yokonohananikki's blog

花と遊ぶ。

キクの話(2) 植えよう。

2013-10-30 20:58:05 | 
今日も、キクの話です。
来年のキクではなくて、もうすぐ花が開くキク。
種花広場では、どうせ失敗するからと、
春の挿し芽は多い目でした。
そして、当然、いっぱい失敗したわけです。
ただ、キクは、失敗しようが、
枝は伸びて、花は咲くのです。困ったことに・・・。


で、このキクの処分をどうしようかということになって、
研修用の三角花壇に植えようということになりました。










まだ開いてないけど、背の高いスプレーギク
かき色と黄色の2種類。
コギクは、白だけ。
けど、なかなか素敵な花壇ができました。
みんなで、自画自賛。
えーと、さすがにキクだけでは足りなくて、
周りをハボタンで埋めました。
ハボタンは、早すぎるけど、
どうせ余ってしまうから、ここで大きくしようかなと。


スプレーギクの花が開いたら、
すっごく美しいと思うよ。
うーん、盗られないといいんだけどね。
ここは、よく消えてしまうんだよね。


花を盗られると、胸がズーンと痛くなる。
一生懸命育てたものだと、余計に・・・。





来年もキクを。

2013-10-29 21:06:15 | 
今日は、キクの話をしましょう。
じつは、昨日、コギクの苗を貰ったのです。
もう、家では、育てる余裕などありませんので、
ガーデンに持っていきました。








種花広場で、キクを育てているのですが、
圧倒的に、白が多くて、
「何色かはわからないけど、いろんな種類があるから」
そう言って、くださったのです。


では、まず、大きい目のポットに植えて、
とりあえず、付いている蕾を咲かせて、色を見ましょう。
けど、植え替えるの面倒だから、
はじめから4.5号ポットを使いました。


色がわかったら、来年への準備です。
肥料を入れて、根元から新しい芽を出させます。
春になったら、すべての芽を切り戻して、
もう一度、芽を出させます。
これを孫芽と言いますが、
この一番外側の芽を挿し芽をします。
これが来年育てるキクになります。


今年、育ててみて、考えたこと。
切り戻して、切り戻して、たくさんの枝を出させること。
それが枝を増やし、枝先に咲く菊の花となるのですが、
外芽で切らないと、真ん中で葉が茂ってしまいます。
成長にもよりますが、20日ほどで切って、肥料を入れていきます。


さーて、バラとどちらが手がかかるでしょうか。
まあ、バラほどには、病気が出ませんでしたね。
そのかわり、水遣りは、もう、1日として欠かせませんでした。


つまり、来年も、キクを育てるということです。
植物を育てて、「こうして育てるのか」と思えるようになるには、
やっぱり、3年かかると思うのですよ。





思い出の中のオシロイバナ。

2013-10-27 21:03:09 | 
久しぶりの青空。
けど、もうすぐ11月。さすがに風が寒くなってきました。
引っ張り出した一重の上着は、いくらも着ないうちに、
厚手のものに、変わりそう。
短い秋になりそうと思ったけれど、
もしかしたら、
この気温が平年の秋の気温だと気が付きました。
暑さが長引いて、20℃ほどの気温が寒いと感じてしまう。
熱帯の人間になってしまっていたのかも。






この辺りには、公園がたくさんあって、
小さな子たちが遊ぶ遊具の充実した公園や、
いつ見ても、人けのない公園。
そして、マンション横の公園は、大きな子供たちが、
サッカーをしたり、野球をしたり、かなりにぎやかな公園です。
子どたちの声は、元気をくれますねえ。
で、買い物に歩いていくときに、この公園を通り抜けます。


夕方近くで、振り返ってみると、
この白いオシロイバナに気が付きました。
ピンクや黄色はよく見かけるのですが、
「おや、白ですか」と、写真を撮りました。


オシロイバナは、子どものころの思い出につながります。
母が植えたこの赤い花の汁を絞って、おままごとに使いましたし、
この茶色い種は、ご飯になりました。


そのころは、ほんとうに、花の種類が少なくて、
それでも、母は、ずいぶんたくさんの花を植えていました。
テッポウユリが、いい匂いを漂わせていましたし、
夏には、路地を覆うように、朝顔が蔓を伸ばして、
ある年からは、それが、ヘチマに変わりました。
隣近所が一斉に、ヘチアを植えるから、
夏には、青臭い匂いがしたほどです。
秋になると、へチマの実を収穫して、風呂に使いましたし、
根っこ近くを切って、大きなビンに枝を差し込んで、
ヘチマ水を採って、化粧水にして、
それを、子供たちの顔にもつけてくれました


オシロイバナは、そんな思い出を呼び覚ましてくれました。

ところで、それだけ長い付き合いのオシロイバナでしたが、
この花が夕方から咲くということを知ったのは、つい最近でした。
自転車の通り道にも、この花があるのですが、
夏が過ぎようというのに、いつまでたっても、花が開かない。
日陰だからかなあ、と思っていたら、
ある日、陽が暮れかかって、そこを通りかかったら、
なんと、たくさんの花が開いていました。
ああ、そうだったのか・・・。
あの思い出の1シーンは、夕涼みの時のものっだったのだと、
改めて思ったわけです。


オシロイバナは、眼を見張るような美しさを持った花ではありません。
ただ、私にとっては、特別な花。
ここを読んでくださる方にとっても、
そんな特別にいとおしい花がきっとおありになると思います。
それは、どんな花なのでしょうか・・・。


キンモクセイ(金木犀)の香り。

2013-10-26 21:12:42 | 樹木
台風が過ぎて、急に気温が低くなりました。
窓を開けて、その冷たい空気に、
思わずセーターを引っ張り出しました。
もう、晩秋なのかな?


だって、



雨のあとの湿った空気に、この香りが町中に広がっていました。
キンモクセイ(金木犀)。
マンションの前庭に。
民家の家にも。
そして公園にも。
木が黄色く見えるほどで、やっぱり、この木は好きですね。


中国からやってきたのですが、
日本には、雄株しか入ってきてないので、
実を結ぶことはありませんね。


そういえば、ガーデンにはギンモクセイがありましたね。
この香りもいいものです。
今日は、ガーデンは休みだったので、
明日、香りを探してみましょう。


キクの寄せ植えの缶。

2013-10-24 21:22:18 | 
天気予報は、大雨に注意。
だけど、空は青空さえ見えたよ。
だから、いつも通りのガーデンと、種花広場の作業でした。
けど、さすがに明日は、ほんとうに降るらしい。
それで、昨日の”ペール缶の寄せ植え”を撮りに行ってきました。




この写真に写っている缶は、いくつあるかなあ。
逆光にならないように撮ったから、数は定かではないけれど、
「植えたなあ」と実感。






今回の植え替えは、ほとんど、種花広場で育てた花。
メーンは、キク。
これだけのために、この半年の間、一生懸命育てたキクです。
(いえ、区役所の正面にも植えていますけどね)
育てたのは、新しいコーディネーターさんです。
摘心を繰り返し、肥料を入れて。


今回初めてのキク。
小さい背丈のは、コギク(小菊)。
大きいのは、スプレーギク
コギクは、かなり美しく咲きましたが、
スプレーギクは、外に広がるように、カットしなければいけなかったと、
切り方が間違っていたことがわかりました。
また、キクは、折れやすいことも知りました。
せっかく、花芽をつけたのに、
動かす途中で、ポキッと折れてしまうのです。


それで、聞きました。
「来年もつくる?」
「いやー、たいへんだったモン」
「ふーん、今回の出来に満足したんだ」
意地悪だねえ、こんな聞き方。
「まさか・・・。来年も作ってみる。
もっと、花数を増やしてみる」


来年が楽しみです、なんて言ってられないですね。
努力家で、勉強家で、
”何でもやってみよう”精神いっぱいの人ですから、
場所を開けたり、肥料を手に入れたり、
応援できることは、何でも手伝わないと・・・。


今年は、まず、親株を作って、
子株、孫株を出すように、植え替えて、肥料を入れましょ。


ところで、
今回の缶の寄せ植えの基本は、




キクのほかには、マリーゴールド、ナデシコ、キンギョソウ
カラフルでしょう。