よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の覚書023(夏至付近の満月の南中高度が一年の内で最低だった件)

2024-06-21 01:00:00 | 覚書・機材
Xで流れてきたツィート2件
その内容
1、6月21日は夏至。6月22日の満月は南中時で今年最低高度。風景を入れて満月を撮るチャンス。
2、1の内容+その理由(満月のとき、月は太陽と180°反対に位置するから)

言われて見ればその通りですが、これまで考えたことなかった。(^^;
夏至辺りの太陽・地球・月の配置

観測者視点で

夏至の日の太陽の南中高度
=90°-緯度+23.4
*23.4°は地軸の傾き

夏至付近の満月の南中高度のめあす
≒90°-緯度一23.4
(実際はこれに18年周期の若干±が入る)


☆簡単な用語の説明(正確ではありませんが;^^)
南中・・・天体が真南にくること。
高度・・・空にある物体の高さ、天体については角度で図る。
南中高度・・・天体が南中したときの高度。一日の内で一番高い。
夏至・・・太陽の南中高度が1番高くなる日。天文学的には南中した瞬間を夏至、その日は夏至日という。
 又、この日の太陽は、一年の内で一番北寄りで日の出、日の入をし、昼の時間は一番長くなる。

*アバウトに用語・内容を記述していますのでご注意下さい。
例、23.4°=公転面に対して垂直な軸から図った地軸の傾き

参考ツィート
1)加藤さんのツィート
2)村木さんのツィート
勉強にはなったが、今日も悪天候。
土曜日からの一週間

う~ん。(^^;
笑うしかないな。

ツィート情報追加
3)天文学者Avellさんのツィート

5)国立天文台の夏至・冬至の高度の違い(太陽観測用望遠鏡で)












電視観望の覚書022(Mak127+ASI585MC プレートソルビング)

2024-06-09 00:59:00 | 覚書・機材

I、はくちょう座 C15/NGC6826まばたき星雲 by SKYMAX127+ASI585MC
 (直焦点、焦点距離1400mm)
Ⅱ、SKYMAX127+ASI585MC+ASIAIRでのプレートソルビングテスト
(以下、SKYMAX127をMak127と記す)

Mak127でのDSO観望は、レデューサーを使ってのものがネット上で多く発信されている。最近レデューサーを使わない素のMak127でDSO観望がでてきたので、リング星雲の中心星みたい一心で私も同歩(^^;
3日間の悪戦苦闘の記録(Ⅱ)。まともにライブスタックできたのはまばたき星雲のみ。(^^;まあ、それでも1つ撮れただけ良かった。達成感あるし。

結果)
(1)焦点距離1500mm表示で販売されているMak127は、マクストフカセグレン式の特殊性で1400mm、1577mm(ヘリコイドで延長)で合焦させることができた。(ネット情報を加えると延長筒を使用して1400~1900mmで合焦させることができるらしい。)
(2)焦点距離1400mm画角0.46°×0.26°でASIAIRのプレートソルブに成功*。自動導入が可能になった。(これって惑星自動導入できるということ。実際やっている人がいる。欲張らなければ惑星観望が楽になる~)

*ASIAIRのカタログでは0.2°~33°でプレートソルブが可能とのこと。

I、まばたき星雲
画像イ、CBPフィルター使用、30秒露出10枚のライブスタック、

(トリミング、きつめの画像調整あり、スマホ用ペルチェファン冷却あり)
まばたき星雲ははくちょう座の惑星状星雲。HST(ハッブル宇宙望遠鏡)の画像は魅惑の瞳だが、私、未熟者の画像は・・・;^^)まあ、これは第1歩(と思いたい)。
FMA135に勝ってるかどうかはビミョー(記録070)。
画像ロ、ライブ画面+焦点距離表示


Ⅱ、プレートソルビング テスト
(1日目)
ネットで色々調べると、皆さん延長筒を付けているので、私もSVBONYのヘリコイドつけて気持ちだけ延長して望む。曇り空。こと座のベガがどうにか目視できる。兎に角ピント合わせねばと必死。ベガでピント合わせと考えたが、導入できず、色々やってライブ画面を見ると、うす~いドーナッツ発見、ドーナッツをどうにか星に見えるまでに合わせることができた。プレートソルブはこと座のβ星シェリアクで1回だけ成功。この結果ASIAIRの焦点距離表示が1577mmに書き換えられたと思われる。
(2日目)
曇り空。成果なし。赤道儀化AZ-GTi+ASIAIRでベガの自動導入を試みるが永遠と100秒プレートソルブが続く。他も同じ。
(3日目)
はじめ大星夜のち曇り。ヘリコイドを外し、ガイド鏡をレッドドットファインダーに変えて望む。色々なことを試す。途中何かわからないが少し明るい星が入ったのでバーティノフマスクで気持だけピントをつめる。
ふとASIAIRの焦点距離表示を見ると1577mmのまま???ヘリコイドはずしたよ~
手動で1500mmに書き換える。導入画面に戻りGOTOすると、これまでの100秒プレートソルブの失敗が嘘のように10秒たらずでプレートソルブに成功。\(^o^)//そして、あっさり自動導入OK
なお、後でASIAIRの焦点距離表示見ると1400mmとなっていた(画像ロ)。

ここから急いでレッドドットファインダーをガイド鏡に変えるが、時既に遅し;^^)
リング星雲もガイド星も窓枠を越え観測範囲外へ。(^^;もう1日頑張るか~ハァ~
それならM56球状星団


雲でライブスタック3枚で終了。
あと色々試したが、雲が出てきて成功したのははじめのまばたき星雲のみ;^^)また次頑張る。(^^;
取りあえず1歩前進できた。

テスト日6月5~7日
場所メダカベヤ観測所
機材
主鏡 SKYMAK127+ASI585MC+CBPフィルター
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRカットフィルター
架台 赤道儀化AZ-GTi
制御 ASIAIR plus32G+iPad mini6
他 レッドドットファインダー、SV161ダブルヘリカルフォーカサー、ウェイト1.8kg(KASAI)+ASIAIR

ブログ作成後、参考にさせていただいたブログを調べていたら、他にもたくさん出てきたので、付け加えて紹介させていただきます。先輩方有り難うございます。
参考資料
01)元天文少年の星撮りブログ  Mak127をDSO観望に活用しているブログ。
02)Skywatcher MAK127の焦点距離は1,500㎜ではなく、1,800㎜はありそう。  ブログ書き終えて偶然発見。これ知ってたら、3日も苦労しなかったかも。
03)土星、木星を撮影する時、気になる二つの事。 微振動と惑星のPlate solvingによる導入。 こちらの記事を参考にMak127でプレートソルブしようと考えた。
04)MAK127で撮った M51: 子持ち銀河 - 活き活きPC&園芸三昧  こちらは焦点距離1900mmでのMak127の活用例
05)撮影時の焦点距離を測定してみました。  ASIAIR使用で焦点距離がはっきりしない時は「0」を入力することの記載あり。1つ賢くなった。




















電視観望の機材022(EVOGUIDE 5OEDⅡ)

2024-05-25 00:59:00 | 覚書・機材

(Ceres-Cを装着して、VirtuosoGTiに搭載)
SkyWatcher社製
EVOGUIDE 50EDⅡ
口径50mm、焦点距離242mm
EDレンズ(S-FPL53)搭載のガイド鏡
CMOSカメラ用の安価な専用フラットナ一(バックフォーカス17.5mm)もあり、装着するとフラットフィールド28mmのCMOSカメラ用アストログラフとしても活用できる。との販売店の説明。

アクロマートの一段上の口径5cmとしては最安値。(アポクロマートの記載はなし)

ということで勉強・勉強
先づは基本情報をFMA135との比較で、

*フラットナーは大変安価で、約1諭吉さん。使用時は焦点距離が若干延びる模様(英語版説明書)。
*天頂プリズム等は、光路長の関係か使用不可と英語版の説明書に明記されている。が、しかし工夫して運用している人がいる。
**このブログを書き終わって、50EDⅡのヘリコイドの固定ネジのようなものを発見。きちんとわかったら、またここに記載。

そしてネットでお勉強
01)Youtube「なごにい」さん、下記以外にもたくさんの観望事例あり。


  天項プリズムを工作して、眼視での月の観望事例紹介あり。
  私、不器用で改造できませんが、フラットナー活用の雰囲気はよくわかりました。

  輸入・販売元のフラットナー使用時のフィルター装着説明

  ベテランの方の運用事例。大変参考に成りました。

  EVOGUIDEでの電視観望ブームを起こした日本の電視観望の伝道者SAMさんの該当ブログ


ネットの先輩方、貴重な情報発信本当にありがとうございます。m(_ _)m


追加情報(2024-06-17)













よしべ~の物欲日記一その結末

2024-05-24 00:59:00 | 覚書・機材
よしべ~の物欲日記一その結末

前回
6割引き1.5諭吉さんの話題の製品
自動導入経緯台トラバース
ほしいけど
『AZ-GTi3諭吉、AZ-GTi3諭吉・・・』
『SA-GTi欲しい、SA-GTi欲しい・・・』
と呪文を唱えて、我慢しました。偉い!

しかし、AMAZON見ていて、
『え~いつもの1割2分引き』
『ポチ』
押してしまった;^^)
その2日後の朝


EVOGUIDE5OEDⅡ+専用フラットナ一を買ってしまった;^^)
(一応館長了解済)
物欲に負けたよしべ~でした。(^^;




電視観望の覚書021(SiriL② 簡単アノテーション)

2024-05-21 00:59:00 | 覚書・機材
天体画像の銀河・星雲に名前などの情報を付け加えるアノテーション。
これには天体位置情報などのデータベースとプレートソルブを成功させることが必要。
SiriLでもプレートソルブ機能が実装されており、様々な天体データベースの活用も可能で、その方法もSiriLのWebsiteで説明されている。

が、前回紹介した画像処理の手順(覚書021(SiriL① 逆畳み込み) )を実行すると、自動的にアノテーションが可能となる。ポイントは、

『③フォトメトリック色補正

これを実行する段階で、プレートソルブが自動的に実行される。処理が成功すると、その後アノテーションボタンとα,δ グリッド表示のボタンが使用可能になる。

以下その手順
1)FitsファイルをSiriLに読み込んで、かぶり処理、逆畳み込みを実行、下の方に機能ボタンがある。


この段階でFitsファイルに、プレートソルブ情報が無いと、アノテーション・α,δグリッド表示ボタンが、グレーアウトしていて、使用できない。

2)フォトメトリック色補正のポップアップウインドーに①観測天体を入力して、②Find
ボタンを押す

3)見つかると表示される。

4)OKを押す

この間、consoleに、実行状況が表示されている。


5)フォトメトリック色補正が完了すると、ボタンが有効になる。

6)ボタンを押すと

なお、ボタンはトグルスイッチになっている。

注意
1)もちろん、単独でのプレートソルブも可能。とマニュアルには記載されており、その手順も紹介されています。詳しくは、下のリンクから

2)Macbook Air2019(intel)で実行した結果です。Windowsでもその内試してみたいと思います。たぶん同じだと・・・最近Windows使ってないので(^^;

3)初心者の経験の覚書です。間違ったところもあるかもしれませんのでご注意下さい。