よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

星見娘で電視観望4167(カシオペヤ座 NGC281 パックマン星雲)

2024-09-24 01:00:00 | SeestarSelects
カシオペヤ座 NGC281 パックマン星雲
(サムネは、Chris GrayさんのYoutubeを参考というより真似して、SiriL+StarNetで再処理した画像)

画像イ、9/8、LPフィルター使用、10秒露出60分のライブスタック
朝から、快晴が夜まで続き、太陽・月の観望を終え、DSO(=太陽系外天体)の3つめの観望天体(前2つは没)。余裕ができたら観望しようと思っていた天体ですが、YouTubeで、NGC281を題材にしたSiriL+StarNetの画像処理Tutorial動画を見つけたので、優先度を上げ60分のライブスタック。空が良いと良く写りました。

閑話休題

NGC281は、距離約7800光年のHⅡ領域(水素の放つ光の領域)。
昨年のSeestarによる観望記録では
パックマンの愛称で知られるNGC281は天の川銀河のHⅡ領域、渦巻の1つペルセウス腕にあるという。そこには、M1(かに星雲)、M36、M37、M38、M52、M103などのメシエ天体が属しているという。すべて観望済の天体。メダカ部屋から空を眺め、それらの位置を繋いで、ペルセウス腕を想像して見る。結構楽しい。
なお、私たちの太陽系はオリオン腕の中にあり、オリオン腕は、ペルセウス腕の小さな枝と考えられているらしい。まったくの辺境ですな。知識として知っていたが、観望を通して考えると実感するものだ。
と記している。今では考えられない12分のライブスタックであるが、喜んでますね、余程写ったのが嬉しかったのか。1年前のことは忘れた(^^;
画像ロ、アノテーション

画像ハ、導入画面
画像ニ、SkySafariによる観望位置



よし!やるぞ!
Seestar等倍太陽(70倍)

2倍(140倍?)

4倍(280倍?)

夕方

うそでしょ(^^;
どうなるんでしょう・・・

雨になりました(^^;





星見娘で電視観望4131(さそり座 NGC6357ロブスター星雲)

2024-08-04 01:00:00 | SeestarSelects
さそり座 NGC6357散光星雲(HⅡ領域)
(Sh2-11、彼岸花星雲、ロブスター星雲、 War and Peace Nebula)
画像イ、7月29日35分のライブスタック(LPフィルター使用)

久しぶりにまともな夜空。大星夜とはいかないが綺麗に星座・天の川が見えていた。翌朝、館長に何に見えるか尋ねるとしきりに首を傾げ答なし(^^;よしべ~はどうにかロブスター。沢山の名前があるということは決定版がないということかな。
閑話休題
SeestarのアノテーションはNGC6357ということで、昨年の観望記録から
NGC6357も、人気の星雲らしく沢山の呼び名を持つ。日本語サイトの検索で多くヒットしたのは「彼岸花星雲」。Wikipediaの引用元は浅田さんの本だった。
War and Peace nebula(戦争と平和星雲)の理由は、西部が鳩で東部が骸骨に見えるためとの説明あり。
英語圏の天文ファンから、「マドカミ星雲」への改名が請願され却下されたとの記述あり。「魔法少女まどかマギカ」由来とのことで少し驚く。日本のアニメすごいのね。このアニメは見た事ないけど。
また、NGC6357はピスミス24散開星団を含んでいて、星形成領域ということでHST(ハッブル宇宙望遠鏡)などでもさかんに観測されているようだ。
まあ、英語版Wikipediaの要約です(^^;
画像ロ、ライブ画面拡大スクショ(アノテーション)

画像ハ、導入画面

実は、前日も凄い悪環境で観望してました。ぼやっとした感じかな。
画像ニ、参考7月28日霞越しの35分ライブスタック


よしべ~の業務日誌
2024/08/03
Seestarで薄曇り越しの太陽
1分Raw動画からのスタック

そして久しぶりのミナミヌマエビ









星見娘で電視観望4073(さそり座 猫の足星雲/Cat’s Paw Nebula)

2024-05-12 21:00:00 | SeestarSelects
さそり座 
猫の足星雲・猫の手星雲・出目金星雲/Cat’s Paw Nebula(直訳:猫の肉球星雲)
NGC6334+Gum61~64+RCW127/Sh2-8
天文ファンの通称:猫の足星雲・出目金星雲/NGC6334
画像イ、LPフィルター使用、60分のライブスタック、写真アプリで調整
複合天体で、資料によって様々な内容があるので、天文ファンの1人として、猫の足星雲・NGC6334として暫く通します。(^^;ガム(Gum)星雲含むと話長くなるので・・・
画像ロ、アノテーション

画像ハ、SkySafariではNGC6334は散開星団と記載されている。

画像ニ、そして、Cat’s Paw Nebaraの表示

画像ホ、導入位置

画像ヘ、SkySafariによる観望位置

3月から観望を狙ってました。なぜかというと

画像ト、よしべ~のSeestarマニア夏の銀河・星雲アルバム

Seestarマニア、銀河星雲アルバム夏最後の天体(空白部分)。これを撮れば、夏だけでなく、全部コンプリート。
しかし、この約3ヶ月
雲に負け、
月に負け、
眠気に負け、
過去2回は、ライブスタックも10分未満で雲。
ライブスタック3回目で、やっとまともに観望できました。(^^;
取りあえず終わった。\(^o^)/

撮影情報
2024年5月10日午前1時半頃
ベランダ プチ・リモート観測所
さそり座 NGC6334/Sh2-8 猫の足星雲
10秒露出60分のライブスタック
写真アプリで画像調整・トリミング等

電視観望の記録087(さそり座 NGC6334猫の足星雲) - よしべや自然博物館

さそり座NGC6334(Sh2-8、猫の足星雲、出目金星雲)画像①QBPフィルターⅢ使用、2400×1400切り出しNGC6334は、出目金星雲や猫の足星雲などの愛称を持つ。私としては、肉球だ...

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星見娘で電視観望4027(休観日、Deep Sky Stackやってみた)

2024-02-04 01:00:00 | SeestarSelects
先週は悪天候が続き観測お休みの休観日が4日。いつもなら時間をもてあますが、SeestarアプリのiOS版Ver.1.14.0がリリース、Deep Sky Stackという機能が新たに搭載され、本体に保存されたFitsファイルをスタック(重ねること)して、その画像を調整することができるようになった。それを試してみた。

*Fitsファイル形式:天体画像・写真の標準ファイル形式、可能な限りすべての撮影情報が記録される。ファイルサイズは大きい。
*スタック:天体の光は淡いので、撮影した画像を寸分の違いもなく重ね合わせ、長時間露出と同じ効果がえられるようにする。この行為をスタックするという。アマチュアでもスタックにより総露出時間50時間とかもできるようになってきている。私には到底できない。(^^;

なお、はじめ自分で適当に試して、その後Youtubeのすみやチャンネルさんの動画を参考にした(すみやさんは、Android系)。

画像①おおいぬ座雷神の兜
(回転・トリミング・写真アプリの調整あり)

画像②LPフィルター使用、30秒露出120枚のFitsファイルをスタック、画像調整
兜の下側の赤い部分を写したくて、30秒露出で挑んだが、この日は星雲部分の写りがはじめから悪かった。いろいろ弄ってみたがダメでした。(^^;
スタックすると経緯台の視野回転の影響が出ている。う~んと思ったが、星が綺麗に写っていると教えられ、これはこれで良し。記念に残しておくことにした。

画像③オリオン大星雲(画像④をトリミング・さらに調整)
画像④LPフィルター使用、10秒露出16枚のFitsファイルをスタック、画像調整あり

みんな大好きオリオン大星雲。見るのも、撮るのも、スタックするのも初めはこれ。普段は容量節約で、撮影途中のFitsファイルは、保存していない。たまたまあったFitsファイルをスタックしてみた。初めてのスタック。
16枚=2分40秒でも視野回転の影響が出ている。しかし、画像調整すると、赤が鮮明に出る。ちょっと感動。星の色も出ている。


ここからは、水増しスタック。意味あるかというかはわからない。
私、ライブスタックに入ると、約15分で保存、継続撮影。約25分で保存、継続撮影。約35分で保存終了。としている。順調に観望すると1つの天体で、3つのFitsファイルが、生成される。(観望時間35分といっても、60分ぐらいはかかる。普段は10秒露出等の個別Fitsファイルは保存してない。あっても活用できないから(^^;)

次は、15分、25分、35分に加え、44分のFitsファイルのスタック。対象はおおぐま座のM81ボーデの銀河(既に普通のものは、blogに上げている)。この4つのファイルをスタックしてみた。

画像⑤15+25+35+44=119分?

長所は視野回転が出ていない。少し銀河の画質向上(微妙)。短所は星が平面的。(素人初心者の個人的な感想です)。44分保存とあまり変わらないかも、でも再度Fitsファイルで画像調整できるのは利点かも。自分が持ってるM81の画像としては1番のように思う。

最後にDeep Sky Stackの手順
(長いです。閲覧にご注意下さい。)
m(_ _)m

ア.Seestarアプリを立ち上げ本体と接続したら、Deep Sky Stackをタッフ°

イ.Add Imageをタップして、ファイル選択に移る。

ウ.今回はM51子持ち銀河の10秒露出ファイル

エ.10秒露出の個別ファイルは〇〇-subにある。ここから133枚をAllで選択。OKでスタック画面ヘ、そしてスタックを開始。

オ.スタック成功画面 Go to Checkをタップして次へ

カ.右上のEDITをタップして、画像調整に入る。

キ.4つの項目、Brightness、Contrast、Saturation、Denoiseを調整する。

ク.ピンチアウトで対象を拡大表示できる。

ケ.完成。完了をタップして、保存する。(Line等へ転送も可能?)

コ.ここからは『写真』アプリなどで調整へとまわす

サ.最後にスタックに使ったファイルを登録から削除しておく。(ファイルは削除されない。ファイルそのものを削除するのは、画像ア.で、My Album等から。はじめはファイルが削除されたらどうしようとドキドキした。)後でもよいが、これをしないと他の天体のスタックができない。
*Deep Sky Stack に入ると、その時、スタックしたファイル以外は削除できない?
ゴミ箱タップで
翻訳にかけると

わかりにくい。『あなたが英語さらに日本語も苦手なだけでしょう。文句だめよ。』・・・空耳が・・・

ファイルが削除される場合はDeleteが表示される。
My Album等から、ファイルを削除するとき、


等の表示が出る。ただ、約2週間に1回のupdateで大きく変わるので充分に気をつける必要がある。


参考資料等

  JUNPYさんの銀河星雲マニアのためのポータルサイト

 StellarScenesさんの『星座』へのリンク

04)

05)
06)Deep Deep Stackのレビー、選択ファイルの解除がわかりやすい










星見娘で電視観望4024(オリオン座 モンキー星雲 by Deep Sky Stack)

2024-02-01 01:00:00 | SeestarSelects
オリオン座 NGC2175モンキー(フェイス)星雲
画像①トリミング・画像調整あり

画像②Fitsファイルをスタック・調整あり

補足、Seestar本体に保存した5分(1/16)、15分・23分(1/27)3枚のスタックされたFitsファイルをSeestarアプリVer1.14で新搭載されたDeep Sky Stackで、さらにスタック処理・画像処理。iPadに保存後、さらに写真アプリで調整。

オリオン座のはずれ、ふたご座に近いところに浮かぶ、モンキー星雲。これ迄に何度かblogにも上げている。電視観望始めた頃は、見たい天体No1だったが、稚拙な記録024で満足してしまい、これ迄まともに撮ってなかった。冬だ、やるぞ!と勇んで観望。22分過ぎに雲が出てきてライブスタック進まず、終了。(^^;

22分(Seestarアプリでは切り上げされ23分と表示される)の画像をblogにあげるつもりだったが、ものはためしとDeep Sky Stackかけると、驚きの43分画像となった。(良いのか悪いのかは、初心者のため判断つかず。)

画像③Astapによるアノテーション

Seestarによるアノテーション取り忘れたので、Jpeg画像をAstapでアノテーション。

(とあるSiteについて)
先日の「とあるSite」ですが、Site主さんがXにツィートしたものがありました。私、書き込みテスターやってます。(^_^)
私のことについても、本人の2つ目のリツィートに簡単に記載されてます。

参考資料等
 
  JUNPYさん企画の銀河星雲マニアのためのサイト
 
 StellarScenesさんの『星座』へのリンク
 
電視観望の記録等関連Blog