日とされる故・金日成(キム・イルソン)主席の誕生日、15日の太陽節となりそうだ。




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