よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

星見娘で電視観望23(オリオン座 ランニングマン星雲、トラペジウム)

2023-10-26 05:00:00 | Seestar
オリオン座 ランニングマン星雲(NGC1977、Sh2-279部分)、M42、トラペジウム

画像①画像②を回転、トリミング

画像②LPフィルター使用、24分ライブスタックの撮って出し

M42オリオン大星雲のすぐ近く、少し北(上)にあるランニングマン星雲、朝方
なら、M42と一緒に写せるが、この時間ではかなわずということで別撮り。よく写りました。どう画像処理していいのかわからないので撮って出し。
ところで、画像①も②もランニングマンに見えるが、印象が違う。①は駆けてきてテープをきる瞬間、②はのんびりランニング中に見える、いろいろ見えて楽しい。
画像③Seestarアプリのアノテーション

ところで、少し気になったのがNGC1981。これは50個ほどの星の集まりで、『石炭車星団』又は、『上の剣(Upper Sward)』(←アステリズム)と呼ばれているらしい(資料9)。

画像④LPフィルター使用、12分ライブスタックの撮って出し
これは画像②撮影前に写したM42(+M43)オリオン大星雲、何分ライブスタックかけようかと迷いながら、今後も撮影は続くからと今夜は12分のライブスタックに止めた。
撮影後、中心部のトラペジウムも撮してみた。
画像⑤アプリ画面スクショ。

今回は名前のトラペジウム(台形)の由来になった4つの星が確認できた。後は眼視でしっかり見る!
前回(星見娘10)は、3個だったが、これは、ガリレオ・ガリレイさんの観測メモと同じとのこと(資料10)。前回3個で悔しかったが、ガリレオさんと同じ体験ができたと考えると光栄なことだと思い直した。

11月11日(10日深夜)撮影追加
こちらははっきり4個写っている
ライブスタック画面をピンチアウトで拡大してスクショ



ちなみにこの日はオリオン流星群の極大日。待っている間Seestarで観望していて疲れてしまった。電視観望終了後10分間北東の空を見て成果は2個でした。寒かった。次は頑張る。(^^;

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7)【新時代のスマート望遠鏡】Seestar S50レビュー | 天リフOriginal

8)Sh2-279 - 英語版Wikipedia

9)【天体観測】ランニングマン星雲と石炭車星団を同時撮影しました~空のお散歩さんブログ

10)トラペジウム - Wikipedia

電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の機材009(スマート天体望遠鏡 ZWO Seestar S50) 

03)電視観望の記録027(オリオン座まとめ)

04)星見娘で電視観望10(オリオン座 M42オリオン大星雲)


撮影情報
2023年10月21日午後12時頃
ベランダ プチ・リモート観測所
オリオン座 ランニングマン星雲(NGC1977)、オリオン大星雲(M42+M43)
Seestar S50+iPhone7、10秒露出24分(②)、12分間(④)のライブスタック撮影
「写真」アプリで、トリミング