こと座
A.M57リング星雲
B.α Lyrae ベガ
C.重星 ε、δ、ζ Lyrae
(1月28日午前4時頃、メダカ部屋観測所)
*こと座=ラテン語でLyra、Lyraeは属格形で、「こと座の」を意味する。Lyrと省略される。
A.M57リング星雲
画像①4分すぎのライブスタック中画面をピンチアウトで拡大してのスクショ、トリミング・画像調整あり。
とある勘違いで、夏の代表星雲のこと座M57リング星雲の観望。1週間ぐらい前から意識していたが、決して早起きしたわけでは無い。夜中のトイレに起きた際にパッチリ目が覚め、寝ぼける館長にお伺いをたてるとOKが出た。よし、頑張るぞと勇んで1分でSeestarを用意。5分後には観望開始。ホントお手軽。
さすが明るい有名惑星状星雲、導入して、露出3秒のプレビューでも写っている。そしてライブスタック。
画像②10秒露出16分のライブスタック、画像調整あり
実際はこんなに小さい。今回も見た目の大きさの違いを比較するため、一等星のベガも撮影した(画像⑤)。
画像③Seestarによるアノテーション
IC1296は銀河、ピンチアウトで画面を拡大すると、何か写っているかもしれないレベル。
画像④導入画面
B.こと座α星ベガ
画像⑤10秒露出20秒のライブスタック
今回も、明るいのでM57より大きく写っていた。
C.こと座の重星
M57の観望が終わり、どうしようと少し考え、こと座は重星が多いことを思い出す。自分のブログを簡単に読み直し、観望スタート。
Seestarは口径5cmでドーズの限界(分解能)は2.3秒(資料1 星空教科書)。
重星が2つに見えるか確認。
*重星・・・同じ方向にあって近くに見える星、さらに近くにあってお互いに重力をおよぼし合い回っているのは連星。
画像⑥こと座のイプシロン星(ε Lyrae)、ダブルダブルスター導入画面
画像⑦10秒露出1分間のライブスタック
離角が大きいこともあり、簡単に分離。2つの連星の重星で、ダブルダブルスターだが、10重星とも言われているので、該当部分をトリミングして、明るく調整すると
(追記2024/2/18)
このブログを書いて、数日たってWikipediaを読み直すと、改められていて、10重星の内容はスコッと無くなっていた。(^^;前は引用論文もあったのに・・・世の中進歩しているってことですね。
画像⑧
7つ程恒星が確認できた。(10重星のメンバーかどうかはわからない。)
画像⑨こと座のデルタ星(δ Lyrae)導入画面
画像⑩10秒露出1分間のライブスタック
色の対比がいいですね。かなり離れている。
画像⑪こと座のゼータ星(ζ Lyrae)導入画面
画像⑫ライブスタック画面のスクショ
雲が出たためか、ライブスタックできず、折角なのでスクショで対応。前回FMA135では分離できなかったが、今回は分離はできている。
(とある勘違い)
とあるSiteで、Seestarの画像縛りで36の銀河・星雲を登録しようという企画があり、眺めると32個は観望の記憶がある。やってみるかと。Seestarで観望した記憶がないM57を観望した次第。
精査したら、25個でした。残りの7つはFMA135などで観望。(^^;残念。まあ、いい経験できたので良しとしよう。
Site主さんとメール等で連絡を取り合ったところ、まだ正式公開されていないとのこと。(^^;
正式公開されたら、リンク貼ります。
参考資料等
JUNPYさんの銀河星雲マニアのためのサイト
StellarScenesさんの『星座』へのリンク
電視観望の記録等関連Blog
電視観望の記録079(こと座まとめ) - よしべや自然博物館
こと座Lyra画像①CSレンズによる「こと座」撮影。こと座の電視観望を通じて、沢山の経験をさせてもらえた。メダカ部屋では、近くの街灯で1等星しか視認しにくい状況。アライ...
goo blog
よしべ~の業務報告
太陽・月(月齢19)
定例9時半頃の太陽
ピンチアウトで拡大して、昨日見落とした黒点付近。 観測後、Seestarアプリをチェックすると、Ver.1.14がリリースされていたので、アップデートして、新搭載の4倍モードで黒点。 微妙。
そして夕方、彗星3(没2)、星雲2。
月の出を待つ間に、新機能Deep Sky Stackの練習(なんとスマホから本体に保存されたFITSファイルをスタックさせ、簡単な画像処理ができるようになった)。M51子持ち銀河の処理。
消費電力ふえた?
そして月の出、どうにか間に合った。
以上です。