羊毛フェルトクラフト Little field

羊毛フェルトで作る小さな世界 Little fieldの ほんわ家(ほんわかと読みます)おのよーこの日記です。

“八日目の蝉”見てきました。

2011-05-25 17:50:58 | 映画・テレビ・本・音楽・芸術鑑賞

 行こうかどうしようか迷っていました。
角田光代原作、映画「八日目の蝉」。

 この頃、いろんなことに億劫になっていて
映画だってそのうちTVで放送されるだろうし
その時に見ればいいかなぁって。

それでも、自分自身の中にある
大きな脱力感?に近いなんとも言い難い状況をふっ切るには
少し日常と違うことをした方がいいのかもと
勇気を振り絞って (んな、大げさな…
出かけて行きました。

「八日目の蝉」は以前読売新聞に掲載されていた小説で
途中から読み出したので
小説の出だしはどんなだったかわからないのだけど
物語の内容は簡単に言うと
父親の不倫相手に生後間もなく誘拐された主人公が
その不倫相手の女性を母親と信じて過ごした幼少期と
本当の親のところへ戻ったあと
親の愛情をうまく受け取れないまま成長した主人公が、
今度は自身が妻子ある男の子を宿し
そのことによって自分自身や過去と対峙していく様子を
描いた物語とでも言ったらいいでしょうか…。

いつもは天真爛漫!?な役柄が多い井上真央ちゃんが
今回は陰のある大学生を好演してました。

それと、後半に育ての親である女と主人公が
写真屋さんで家族写真をとるシーンがあります。
田中泯さん演じるその写真屋さんが
何かすごいインパクトがありましたね。

いろいろ見方はあると思いますが
個人的には、いい映画だったと思います。
強いて言えば、主人公の相手役(妻子持ちの男)の役は
違う役者にしてほしかったというか…。(余談です。)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする