よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
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天文初心者の悪戦苦闘の記録。

星見娘で電視観望54(つる座のカルテット NGC7582、他)

2023-12-03 05:00:00 | SeestarEtc
つる座  NGC7582、7599、7590、7552(つる座のカルテット、銀河)
画像① ②のトリミング、画像調整有

NGC7582、NGC7590、NGC7599はつる座のトリオ、少し離れたNGC7532を加えて、つる座のカルテットと呼ばれている銀河たち。通常はつる座のカルテットと呼ばれることが多いようだ。NGC7582は渦巻銀河(資料11)で、セイファート銀河。HSTによる観測も行われていて学術的にも重要な銀河らしい。他の3つは棒渦巻銀河等に見える(資料10)が、私が理解できる資料を見つけられなかった。

*HST・・・ハッブル宇宙望遠鏡

日本では高度が低く難関の天体らしい(資料9はハワイ。資料10は南米チリ、日本からのリモート撮影?)。南半球では高度が高く有名天体とのこと。まあ私はいつもの存在確認レベルだから・・・特に気にしない。(^^;

観望は偶然。Seestarでちょうこくしつ座の銀河観望中にiPad上のスカイサファリで、他に見る天体ないかとピンチアウトしながら探していて見つけた。3つにしようか4つにしようか少し迷って、小さいし、4つにしておくかで決定。この時点では何の知識もなし。(^^;銀河のカルテット珍しいらしい。相変らずこんなとこだけ運が良い(う~ん?フラグ立った?)。

画像②15分間のライブスタック

画像③Seestarアプリのアノテーション

画像④スカイサファリによる観望位置

資料10には、アノテーションで凄い数の銀河が表示されていたので、私もAstapでJpegファイルにアノテーションかけてみたが、③と同じ結果であった。ちょっと残念。

画像⑤Astapによるアノテーション



参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7)【新時代のスマート望遠鏡】Seestar S50レビュー | 天リフOriginal

8)つる座 - Wikipedia

9)NGC7582, NGC7590, NGC7599 つる座のカルテット~沖田さんのWebsite

10)つる座のカルテット - 天文はかせ幕下さんのWebsite

11)NGC 7582渦巻銀河 - 英語版Wikipedia 

電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の機材009(スマート天体望遠鏡 ZWO Seestar S50) 

撮影情報
2023年11月12日午後8時半頃
ベランダ プチ・リモート観測所
つる座 NGC7582、NGC7590、NGC7599、NGC7552(つる座 カルテット、Grus Quartet)
Seestar S50+iPhone7、10秒露出15分のライブスタック撮影
「写真」アプリで、画像調整、トリミング等