Praise the Lord!

聖書のことばを通して、生活の中で示されたことやインスピレーションが与えられたことをつらつらと書き記しています。

米寿の母のお祝い

2020年03月08日 | 日記

 母がこの4月で米寿(88歳)となるため、親族を集めてお祝いの会を開催する予定でした。しかし、ちょうどコロナウイルス感染の騒ぎで延期せざるを得ず、急遽3月初頭に妹と夫と4人だけで、一足早くお祝いをしました。折しも、天国にいる父の8周忌と重なります。母は一人暮らしですが、健康に恵まれ、教会の礼拝に喜んで通い、日々意欲的に過ごしていて、このことを本当に幸いに思い、神様に感謝しています。天国の父も、一緒に祝ってくれていたことでしょう。

 3月の頃は、私にとって何か突発的な事が起こる季節です。2011年は東北大震災が起こり、2012年は元気だった父が突然眠りながら亡くなりました。今年は、感染症の世界的アウトブレイクが起こっています。ご家族をこのウイルスの故に失った方々の上に、慰めが与えられますよう、早期に治療が開発され収束するよう、日々お祈りしています。この数週間で、多くの予定がキャンセル、延期されました。企業にとっては経済的損失は甚大です。また、多くのイベントや行事を時間をかけて準備してきた人々にとって、大きな失望感とやるせない思いが払しょくできないことでしょう。

 一方で、この空いた時間をどう生かすかという工夫と気の持ちようが問われる時ではないでしょうか。マイナスのことをマイナスにばかりとらえると、心に良くないだけでなく、他のことに対しても悲観的になります。マイナスのことの中に、プラスのことを見出すと前向きになれて、今の暗くなりそうな状況さえ楽しむことができ、そして感謝することに繋がります。私の母はいつも前向きでした。戦後10代後半で父を亡くし、5人の兄弟と母を父親代わりになって働いて養い、結婚してからも父が起業し、倒産して借金を返し、ながら私たちの教育費を出し、一生懸命働いて、傍からみると苦労の連続だったと思います。私は母が毎日3-4時間しか寝ていないのに、呟いたこと、泣き言をいったことを見たことがありません。いつもニコニコ喜んで、「大丈夫、なんとかなるわよ!」と言っていました。そして、88歳を迎えるにあたり、「ママは何も大変だったと感じたことないわよ。いつも神様が助けてくださったし。」と、母の強さ、前向きな生き方は、若い頃のキリストを信じる信仰を持ちつづけていたからでした。

 聖書に記されている約束では、恵によって信仰を与えられた人は、患難さえも喜んべるとあります。その患難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出し、この希望は失望に終わることがないからだと。なぜなら、神様の愛が私たちの心にそそがれるから、神様の力で乗り越えられ、損失と思えることも益に変えられていくからです。どちらかというと悲観的で、心配性の性格の私ですが、母の信仰に倣いつつ、突発的な困難な状況の中にあっても、前向きに取り組み、喜び、感謝をその中で覚える心に変えて下さい、様々なことに忍耐する力を与えて下さいと神様に祈り求め、神様にすべて委ねていきたいと思います。
 
「信仰によって義と認められた私たちは、私たちの主イエス・キリストによって、神との平和を持っています。またキリストによって、いま私たちの立っているこの恵みに信仰によって導き入れられた私たちは、神の栄光を望んで大いに喜んでいます。そればかりではなく、患難さえも喜んでいます。それは、患難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと知っているからです。この希望は失望に終わることがありません。なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。」 ローマ信徒への手紙5章1-5節