昨日の万葉集の講座も、いいお話をたっぷり、
楽しい時間でした。
巻十の七夕の歌が、まだ続いてるんです。
天の川がどんな川なのか、万葉人たちも、
いろいろ想像したんでしょう。
中国の揚子江みたいな大きい川は、
たぶん、見たことがなくて、
大和にいて、川といえば、やはり明日香川ですから、
もう、川を歩いてでも渡れるようなことで、
天の川といっても、すぐ対岸に、相手が見えるみたいな、
それぐらいの川を思ったかもしれません。
川を渡る手段は、船が多いようです。
彦星が、船をこいでゆくような歌で、
風は吹いても、波は立つなよ、っていうものもあります。
明日香川なら、わざわざ船をこがなくても、
本当に、石を並べて、その石にそって渡っていけば、
すぐ渡れそうですから、もうちょっと大きい川を、
想像したのかもしれません。
空を見上げて、あの、天の川が、大きいと感じるか、
意外と小さいと感じるか、それも、それぞれですね。
僕など、今の夜空で、天の川、
なかなか、しっかりと見たことがありません。
昨日の講座の資料に、先生が、
室町時代後半から江戸時代にかけての「奈良絵本」から、
「七夕図」を、載せてくださってたんですが、見れば、
彦星と織姫が、きんと雲みたいな雲に乗って、
会いに行こうとしてるんですね。
万葉集で、遅れまいと、必死に船をこいだ彦星は、
どうなるのだ、と同情したくなるほど、
ふわふわと、飛んでいます。
時代は進んだ、ということでしょうか。
今なら、彦星もUFOみたいなすごい乗り物で、
さーっと飛んでいくのかもしれませんね。
昨日の講座では、それとあわせて、
当時の実際の船での旅が、どんなに過酷だったかを、
巻五の894、山上憶良の「好去好来の歌」を読みながら、
天平五年、第九次遣唐使船のお話で、聞かせていただきました。
万葉集の歌と、それだけじゃなく、
当時の人々の感覚をいろんな資料で教えていただけるので、
さらに、身近に、万葉時代を感じられるような気がします。
講座は人気で、定員いっぱい。
もう、募集を打ち切ったそうです。
本当に、面白い講座なんですよ。
僕が、通うようになったのは、たまたま新聞のチラシで、
講座を知ったからですが、今だったらもう、申し込めないかと思うと、
そのときに、入会していて、よかったと、思います。
偶然のようなことですが、そういうことにも、
なにか、意味があったりするものかもしれませんね。
今日も素敵な一日になりますように。
美しい明日へ心をこめて歌っています。
洋司
楽しい時間でした。
巻十の七夕の歌が、まだ続いてるんです。
天の川がどんな川なのか、万葉人たちも、
いろいろ想像したんでしょう。
中国の揚子江みたいな大きい川は、
たぶん、見たことがなくて、
大和にいて、川といえば、やはり明日香川ですから、
もう、川を歩いてでも渡れるようなことで、
天の川といっても、すぐ対岸に、相手が見えるみたいな、
それぐらいの川を思ったかもしれません。
川を渡る手段は、船が多いようです。
彦星が、船をこいでゆくような歌で、
風は吹いても、波は立つなよ、っていうものもあります。
明日香川なら、わざわざ船をこがなくても、
本当に、石を並べて、その石にそって渡っていけば、
すぐ渡れそうですから、もうちょっと大きい川を、
想像したのかもしれません。
空を見上げて、あの、天の川が、大きいと感じるか、
意外と小さいと感じるか、それも、それぞれですね。
僕など、今の夜空で、天の川、
なかなか、しっかりと見たことがありません。
昨日の講座の資料に、先生が、
室町時代後半から江戸時代にかけての「奈良絵本」から、
「七夕図」を、載せてくださってたんですが、見れば、
彦星と織姫が、きんと雲みたいな雲に乗って、
会いに行こうとしてるんですね。
万葉集で、遅れまいと、必死に船をこいだ彦星は、
どうなるのだ、と同情したくなるほど、
ふわふわと、飛んでいます。
時代は進んだ、ということでしょうか。
今なら、彦星もUFOみたいなすごい乗り物で、
さーっと飛んでいくのかもしれませんね。
昨日の講座では、それとあわせて、
当時の実際の船での旅が、どんなに過酷だったかを、
巻五の894、山上憶良の「好去好来の歌」を読みながら、
天平五年、第九次遣唐使船のお話で、聞かせていただきました。
万葉集の歌と、それだけじゃなく、
当時の人々の感覚をいろんな資料で教えていただけるので、
さらに、身近に、万葉時代を感じられるような気がします。
講座は人気で、定員いっぱい。
もう、募集を打ち切ったそうです。
本当に、面白い講座なんですよ。
僕が、通うようになったのは、たまたま新聞のチラシで、
講座を知ったからですが、今だったらもう、申し込めないかと思うと、
そのときに、入会していて、よかったと、思います。
偶然のようなことですが、そういうことにも、
なにか、意味があったりするものかもしれませんね。
今日も素敵な一日になりますように。
美しい明日へ心をこめて歌っています。
洋司