小布施町でも菊花展が開催されています。
亡くなった祖父が菊を栽培していた頃は
毎年「おじいちゃんの菊」が楽しみでした。
菊が咲くと玄関が菊の鉢でいっぱいに。
鉢を並べ終わると
「ちょっと来い。見てみろっ。どうだっ!」←自慢げ
「おじいちゃんきれいだね~」
毎年同じ会話が繰り返されたのでした。
「どうだっ!」って言われたって「きれいだね~」って言うしかなかったんだよね~。
でも実際祖父は菊栽培の腕はよかったんです。
優等賞の常連でしたからっ。
そんなことを思い出しつつ鑑賞いたしました。
こちらは「巴錦」という菊のコーナー
小学生の作品も並びました。
巴錦という菊は
このように花びらの内側が赤く外側が黄色い菊です。
小布施町北斎館所蔵の「菊図」にも描かれています。
「巴錦」は病気になりやすかったこともあって
栽培は衰退していましたが、小布施巴錦保存会が
病気に強い品種に改良し、現在は保存会と小学生が
「巴錦」の栽培に取り組んでいます。
子供達を巻き込んでの栽培がいいじゃないですか。
このような取り組みは、子供達に郷土愛を育むことができ、
何より土とふれあい植物を育てることを学ぶのは
最も大切な教育だと思うのです。
こんなにりっぱに咲かせることができるなんて・・・・
ウルウル・・・
祖父の思い出と共に、子供達がんばったね~って
涙腺ゆるんでしまった文化の日でした。