よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

星見娘で電視観望53(くじら座 C51矮小不規則銀河)

2023-12-02 05:00:00 | SeestarC天体
くじら座 C51/IC1613矮小不規則銀河
画像①③のトリミング、若干の画像調整

ICl613は、天の川銀河と同じ局所銀河群に属する銀河。距離約250万光年。地球に高速に近づいているらしい。ふと、近づくなら青方偏移?と思ってWikipediaのデータみたら、赤方偏移-238km/sとマイナス使って書いてありました。(^^;新幹線の3000倍以上のスピードで地球に近づいているんですね。

*赤方偏移・・・遠ざかる天体のスペクトルはドップラー効果で、赤色の方へズレる。これを赤方偏移(Redshift)という。逆に近づく場合は、青色の方へズレる。

Dwarf galaxy(矮小銀河)の観望は3回目。1回目のちょうこくしつ座の時は全く写らず(星見娘27)。2回目はろ座でこれも写らず。3回目も期待はしていなかったが、カルドウェルのC51の名も持っということで、もしかしての気持ちで観望に臨んだ。写りだした画面を見て、涙~は出なかったけど、ちょっと感動した。

画像②Seestarアプリのアノテーション

画像③35分のライブスタック

画像④スカイアトラスの導入画面(Siwaは小惑星。③のどこかに写っているはずだが、どれかはわからなかった。)

画像⑤スカイサファリによる観望位置


参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7)【新時代のスマート望遠鏡】Seestar S50レビュー | 天リフOriginal

8)くじら座 - Wikipedia

9)IC 1613 - Wikipedia

10)シワ (小惑星) - Wikipedia

電視観望の記録等関連Blog

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07)星見娘で電視観望27(ちょうこくしつ座 C72/NGC55銀河+1) 

撮影情報
2023年11月14日午後8時半頃
ベランダ プチ・リモート観測所
くじら座  C51/IC1613 矮小不規則銀河(an irregular dwarf galaxy in Cetus)
Seestar S50+iPhone7、10秒露出35分間のライブスタック撮影
「写真」アプリで、調整、トリミング等