春のシギチの渡りも終盤を迎えていました、4日ぶりに来てみたらあれだけ沢山居たハマシギが数える位しか居ません、オオソリハシシギ、メダイチドリ、キアシシギ、ミユビシギ、トウネン、と一通りは居ますがその数は群というには寂しい限りの数でした、キアシシギの悲しげな鳴き声と妙に騒がしく聞こえるコアジサシの鳴き声が人影も鳥影も余り見られない干潟にむなしく響いていました。これからしばらく秋の渡りの時期まで寂しい期間が続くでしょう。
アマサギ 三番瀬ではめったに見られません、いったん着地しそうでしたが、ためらいながらそのまま飛び去りましたメダイチドリ 捕ったど~オオソリハシシギ とまりにくいな~コアジサシは今、恋の真っ最中です今日も朝早くから三番瀬へ、昨日見られたコオバシギ、オオメダイチドリ、オバシギは見当たりませんでした、代わりに今日はハシボソミズナギドリが一昨日の強風を避けて昨日からどこかに退避していたのか、昨日は浜辺にうち揚げられた死骸しか見なかったのですが、今日は4~5羽海に浮いているのが見られました。ハシボソミズナギドリはオーストラリアを繁殖としていて、餌の魚、オキアミ、イカなどを求めて北太平洋まで北上します、生涯外洋で過ごすのですが、今回のような台風の時は強風を避けて内陸部で羽を休めます。引き潮につられ波間に漂っていた個体のうち沖合いへ自力で泳ぎ出すものもあれば力尽きて動かなくなるものもあり、まさに自然界で生きるか死ぬかの壮大なドラマを見る思いでした。
朝日の中を飛ぶハシボソミズナギドリ南半球から北半球までの渡りのルートは32000kmまでに達するとか
グライダーのような翼は長距離飛行に最的です
海面に浮かぶ何かを食べているようでしたが何だったのでしょうか
疲れているようで海岸近くまで流されてしまってます
正面顔はオットセイみたいです