いーちんたん

北京ときどき歴史随筆

里帰り3、余興を披露

2012年09月03日 15時35分11秒 | 陕西省西安・佳県などへの旅
さて。皆が集まったところで、まもなく演目が始まる。

   





ここで始まったのが、もう一人のちしき青年出身の李さんの余興。
なんと彼の今の職業は、マジシャンなのだ。


   


村に帰った記念に、村人に手品を披露ー。
プロということは、余興とはいえませんな。












この後、白眉だったのが、孫氏の元同僚のM氏の歌声。
M氏は前述のとおり、えんあんの要職を務められるが、見事な「信天遊」を歌われる。

「信天遊」は、民謡と韓国のパンソリを足して二で割ったような歌い方といったらいいだろうか。
陝西の伝統芸能である。

民謡ほどあっけらかんとした高音ではなく、もう少し湿っぽいが、パンソリよりはメロディアスだ。


M氏は、地元・陝北の綏徳の出身。
陝北では、「米脂の婆息、綏徳の漢」といい、米脂は美人の産地、綏徳は好漢の産地という。
綏徳の男は、男の中の男というわけだ。

そんな陝北の本場仕込みの歌は見事であった。

「信天遊」は、パンソリと同じように、年輪を重ねるほど人生の味わいが加わって心に響く。
若造のあっけらかんとした深みのない歌声は、まったく評価されない。
その意味でも60を過ぎたM氏の芸は、すばらしかった。

ちなみにM氏は、書道家としても評価が上がりつつあり、
数年後に迫った定年後は、書道三昧の日々を楽しみにしているという。


実はこの後、私も歌を歌わされましたー(がは)
日本人が来たなら日本の歌を歌え、M氏に凄まれ、ご自身も歌われる以上、
とてもお断りできないような雰囲気だったので、
やむなく童謡の「ふるさと」をうたいまいた。




村人総出。







農家の庭に鈴なりの人々ー。

   


農閑期ののんびりした村の暇つぶしには、楽しんでもらえたような感じでした。


   










   

  
   


私は北京から女性たちにネックレスやイヤリングなどのアクセサリーを持参。
バンバン配りまくりましたー。喜んでもらえたよう。



こちらはM氏の奥様。


   


   





みごとに「非戦闘員」構成が多い農村。

   

何しろ男女とも45歳くらいになると、働き口も限られてくる。
稼げる年数は限られてくるから、都会に出稼ぎに行かないわけにはいかんのだ。


   


   





   


   

    

わんころ。






   



会場は、そのままだらだらと、井戸端会議に移行。
日向ぼっこはどこでしても同じー。


 







こういうイベントには、横断幕は必須。
ちゃんと用意してきましたよー。










ちなみにこの村は、みごとに皆「窯洞(ヤオトン)」という黄土に横穴を繰り抜いた伝統住宅に住んでいる。
アーチ型の門構えがその特徴。
もうたくとうが、えんあんの革命基地で住んでいたのもそういうヤオトンだ。
今回は、すでに何度もえんあんに来たことのある人たちといっしょに来たがために、
あまりにもオーソドックスな観光地には、連れていってもらえず、あえなく断念。











手品で出したお花をもって。

左端の別嬪さんは、M氏の姪御さんだそうな。
陕西はエキゾチックな美人が多いと思う・・・・・・・。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (〇〇会の平均年齢を上げている増田)
2012-12-22 06:39:56
写っている人たちみんな、いい味出してます。
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増田さんへ (yichintang)
2012-12-22 10:20:45
こんにちわー。
のぞきにきてくださり、ありがとうございますー。

最近はダレ気味で、写真中心ですー。
返信する

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