よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

星見娘でメシエ天体01(M1 ~M12)

2024-07-31 01:00:00 | SeestarM天体
Seestar S50によるメシエ天体の観望
1、M1(かに星雲)~M12(球状星団)まで

(右下は星座略号)
Seestarでのメシエ天体観望も残り2(M37、M38)となったので、新シリーズ開始。約10回で完了したいと思ってます。1週間に1度ぐらいは出したい(^^;

*メシエ天体・M天体~フランスの天文学者シャルル・メシエが作成した主に星雲・星団・銀河のカタログ。M1~M110の110個がある(M104~M110は、メシエの観望記録を基に後世の天文学者により追加された)。

*行方不明のM天体~思い違いや記録違い等により、メシエの示した位置に見つからない天体。M40、M47、M48、M91、M102。後の天文学者の努力により、M40、M47、M48、M91は同定され共通理解が得られている。M102はNGC5866が有力であるが、まだ議論が続いている。SimbadはM102=NGC5866。よしべやでもM102=NGC5866として扱う。

*Seestar S50・・・ZWO社が2023年8月に発売したスマート天体望遠鏡


よしべや関係ブログ




星見娘で電視観望4126(みずがめ座 M2球状星団)

2024-07-30 01:00:00 | SeestarM天体
みずがめ座 M2/NGC7089/Mel235 球状星団

画像イ、7月28日15分のライブスタック

M2について、Wikipediaによると
M2 (NGC 7089) は、みずがめ座にある球状星団。距離37500光年、直径は約175光年。およそ15万個の星からなる。(中略)星団の年齢はおよそ130億歳と推定されている。
立派な球状星団。昨年10月17日にも観望していて6分のライブスタックをかけている(画像ニ)が、それ以来再観望の機会なく今日になってしまった。(^^;
画像ロ、アノテーション

画像ハ、導入画面


画像ニ、2023年10月17日
6分のライブスタック
FitsファイルをFitsViewで調整
画像ホ、iステラHDによる観望位置




星見娘で電視観望4125(ペルセウス座 M34 Spiral Cluster)

2024-07-29 01:00:00 | SeestarM天体
ペルセウス座 M34/NGC1039/Mel17 Spiral Cluster
画像イ、7月27日深夜15分のライブスタック
M34は距離約1400光年の散開星団。見かけの等級5.2、視直径35分と月より少し小さい。

画像ロ、ライブ画面(アノテーション)
昨年観望したはずなのだが、画像見つからず(^^;この日も探して探して・・・探し疲れました。もう1回撮ったほうが早いのではと再観望。画像ロの右下に直前に撮った朧月。薄曇りの空、少し西に月が見えますが、かまわずライブスタックやってみました(^^;
ちなみに月は、
画像ハ、朧月

なお、Seestarアプリは、メシエ天体の解説文(画像ニ)がついていて、最近はこれを見るのが楽しい。主にニックネーム。M34についてはSpiral Clusterとある。直訳すると渦巻星団。一般的なのかどうかわからないが、確かに渦巻銀河に似た渦巻の雰囲気あるなと思った次第。
画像ニ、SeestarアプリのM34の解説文

画像ホ、導入画面
画像ニ、iステラHDによる観望位置


観望後、月を見ると雲の濃い部分を抜け出していたので再度月。もう28日になっているので、下弦の月と言えるでしょう(当地の下弦時刻は28日午前11時51分頃)。
画像ホ、1枚撮り
画像ハに比べて少し欠けて半月に近付いているような気がするのだが・・・

追加)60秒Raw動画からのスタック



電視観望の記録2024年 (いて座 まとめ)

2024-07-27 22:00:00 | 星座等まとめ
2024年 いて座 観望のまとめ
A、Seestarによる観望

B、その他の機材による観望(架台は赤道儀化AZ-GTi)

(2024/08/10 C57を追加)
C、観望位置(2023年のまとめより)


D、感想など
Seestarのお手軽さに助けられた。今年の天気だと、なかったらメシエ天体のコンプリートは無理だったと思う。他に
(良かったこと)
・M8を広域で観望する楽しさをGooblogの先輩方の発信で学び自分も観望できたこと。
・B303(Chinese Dragon Nebula)、M54(銀河系の外の球状星団)、M22(立派な球状星団)を知れたこと。
・M55(海外ではSummer Rose Flowerと呼ばれている)を知ったこと。観望して確かに花に見えると確認できたこと。
(心残りなこと)
・B303が、130PDS+ASI715MCで観望できてない。

参考資料等
02) SeestarマニアJUNPYさんのサイト
03)Constellation~StellarScenesさん『星座』へのリンク

電視観望の記録等関連Blog




電視観望の覚書024(2024/07 月の観望)

2024-07-27 01:00:00 | 覚書・機材

天体観望歴1年8ヶ月の未熟者のパワーアップ月間として、7月は月の観望に取り組みました。その覚書。

機材
A.Seestar S50(ZWO社製スマート天体望遠鏡)

B.130PDS(SkyWatcher社製13cmニュートン式反射望遠鏡、F5)+ZWOASI585MC(+サイトロン0.75×レデューサ)

C.SkyMax127(旧名Mak127、SkyWatcher社製反射屈折式望遠鏡)+26mmアイピース+iPhoneSE3

D.Evoguide50EDⅡ+ZWOASI715MC+フラットナー

*B、C、Dの架台はVirtuosoGTiで、月の1スターアライメント後そのまま追尾。Cは電源入れずに時々手動操作。
*B、Dの撮影はSharpCapPro4.1、スタック処理は、ASI VideoStack。最後の画像のみASICapでのテスト撮影。

Aについて

お手軽度No1。最短5分で観望。撤収1分。それで平均以上の観望と撮影ができる。短所は、自動導入経緯台であるが、月の自動導入は(私の場合)ほとんど失敗する。(^^;他のユーザーの方もXで月の導入が一番苦手とのツィートがある。手動導入に慣れると大したことないが。(月導入については、星見娘の覚書001(Seestarで月の導入) を参照)

Bについて

解像度No1。短所は準備に時間がかかる。その1つは外気順応。観望前に1時間以上外気に触れさせ、天体望遠鏡の温度と外気の温度を同じにしなければならない。ちょっと面倒。2つ目は私のCMOSカメラでは大きい月の全体を入れられない画角(レデューサで取りあえず解決)。3つ目は、ファインダーが必要。流石にこのクラスとなるとファインダー無しで導入は困難。良いとこは、ピント合わせに減速ノブというのがついていて、ピントの微調整ができる。
まあ、私の機材では一番です。

Cについて

(画像は40mmアイピース装着)
眼視No.1。ファインダーはあった方が良いが無くてもなんとかなる(ただし導入に時間がかかる)。VirtuosoGTiに搭載して手動での観望も多い。電視観望では見れない月の表情を楽しむこともできる。流石にスマホでコリメート撮影する時は、電源入れて追尾している。外気順応必要。
CMOSカメラ使用では私の環境では、全体が写せないので、今は眼視に使ってます。

Dについて
お手軽度No2、解像度No.2。小さいんで扱い易い。フラットナー装着で像も引き締まった感じがする。難点はピント合わせ。苦しんでます。(^^;私レベルでは気もつかうし時間もかかる。しかし、Bに近い月が撮れるので継続的に観望するならこれかなと思っている。

以上ですが、ⅩなどのSNSの投稿を見ると、同じ機材、同じ鏡筒、同じカメラ使って私とはレベル違う画像沢山見ました。未熟者の個人の感想であることにご注意下さい。(^^;

各々の月の画像については、こちらから 

サイトロンの0.75×レデューサなどについては、こちらで勉強させて頂きました。
0.75×は、本来F5~F6のアクロマート用に開発されたものですが、Mak127でも有効との内容。この記事を読ませて頂き、それなら私も130PDSで試してみようと思いました。R77-Maabowさんいつも有り難うございます。〈(_ _)〉

その他)
月について他の方のSNSの投稿を見て、今さらだが気付いて驚いたこと。
ASI585MC、Uranus-C(PlayerOne社製)、SV705C(SVBONY社製)は、同じSonyのIMX585センサーを使ったCMOSカメラだが、解像度が違った。
SV705C 3856×2180
Uranus-C 3856x2180
ASI585MC 3840×2160
(カタログ値)
これから暫く満月の画角は大きくなっていくので・・・少しの違いはそんなに関係ない。とは思うがちょっと損した気分。(^^;

よしべ~の業務報告
2024/07/25・26
曇り空の中、Seestarで月撮ってみました。
25日

26日
土星も、4倍からのピンチアウト拡大スクショ

そして、冥王星、どれが冥王星かわからず(^^;
撮ったことにならない。(^^;
なお、遠征は悪天候のため延期中。