夜道を一人歩く女の人が、笑っていた。よかった。というような詩を昔、読んだことがある。作者が「よかった」と思ったところが意外に感じたけれど、そこがいいところだった。怖い話や悲しい話ではないからだ。怖い話や悲しい話に関連付ける自分の心に、偏りを感じた。
男の人が一人、笑いながら歩いているのを見たことがある。よかったとは思わなかった。怖くも悲しくもないが、スズメバチが飛んで来たときのように怖くて、まゆ毛を描かれた犬を見たときのように悲しかった。
洋司
男の人が一人、笑いながら歩いているのを見たことがある。よかったとは思わなかった。怖くも悲しくもないが、スズメバチが飛んで来たときのように怖くて、まゆ毛を描かれた犬を見たときのように悲しかった。
洋司
最近日記が長くなりましたね。
読み応えがあって嬉しいです。