『ファントマ/ミサイル作戦』(アンドレ・ユヌベル監督、1967年)を観てみた。
スコットランド。
ロールスロイスに乗ったブラウン卿が、ネス湖近くの城の主で友人のマクラシュリー卿を訪れる。
だが実際は、ファントマが変装していて、世界の富豪の一人マクラシュリー卿に次のことを言う。
「金持ちの生存権、つまり命の保証に600万ドルの課税をする。1ヶ月以内に払えなければ増税し、それもダメな時は処刑する」と。
そして、迎えのヘリコプターの乗ったファントマは、ブラウン卿の遺体を投げ落として行く。
マクラシュリー卿からパリのジューヴ警視に電話があり、警視は部下のベルトランとスコットランドへ飛ぶ。
そして、ファンドール記者と恋人でカメラマンのエレーヌも行くことになる。
マクラシュリー卿が世界の富豪を集めて会議をする。
彼は、ファントマをこの城におびき寄せるために、囮としてジューヴ警視やファンドール記者、エレーヌを招待したと言う・・・
またまた、ファントマがいろいろな仮面をかぶって、その人物に成りすます。
ブラウン卿や、ギャング団の大物ジュゼッペ、そしてマクラシュリー卿。
だから、ファントマをいかにしてやっつけようかと計画する重大場面に、当の変装したファントマが加わってしまっている。
要は、筒抜け。
そのファントマを捕まえようとするジューヴ警視と部下のベルトラン。
この二人のやり取りが漫才的コミカルで、今回はそれがメインに近い。
よって、ファンドールとエレーヌの方が、脇に回ってしまった感じもする。
ファントマは、大富豪ばかりかギャング団も一緒に、マクラシュリー卿のお城に来させて、みんなから“100万ドル分のダイヤ”を一気にせしめようとする。
それが上手く成功したファントマは、宇宙に逃げようとお城からロケットを発射させる。
それを英国ジェット機編隊が追い、ミサイルで撃墜する。
この作品は、お城の中とキツネ狩りシーンがほとんどの場面となっている。
だから、前二作と比べるとアクションが少なく、それが物足りない。
そればかりでなく、シナリオにもいい加減な箇所があって、物語のエピソードが完結せずにほったらかしの場面があったりする。
最後なんか、ロケットが爆破されたのに、なぜかファントマは宝石を自転車のカゴに入れ、のんびりと逃げていく。
こんな調子だから、ファントマ自身は捕まっていないのに、シリーズとしては三作で息切れしてしまったのだろうか。
スコットランド。
ロールスロイスに乗ったブラウン卿が、ネス湖近くの城の主で友人のマクラシュリー卿を訪れる。
だが実際は、ファントマが変装していて、世界の富豪の一人マクラシュリー卿に次のことを言う。
「金持ちの生存権、つまり命の保証に600万ドルの課税をする。1ヶ月以内に払えなければ増税し、それもダメな時は処刑する」と。
そして、迎えのヘリコプターの乗ったファントマは、ブラウン卿の遺体を投げ落として行く。
マクラシュリー卿からパリのジューヴ警視に電話があり、警視は部下のベルトランとスコットランドへ飛ぶ。
そして、ファンドール記者と恋人でカメラマンのエレーヌも行くことになる。
マクラシュリー卿が世界の富豪を集めて会議をする。
彼は、ファントマをこの城におびき寄せるために、囮としてジューヴ警視やファンドール記者、エレーヌを招待したと言う・・・
またまた、ファントマがいろいろな仮面をかぶって、その人物に成りすます。
ブラウン卿や、ギャング団の大物ジュゼッペ、そしてマクラシュリー卿。
だから、ファントマをいかにしてやっつけようかと計画する重大場面に、当の変装したファントマが加わってしまっている。
要は、筒抜け。
そのファントマを捕まえようとするジューヴ警視と部下のベルトラン。
この二人のやり取りが漫才的コミカルで、今回はそれがメインに近い。
よって、ファンドールとエレーヌの方が、脇に回ってしまった感じもする。
ファントマは、大富豪ばかりかギャング団も一緒に、マクラシュリー卿のお城に来させて、みんなから“100万ドル分のダイヤ”を一気にせしめようとする。
それが上手く成功したファントマは、宇宙に逃げようとお城からロケットを発射させる。
それを英国ジェット機編隊が追い、ミサイルで撃墜する。
この作品は、お城の中とキツネ狩りシーンがほとんどの場面となっている。
だから、前二作と比べるとアクションが少なく、それが物足りない。
そればかりでなく、シナリオにもいい加減な箇所があって、物語のエピソードが完結せずにほったらかしの場面があったりする。
最後なんか、ロケットが爆破されたのに、なぜかファントマは宝石を自転車のカゴに入れ、のんびりと逃げていく。
こんな調子だから、ファントマ自身は捕まっていないのに、シリーズとしては三作で息切れしてしまったのだろうか。