

今日は、卒業生への花を贈る日です。
何人のメンバーさんが来てくれていたやら。
作業場のハウスの中は、いっぱいでしたね。
ポットのリナリアを、緑の鉢に入れて、
セロハンで包んで、カードを入れる。
各学校ごとに、運んでもらう。
こんなのを作る。
何人か組むわけなんですが、
こんな時、わたしは、役に立たないですね。
セロテープを切ったり、
みっともない花を入れ替えたり、
ウロウロするばかりです。
こんな時のオバサンパワーって、すごいですもんね。
2時間ほどで、出荷完了して、ホッとしたら、
「お茶にしましょ!」
オイナリさんでしょ、ぼた餅でしょ。
天ぷらでしょ。
出てくる、出てくる・・・。
お昼ご飯も入らなくなるくらいたっぷり。
おばさんたちは、4時半に起きて、作って持ってきてくれたのです。
「今日は、お祝いやからね」
ややこしい後始末は、明日!
ほんとうは、
プリムラ・マラコイデス。
こんな花を贈るはずだったんだけどね。
今年は、信じられないくらい出来がよかったから、
「ああ、こっちが良かった!」
なんて、声がしましたよ。やっぱり・・・。
”カブレる” それだけは、ダメだからね。
ついでに、ガーデンでは、
この花がいっぱいです。
スノーフレイク。スズランスイセンと呼ばれています。
可憐だし、丈夫で、よく増えます。
だけど、なんだろうねえ、
もうひとつ、人目を惹きません。
ちょっと、かわいそうかも。
今年は、ほんとうにあたたかいですね。
春出荷の花たちは、もう、株の根っこがいっぱい、いっぱいになって、
まだ、出荷まで、1ヶ月もあるのに、どうしようと、悩んでいます。
この花は、リナリア。
切り戻しをして、新しい芽を数本、出させて花をつけさせる。
そんな、ちょっと変わった育て方をします。
で、こんなに、花をつけたのですが、
花をつけると重たいので、倒れてくる…。
じつは、この花たち、小学校の卒業生に贈る予定なのです。
けど、それまで持つかなあと、ピリピリしてるのです。
わたしたちはこれを、“サクラソウプロジェクト”と呼んでるのですが。
もともとは、サクラソウ(西洋サクラソウ)を、贈っていたのです。
けど、この花の葉っぱは、アレルギーのある人は、かぶれることがある、
とわかりました。
アナフィラキシーになったりしたら、と思うと、
やっぱり、サクラソウはダメということになって、
リナリアになったのです。
だけど、みんなの気持ちには、もっと贈り物にふさわしい花があるはず…。
そんな思いがあります。
この季節に咲く花はそんなにはありませよねえ。
探しつづけましょうね。
来年も続けるつもりですから。
朝、種花広場に行ったら、まあすごいことに。
今、繁殖期なのかなあ、
カラスが、荒らしまくってるのですよ。
ポットを持ち上げ、中の株を引っ張り出し、下の地面に落とす。
それが、あっちこっちで、20株ほどが被害が・・。
これだけの数をやられたのは、はじめて。
カラスって、そんなに嫌いじゃないつもりだったけど、
これはねえ、なんとかしないとねえ・・・。
ギョリュウバイも咲いたけど、
この寒さでは、なんだか、ガサガサした感じ。
早く、春が来ないかなあ。
今日の猫たち。
ムギちゃんは、もう、人の目の前で寝るようになりました。
まだ、触るのには、手が届きません。
で、ナッチャンは、
遊ぼうかどうか、考え中。
種花広場の入り口を走り抜けていくのは…。
おや、珍しいお客さま。
わたしたちは、チュルリと呼んでいますが、
セグロセキレイ。北からの渡り鳥さんかな。
冬がやってくるんですね。
この独特の走り方、今でも、笑っちゃいます。
こうして、秋が深まっていくと、種花広場の植物たちも、
花を付けだしました。
特に、ビオラなどは、花畑を造るのかな、と思うほどです。
ただね、パンジーは、おおよそ800粒ほどの種を播いたのですが、
半分ほども残らなかったのです。
軟腐病が発生して、片っ端から、枯れてしまいました。
パンジーと、ビオラは、種類的には、ほとんど変わりません。
ただ、花が大きいのが、パンジー、小さいのがビオラ。
そう思っていたのですが、
もうひとつ、ビオラは、強いのですね。
いくらかは、消えましたが、
この強さのお蔭で、
なんとか、出荷株数は、確保できたと思っています。
そうそう、台風で壊れたビニールハウスが、復活しました。
こうした修理をしてくれるのも、
ボランティアさん。
技術がいるのでしょうけど、
1日がかりで直していただきました。
早速、成長の遅れているアリッサムを入れました。
冬の出荷、なんとか、目星が付きました。