2023年11月初旬に天体撮影ソフトSharpCapPro4.1がβ版から正式版になった。
Youtubeのすみやチャンネルさんが詳しく紹介してくれている。いつも有り難うございます。
正式版の発表の目玉は、私にとっては
①自前のプレートソルバーを搭載。プレートソルブが高速に
②惑星のライブスタックが可能に
の2つかな。
これを機会に、MacbookAir(2019)のWindows10(on BootCamp)の次の3つの関係ソフトを更新。
①SharpCapPro4.1
②SynScanPro Ver2.48
③ASCOM Driver for SynScan App Ver.1.4.0
運用準備ができたので、12月2日からVirtuosoGTi経緯台に搭載したFMA135+Ceres-Cで主に①についてテスト観望している。
とりあえず12月3日のほしぞloveログ(星空ブログ)の記事を読んだ後、それを参考に若干の設定を行っての3枚撮って出し。
①M42オリオン大星雲、8秒露出90枚のライブスタック、gain300
②燃える木と馬頭星雲、8秒露出120枚のライブスタック、gain300
③M45すばる、10秒露出26枚のライブスタック、gain300
(撮ってだしのトリミングなしなので視野回転の影響残っている。)
Samさんのブログを読んで、次を設定をした。
①前処理から、
・ダーク補正「Hot and Cool Pixel Removal」
・背景減算「線形勾配除去」(以前のSamさん出演のYoutubeで知った事項)
・サテライトトレイルを削除する「テスト(ハイライトトレイル)」(同じところにあったのでついでに設定)
②Samさんのブログ内容の「ディザー」の設定。(おしむらくは、斜め読みで臨んだため、ディザーの後半の設定をしなかった。(^^;ディザー効いていたかどうかは不明。でも画像綺麗だから良し。←効いていなかったことが12月4日の観望で判明。)
手順
①SynScanProを起動、VirtuosoGti接続。SharpCapPro4.1 を起動。Ceres-Cを接続。望遠鏡制御部のセットアップから、Ascom経由でSynScanProとSharpCapPro4.1を連携させる。
②SynScanから、フォーマルハウトと木星で2スターアライメント開始。
③SharpCapに戻り、プレートソルブを実行。プレートソルブ後再同期でアライメント星を中央へ。SynScanに戻り、導入OKを押す。以下同様にしてアライメントを終了させる。
④電視観望開始。快適~。
(一番驚いたこと)
プレートソルブできると、ファインダー要らない。レッドドットファインダー1度も使わず。もしかしてあたり前?理解できてなかったの私だけ?
(驚きと気づき)
・結構画像綺麗。惜しむらくは行き当たりばったり観望で、UV IR- Cutフィルターでの観望だったこと。CBPならもっと色ついていたと思うと少し残念。
・サテライトトレイルを削除するで、人工衛星3つの軌跡がかなり消えた。背景減算も効果あり。
(その他)
・ベランダの窓のすぐ外に天体望遠鏡。内側でコードの分の少しの隙間を残して窓を閉め、暖かい電視観望だった。(^_^) リモートディスクトップ設定したら、完全暖か電視観望になる。Seestar2世?
・Ver4.1はVer4.0より安定している。非力なMacbookAir上のWindows10でも、動作、プレートソルブ共にキビキビしている。どうにか運用できそう。
・(Seestarもディザー使ってる?)ここまで来て思い出したが、SeestarアプリVer1.11では、隠し設定(「実験的な機能」)があって、そこにディザリングという項目があり、ONになっていた。ディザーとデザリング同じもの?スクショ取り忘れたが、資料12には、写っている。(Ver.1.12.0では、設定に入れなくなった。)
参考資料
撮影情報
2023年12月3日午後9時頃
ベランダ プチ・リモート観測所
運用機器等
MacbookAir(2019、メモリー8G、SSD512G)
Windows10Pro on BootCamp(128G)
VirtuosoGTi自動導入経緯台
FMA135+UV IRcutフィルター+Ceres-C