よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

星見娘で電視観望57(おおいぬ座 トールの兜+ウォルフ・ライエ星)

2023-12-08 05:00:00 | Seestar
おおいぬ座 NGC2359/Sh2-298(Thor’s Hermet(トールの兜)、あひる星雲)、中心星HD56925(WR7)

画像① ②とトリミング、画像処理有

NGC2359は、おおいぬ座の散光星雲。中心星HD56925は青色巨星のウォルフ・ライエ星でWR7のコードも持つ。太陽の25倍以上の質量を持つ星は、ウォルフ・ライエ星の段階を経て超新星爆発に至るらしい。その為かWikipediaのウォルフ・ライエ星の解説は、非常に詳しく、よしべや観測員の理解を越えていた。(^^;『いつものことじやない。』と館長。

電視観望始めた頃から、『トールの兜』のクールな名前に惹かれ、見たかった天体。銀河星雲マニアからたどったSeestarの投稿画像を見て私もSeestarを向けてみました。曇り気味の天気でライブスタックは39分50秒から進まず充分でないけど見れて満足。

初見は『でんでんむし?』『どこが兜?』画像①を少し左に傾けると、スターウォーズのストームトル一パーのヘルメットに見えてきて、『兜、兜』と1人喜ぶ観測員。(^^;

スカイサファリだと第1にDuck Nebulaの名前『あひる?』これは、私の画像からはわからない。ただ上級者の方々の写真は、赤色も写り印象も違うのかもしれない。

天体観望Z世代としては、甲児でなくトールでも、兜は気になる存在。

画像②元画像、LPフィルター使用、約40分のライブスタック

画像③ライブスタック途中でのSeestarのアノテーション。ズームしている。WR7は円の中心付近の大きな星

画像④スカイアトラスの導入画面(観望終了後の再現)

画像⑤スカイサファリによる観望位置(Duck Nebulaで表示)


参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7)【新時代のスマート望遠鏡】Seestar S50レビュー | 天リフOriginal

8)おおいぬ座 - Wikipedia

9)NGC 2359 - Wikipedia

10)ウォルフ・ライエ星 - Wikipedia

11)トール (北欧神話の主神)- Wikipedia

12)ストームトルーパー (スター・ウォーズ) - Wikipedia

電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の記録031(おおいぬ座 相互作用銀河 NGC2207&IC2163)

撮影情報

2023年12月6日午後11時頃
ベランダ プチ・リモート観測所
おおいぬ座  NGC2359(あひる星雲、トールの兜)、WR7(ウォルフライエ星)
Seestar S50+iPhone7、約40分間のライブスタック撮影
「写真」アプリで、各調整
「AIで写真高画質」でほんのり高画質化(画像①)