それが一番の問題

概要は後からついてくる

黒笑小説 (集英社文庫) 東野 圭吾 集英社

2008年12月01日 | 小説
黒笑小説 (集英社文庫)
東野 圭吾
集英社

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友達が「東野圭吾の小説はおもしろいぞー」と何度も薦めるので読んでみた。
代表作を読むべきだけど、どうせなら奴が読んだことない作品にしようと
この作品を手にとった。

売れる作家の文章とはこうゆうものかと感心した。
巨乳妄想症候群は、筒井康隆を思い出さる。
色んな種類の笑い(?)が盛り込まれている。
こんなアイディアが浮かぶことや、それを作品に仕上げるまでの技術や根気には
心底感心する。だけど、内容は少し悪い意味で普通。
それは、最初の4作「もう一つの助走」、「線香花火」、「過去の人」、「選考会」が飛び抜けているから。

この4作がこの短編集の真髄だと思う。

一般読者(僕を含む)は笑って読めるけど、著者を含むプロ作家にはシャレにならないんだろうな。茶化してるけど、本当は笑えない話のはずだ。

黒笑小説、、、、ピッタリのタイトルだと思う。

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