天体観望歴1年8ヶ月の未熟者のパワーアップ月間として、7月は月の観望に取り組みました。その覚書。
機材
A.Seestar S50(ZWO社製スマート天体望遠鏡)
B.130PDS(SkyWatcher社製13cmニュートン式反射望遠鏡、F5)+ZWOASI585MC(+サイトロン0.75×レデューサ)
C.SkyMax127(旧名Mak127、SkyWatcher社製反射屈折式望遠鏡)+26mmアイピース+iPhoneSE3
D.Evoguide50EDⅡ+ZWOASI715MC+フラットナー
*B、C、Dの架台はVirtuosoGTiで、月の1スターアライメント後そのまま追尾。Cは電源入れずに時々手動操作。
*B、Dの撮影はSharpCapPro4.1、スタック処理は、ASI VideoStack。最後の画像のみASICapでのテスト撮影。
Aについて
お手軽度No1。最短5分で観望。撤収1分。それで平均以上の観望と撮影ができる。短所は、自動導入経緯台であるが、月の自動導入は(私の場合)ほとんど失敗する。(^^;他のユーザーの方もXで月の導入が一番苦手とのツィートがある。手動導入に慣れると大したことないが。(月導入については、星見娘の覚書001(Seestarで月の導入) を参照
)
Bについて
解像度No1。短所は準備に時間がかかる。その1つは外気順応。観望前に1時間以上外気に触れさせ、天体望遠鏡の温度と外気の温度を同じにしなければならない。ちょっと面倒。2つ目は私のCMOSカメラでは大きい月の全体を入れられない画角(レデューサで取りあえず解決)。3つ目は、ファインダーが必要。流石にこのクラスとなるとファインダー無しで導入は困難。良いとこは、ピント合わせに減速ノブというのがついていて、ピントの微調整ができる。
まあ、私の機材では一番です。
Cについて
(画像は40mmアイピース装着)
眼視No.1。ファインダーはあった方が良いが無くてもなんとかなる(ただし導入に時間がかかる)。VirtuosoGTiに搭載して手動での観望も多い。電視観望では見れない月の表情を楽しむこともできる。流石にスマホでコリメート撮影する時は、電源入れて追尾している。外気順応必要。
CMOSカメラ使用では私の環境では、全体が写せないので、今は眼視に使ってます。
Dについて
お手軽度No2、解像度No.2。小さいんで扱い易い。フラットナー装着で像も引き締まった感じがする。難点はピント合わせ。苦しんでます。(^^;私レベルでは気もつかうし時間もかかる。しかし、Bに近い月が撮れるので継続的に観望するならこれかなと思っている。
以上ですが、ⅩなどのSNSの投稿を見ると、同じ機材、同じ鏡筒、同じカメラ使って私とはレベル違う画像沢山見ました。未熟者の個人の感想であることにご注意下さい。(^^;
各々の月の画像については、こちらから
サイトロンの0.75×レデューサなどについては、こちらで勉強させて頂きました。
0.75×は、本来F5~F6のアクロマート用に開発されたものですが、Mak127でも有効との内容。この記事を読ませて頂き、それなら私も130PDSで試してみようと思いました。R77-Maabowさんいつも有り難うございます。〈(_ _)〉
その他)
月について他の方のSNSの投稿を見て、今さらだが気付いて驚いたこと。
ASI585MC、Uranus-C(PlayerOne社製)、SV705C(SVBONY社製)は、同じSonyのIMX585センサーを使ったCMOSカメラだが、解像度が違った。
SV705C 3856×2180
Uranus-C 3856x2180
ASI585MC 3840×2160
(カタログ値)
これから暫く満月の画角は大きくなっていくので・・・少しの違いはそんなに関係ない。とは思うがちょっと損した気分。(^^;
よしべ~の業務報告
2024/07/25・26
曇り空の中、Seestarで月撮ってみました。
25日
26日
土星も、4倍からのピンチアウト拡大スクショ
そして、冥王星、どれが冥王星かわからず(^^;
撮ったことにならない。(^^;
なお、遠征は悪天候のため延期中。