谷沢健一のニューアマチュアリズム

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予告先発/マリーンズ×ファイターズ戦から(その1)

2008-05-03 | プロ野球への独白
 4月29日の千葉ロッテと北海道日本ハムの一戦の出来事である。ビジターのファイターズの予告先発は左腕の武田勝投手。開幕から3連勝と乗っているので、この試合も好投が期待された。ところが、試合前の練習中に、マリーンズの打者の打球が左手を直撃、左親指末節骨が骨折した。急遽、翌日登板予定のスウィーニー投手が逆スライド先発した。
 どんな状況で打球を受けたのか定かではないが、ビジターの選手たちがグランド入りする時は、たいてい相手チームは打撃練習中であり、それが終了するまではベンチ前でトレーニングコーチの号令の下、ウォーミングアップをするのが通例である。そこはいつ打球が飛び込んでくるかわからないという危険地帯でもある。打撃練習中に外野を走っているときでも注意力を研ぎ澄ましていないと、災難に合ってしまう。
 私が記憶しているだけでも、V9時代の末次選手が目に打球を受けて引退を余儀なくされた。中日の山本昌投手も優勝争いの真っ只中に、打球を避け損なって左肩を負傷し登板回避となった。不可抗力の怪我ならば責められないが、注意力不足の場合もある。
 YBCの練習時でもボールが転がっていたら「すぐ拾え!踏んで捻挫したらゲームに出られんぞ」と口すっぱくして注意していても、無造作に通り過ぎる選手がまだまだ多いのは心配でもあるし、プレイヤーとしての意識の欠落が残念でならない。