昨日の
「奇岩群 ピナクルズ」で、書き忘れたことがあります。
書きたくはないのですが、やっぱり、強烈な出来事でしたので・・。
蠅(ハエ)が多いのです。いや、群がってくるのです。
ここの乾燥は、「鼻くそが、粉になって落ちてくる」と、友だちが言ったほど。
水分を取らないと、救急車行きです。
(ちなみに、1回の救急車の使用料は、8万円かかるそうです。ミネラルウォーター266本買えます)
そのうえ、植物たちは、蒸散を減らすべく、杉のような葉っぱをしていますから、
蠅たちは、水分の補給が大変なんです。
そこへ、水分99%の人間が行くと、どうなるか・・・。
くちびる、鼻、目など、粘膜を狙ってきますから、うるさいのなんの。
でも、とっても小さい蠅ですから、ちょっと風がふくと、飛んで行ってしまいます。
yokoたちは、サングラスをかけて、大きなハンカチで覆面をしたりと、
西部劇のような、怪しい格好で、扇子(必需品です)であおいだり。
「強風を取るか、蠅をとるか」
みんな、風で、帽子が飛ぶ、頭がクシャクシャのほうがいいですと!
もっとも、ミツバチよけみたいな網のかぶりものを売っていました。
「蜂がいるの?」なんて言っていましたが、
蠅対策品だったのですね。いや、必要品ですよ。ほんとうに・・。
さて、3日目のお話しに入ります。
スワン河をクルーズしながら、
ロットネスト島へ。
下の写真が、船着場です。バックは、パースの高層群。
と言っても、数えるほど。
みえるだけで、すべてです。
では、出発です。
上の建物は、50億円ですって。
なんと、この間は、使用人のために、1億の建て増しをしたそうな・・。
パースでは、1等住宅地は、河の見える場所。次が湖の側。そして、海のはた。
水にどれだけ飢えているか、わかるでしょ。
この場所は、フリーマントルの波止場。
実は、初日に来てるんですよ。イギリス風の古い建物を見に。
でもねえ、ジェラートの美味しそうな店を見つけて、潜り込んでしまったんです。
20種類ぐらいあって、ほんとうに、おいしかったから、
観光を忘れちゃいました。
ところがね、この船着場のお兄さんたちが、そろって、あんまり、ハンサムだったモンで
みんな、よろこんじゃって・・。
おかしいなあ、yokoの写真にはふたりしか、写ってない・・。
あ、真ん中のおじさんは、ちがうよ。
ここのマスターみたいで、カッコいいヒゲを伸ばしてました。
「さよならー。グッドラック!」
って、手を振ってくれていましたねえ。
ここからの写真は、ロットネスト島です。
もう、言葉が出ないほど、美しいインド洋です。
yokoの腕では、100分の1も、表現できていませんが
雰囲気だけでも、味わってください。
イルカやクジラの潮吹きにも、出会いました。
この島は、周囲40キロほど。サイクリングを楽しんでいるのは、お年寄りから、子供まで。
海からの強烈な風に、ここの木は、みな内陸に倒れて、それでも、細い葉を茂らせています。
島内にある湖はすべて、塩湖です。
たった1つあった真水の湖は、もっとたくさんの水をと、掘り進んだら、
塩水が噴出して、人が住めなくなりました。
今は、観光に従事する人が、住んでいるだけです。
そうだ、忘れるところでした。
この島が、ロットネスト(ネズミが住む島)というのは、
この動物がいっぱい住んでいたからです。
クォッカといいます。今は、ほとんど、この島にしかいない動物です。
ネズミではなく、ワラビー(小型のカンガルーの総称)の1種です。
かわいいし、逃げないので、観光客は、つい手を出しますが、
草以外のものを食べると、死んでしまいます。
だから、ずいぶん減ったそうです。
時々、人間の身勝手さで、生物の生態系を壊していると悲しくなります。
でもね、この過酷な自然の中で、
より良く生きようと頑張っている人たちもまた、自然の中の1員であるのに違いありませんよね。
ここまでで、ロットネスト島の話しは、終わりなんですが
yokoたちグループの、
”旅は楽しい”のはなしも・・・。
フリーマントルで、かっこいい男の子たちの話しをしましたね。
でもねえ、船の中にもいたのですよ。トム・クルーズ顔負けのカッコいい男の子が・・。
船員さんだったのね。
何度も、通り過ぎていたのに、気がつかなかったのは、
目がボンクラしてたのね、きっと。
友だちは、デジカメがいっぱいになったからと、
データを捨ててまで、写していました。
あげくに、一緒に撮りましょうと、ツウショット!
「ハウ オールド アー ユー?」
っわー、わ、わ、19歳!
yokoだって、ポケットに写真がなかったら、ツウショット、撮りたかったなあ、なんて。
19歳の彼は、頬を赤くして、自分だけと言うのが悪いと思ったのかな、
もう、一人の青年を連れてきてくれました。
こっちは、もう少し、年上。自分の目を信じるなら26歳かな。
どこに隠していたの、というような、いいオトコ。(こんなこと書いててイイのかな)
船を下りるときには、
「グッバーイ・・」
恥ずかしそうに、言ってくれました。
ああ、ほんとうに、大阪のおばちゃんって、しょうがないいナアって、思った?
けど、旅先でのコミュニケーションは、”旅の調味料”。
澄ましていたら、味付けが薄いですよ。