そろそろ、花の端境期になってきましたね。
春に植えた花は、早くに終わり、
初夏の花たちは、大急ぎでかっこよく花を開くと、
あーっという間に、その最盛期を終わってしまいました。
これからは、真夏の花なんですが、
まだ、ちょっと早いようで。
今日は、成長期を迎えたラン、中でも面白いのが、デンドロニュウム。

この小さな株は、
ガーデンで冬を越して、生き残った株・・・・。
ちょっと違うかな。
ガーデンに残していた株は、
「もう、アカンやろ」と、家に持ってこなかった株のなれの果て・・・。
もっと言えば、傷んだ株から、新芽が出てきたのを外してきたもの。

こんな風に、先っちょに新しい株を作ります。
この株は、この子株を作って、もう、すべての力をつかったみたい。
子株が自分で根を出してくると、
最後の力を注ぎこんで、自分は枯れてしまいます。

これは、オンシジュウム。
オンシジュウムは、株の根っこが上に、上にと上がってきます。
この株の真ん中は、すっかり枯れていました。
けれど、先っぽには、まだ、緑が残っていました。
ではと、持って帰ってきました。
これらは、プリンのカップにミズゴケで植えています。


このくらいの株になるには、まだ、4・5年かかります。
今は、肥料を入れて、
今年中にもう1本、2本の茎をだしてくれれば、
生きていく保障を貰ったようなものなのですがねえ。
一つだけ。
こんな小さいランは、水遣りと同時に、
乾燥も必要なのです。
水を遣るのは、表面が乾燥してから。
乾燥するから根が水を欲しがって、伸びていくのです。
欲しがってから、水を遣る。
そのタイミングが大切なんですね。
だけど、毎日見守っていれば、わかりますよ、必ず。