12月18日に、Seestar S50アプリのVer.1.13.0が公開され、早速アップデート。よしべやのiOS端末(iPhone7、iPhoneSE3、iPad mini6)での初動動作が可能になった。(^o^)/
これまで、アンドロイド12タブレットで1度動作させてからiPhone7を接続して、観望してきたが、これからはiPhone7だけの1台で運用できそうで嬉しい。
バージョンアップの内容は、すみやチャンネルさんの紹介が詳しい(資料8)。
私の興味があるのは、
A.これまでの10秒露出に、20秒・30秒が加わったこと。
B. 惑星モードにROI機能が加わり、×1、×2、×4での電視観望が可能になったこと。
この2つを12月21日(上弦を1日すぎた夜)にテスト観望してみた。
A.について
画像①M45すばる、右へ90°回転、②を画像処理
画像②30秒露出、32分のライブスタック、撮って出し
高度が高めのM45、録画ボタンを押すと、様々な英語メッセージが出て(水平のズレを補正するための予備撮影とプレートソルブを行っているらしい、画像③参考)、2~3分後にライブスタックが始まった。32分30秒で、ライブスタックが進まなくなり、そこで打ち切り。30秒露出の効果は出ているように思うがどうだろう。
画像③最初のライブスタック撮影に入るときに3ヶ所位置測定をして、自動でSeestarの傾きを補正してくれるようになった。下はその最初の場面
画像④NGC2359トールの兜、30秒露出、35分のライブスタック、上下トリミング済、撮って出し
2番目は、NGC2359。導入が成功しない。延々とプレートソルブを繰り返す。中断して、録画ボタンを押すとメッセージ無しでライブスタックが始まり星が流れる(画像⑤参考)。星の流れが収まると、画面の右端にトールの兜。何度かやり直しスカイアトラスの導入画面で、左(東)にトールの兜を寄せて導入して、やっとライブスタックにこぎつけたのが画像③。30秒露出の効果はあったようだが、まだまだ大変。次のバージョンアップに期待。次の天体の関係で35分でライブスタックを打ち切った。
画像⑤20秒・30秒露出での星の流れ、そのままにしておくと、収まってライブスタックが始まることもある。導入位置はズレる。(M47導入の時のもの)
そして、よく22日、30秒露出でダメなら、20秒露出でNGC2359を自動導入できないかと試す。(ミルクポット星雲は20秒露出に切り替えて導入できた)。30分ほど悪戦苦闘。ダメでした。それなら、手動調整。
画像⑥20秒露出、60分のライブスタック画像、撮ってだし。
ほぼ真ん中、これが早かった!
なお、後半30分のライブスタックに50分ほどかかっている。
ZWOさん、体壊さない程度でバグフィクス頑張って下さい。ゆっくり待ってます。私もそれまで手動で頑張ります。(^_^)
(補足)
私と同じくらいの経験の方もいるかもしれないので、どうやって導入調整したか補足しておきます。簡単かつ原始的ですが・・・スカイアトラスの導入場面とコントロール画面を見くらべて、目印になる明るい星を捜します。この場合は、兜の左下のオレンジの星。それをスカイアトラスの場面に近いように移動させます。何度かやり直ししてます。
B.惑星モード
画像⑦x4で30秒の動画をASIVideoStackでスタック50%、VGAサイズにトリミング
×l、×2、×4と、×4のデジタルズームの画像は既に出しているので(
星見娘68)、動画スタックの画像。
なお、AS!4では、小さ過ぎるのか、うまく処理できなかった。存在確認メインの私としてはO.K.なんですが・・・
参考資料
撮影情報
2023年12月21日午後9時頃 ~午後12時頃まで
2023年12月22日午後10時40分頃~午前0時半頃まで
ベランダ プチ・リモート観測所