へびつかい座 B72 S字状暗黒星雲/Snake Nebula
拡大
画像ト、該当部分トリミング、さらなる調整あり
SeestarとFMA135+ASI585MC(以下F585と略)のダブル観望。
Seestar・ASIAIRのデータベースに登録されていない天体。
既に昨年のすごい(=悲惨)記録を基に観望予習済で、先づF585の広い画角で観望して、余裕があれば、Seestarでも・・・計画。
しかし、観望は現場で起きている。(^_^;)Seestarから導入。行き当たりばったりともチャランポランともいう。とりあえず上手くいったので無問題。(^^;
*暗黒星雲とは、星間雲が背後の恒星などの光で浮かび上がった天体(星間雲:周りより高密度の星間ガスや宇宙塵が集まったもの)。有名な暗黒星雲には、B33のオリオン座馬頭星雲、三裂星雲を分ける暗黒部分(B85)などがある。有名な暗黒星雲のカタログにはバーナードカタログ(Barnard Catalog)あって、B33、B72、・・・と記号で書かれる。(記録116より転記)
画像イ、Seestar35分ライブスタック
(写真アプリでかなり調整)
画像ロ、アノテーション
画像ハ、導入画面
画像ハ、導入画面
導入はSeestarが先でした。(^^;
予習したことを基に30分程試行錯誤、導入できず休憩。
その時に中西昭雄さんのメシエ天体の本を見て星図と文章を必死で読んでみると、ヘびつかい座44番星(=44Oph=bOph)が導入のキー。星図(SkyAtras)で探し、その周辺を調べる。5分ほどかけてたどり着いたのが画像ハ。はじめわからなかったが薄く本当に薄くSが見える。運良く44番星の直ぐ上にあった。ただ本当にこれかなと疑心暗鬼で導入。バッチリだった。
最初は、次の拡大図でNGC天体を目印にする予定だった。F585の広い画角でどちらかひっかければなんとかなると・・・(^^;予習の意味なし。
画像ニ、SkySafariの観望位置
拡大
まあ、兎に角上手くいった。Seestarでライブスタックに入った後は、ASIAIR+F585で導入。こちらはすんなり、ちょっとズレたけど;^^)
画像ホ、ASIAIR導入画面
画像へ、1分露出30分のライブスタック
(ダーク、青空フラット、バイアス補正あり、180°回転、写真アプリで調整)
画像ト、該当部分トリミング、さらなる調整あり
これで、星の配置覚えたので次回からは難しくない。
SeestarはDSO得意だから、画像ニのNGCのどちらか導入して44番さがせばなんとかなる。
Seestar、ASIAIRともにアノテーションがもう1つなので
画像チ、アノテーション
(SiniLで簡単に画像処理後、Astapでアノテーション、字が判読可能な範囲にトリミング)
なお、これで失敗したら、ASIAIRでα,δ打ち込んで見る予定だった。
撮影情報
2024年5月29日午後9時頃から
ベランダ プチ・リモート観測所
へびつかい座 B72
画像イ)
Seestar+iPhone7、10秒露出35分のライブスタック
写真アプリでトリミング・画像調整等
画像へ)
主鏡 FMA135+ASI585MC+UV irカットフィルター
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRカットフィルター
架台 赤道儀化AZ-GTi
制御 ASIAIR Plus32G+iPad mini6
1分露出30分のライブスタック、gainM(252)
(ダーク、フラット、バイアス補正あり)
写真アプリでトリミング・画像調整等
FitsファイルはSiriLで簡単画像処理後、アノテーション、Fits32ビット保存。
さらに、Astapでアノテーション(on MacbookAir2019)
参考資料