2023年12月9日 木星
画像①10本撮りからの1枚
初心者としては満足できる木星の画像が撮れた(記録181)ということで、SharpCapPro4.1の惑星のライブスタック機能を試して見ようと調べる。SharpCapPro4.1Ver.4.1.11294.0には、該当項目がない。Ver.4.1.11433.0に上げると、『ツール』→『ライブ惑星スタッキング/強化(実験的)』から、惑星のライブスタックに入ることができた(資料9)。
画像②ライブ惑星スタッキングの様子(iPhone7で撮影)
SharpCapのWebsiteの説明では動画をスタックする程の画質はないとのことであったが、画像②(1分もライブスタックしていない)を見ると暗闇で見ていることもあり上等以上。もしかしたら、私の画像処理(画像①)負けてる?
観望会や複数で観望する時は重宝する機能だろう。ライブで画像②見れたら儲けもん。館長と飼育員さんに見せると、ドタドタなしの静かな応援になるかもしれない。(^^;
ただ、画像②の赤線枠内に木星を留めないとゴムが延びた木星になるので注意が必要。トラブル対応で疲れたので今回はここまで。
もう1つの発見は、いつもアライメント星が同じくらいずれるので、VirtuosoGTiを北から少し東へずらして設定したら、最初のアライメントでファインダーにアライメント星が入ったこと(資料8)。ずらす角度を追い込んだら、より手軽に木星観望できそう。(ディープスカイの場合は、プレートソルブがあるので余り関係ない。)
ここからは、最悪の記録。
昼間、パフォーマンスの高い自作2号機に、リモートデスクトップで、MacbookAirを接続して、木星の画像処理を行い、そのままレジュームから復帰で木星の観望に入った。不安定。撮影までにSharpCapがフリ一ズすること数回。撮影中にも数回フリーズ。1本撮影後再起動や電源OFF等を試したが、最後まで不安定であった。
怪我の功名は、パソコンを再起動したり、電源OFFしても、VirtuosoGTiは木星の追尾を続けていて、再アライメントの必要が無かった。Neptune-CⅡを再接続しGainを上げると、画面上に木星が現れたこと。トラブってもあわてずに済む。
MacbookのBootCamp上のWindowsという特殊な環境でSharpCapを運用しているので、やはり無理がある。
SharpCapがフリーズするまでに撮影を終えないといけないのでなかなか焦る。まあ、騙し騙し続けるしかない。
そして私の(覚書)
①木星を観望する時は、MacbookAirを満充電しておく。(SSDを接続すると途中で電源ケ一ブルが繋げない。)
②1度電源OFFにして、リソースを解放しておく。
③SynScanProはUSBポートの負担を下げる為、無線接続。
まあ、機材設置は簡単なので、もう少し木星観望続ける。次の覚書が出れば、良い知らせ。出ないときはなんかで躓いていると考えてほしい。(^^;
(最近、古い覚書や機材・記録を見て下さる人がいらっしゃるので緊張します。(^^;)
追加)2023年12月13日
どうもフラグ立ててしまったようで、悪天候による観測時間の変化(高度が高くなりファインダーが覗けずVirtuosoGTiでは導入困難)、体調不良等により、3日間木星の観望できず、その間にもいろいろ情報発信がされているので、ご紹介。
惑星ライブスタックキングについては
SharpSolveについては
が参考になります。
参考資料
撮影情報
2023年12月9日夕方
ベランダ観測所
Skymax127+×2バローレンズ+天頂プリズム+UV IRCutフィルター+Neptune-CⅡ
VirtuosoGTi
MacbookAir(2019)Windows10Pro on BootCamp
SSD X1 Beetle 512GB
iPhone7(VirtuosoGTiコントロ一ル用)
SharpCapPro4.1.11433.0、SynScanPro2.4.8
Raw8、露出時間10ms、Gain318、5000framesAVIファイル出力、CapArea584×488(ROI使用)
ソフト、AS!4でスタック20%、RS6でウェーブレット、SI9で惑星色ずれ補正