よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

星見娘で電視観望55(おうし座 NGC1746、NGC1647)

2023-12-04 05:00:00 | SeestarEtc
おうし座 散開星団NGC1746、アステリズムNGC1647、M1 2nd
画像①NGC1746、④よりトリミング

NGC1746(距離2600光年)とNGC1647(距離1800光年)は、おうし座のM1かに星雲と1等星アルデバランの間にある星団。おうしの角にも挟まれている。実は、季節は移りベランダからM1が観望できるようになったので、M1観望のついで。星見娘12のときのM1は無我夢中で、その後M1についての知識も増え、『かに』の由来のフィラメントがもう少し見えないかと思い30分のライブスタック観望。残念ながら大して変わらず(画像 ⑪)。
なお、NGC1647は、最近まで散開星団に分類されていたが、アステリズム(同じ方向に見えている星の集まり)であることがわかったとのこと(資料12)。

画像②1分未満のライブスタック
Seestar S50のオートフォーカスと自動導入凄くて、1分経たず画像②の星空を見せてくれる。ライブスタック中は文字どおりライブ感あって感動する。しかし画像は・・・難しいです。特に星だけの画像はさらに難度高い!と感じる今日このごろ。は~あ、精進あるのみ。(^^;

画像③Seestarアプリのアノテーション

画像④10分間のライブスタック


画像⑥スカイアトラスの導入画面

画像⑦NGC1647の10分間のライブスタック画像


画像⑧Seestarアプリのアノテーション


画像⑨スカイアトラスの導入画面

画像⑩スカイサファリによる観望位置


画像⑪LPフィルター使用、M1かに星雲の30分間のライブスタック画像


参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7)【新時代のスマート望遠鏡】Seestar S50レビュー | 天リフOriginal

8)おうし座 - Wikipedia

9)AstroArts - メシエ天体ガイド:M1

10)かに星雲 - Wikipedia

11)NGC 1647 - 英語版Wikipedia(アステリズム)

12)NGC 1746 - 英語版Wikipedia(散開星団)

電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の機材009(スマート天体望遠鏡 ZWO Seestar S50) 

03)電視観望の記録151(おうし座 M45昴)

04)星見娘で電視観望12(おうし座 M1かに星雲)

05)星見娘で電視観望28(おうし座 クリスタルボール)

撮影情報
2023年11月11日午後10時頃
ベランダ プチ・リモート観測所
おうし座 NGC1746(散開星団)、NGC1647(アステリズム)
Seestar S50+iPhone7、10分間のライブスタック撮影
「写真」アプリで、各調整