信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

補正予算査定と昭津橋からの風景

2020年01月08日 | 生坂村の報告
 8日(水)は朝から風雨が強く天気が荒れ模様でしたが、昼頃から青空が見えて穏やかな天気になりました。
 朝礼後、8時40分ごろから17日の第1回臨時議会の補正予算の査定を行いました。今回の臨時議会は、昨年10月12日から13日にかけての台風19号災害に対しての復旧工事関係だけの補正予算です。
 当村の被害状況は、会生活改善センターで村内最大の日雨量150mmを記録し、村道決壊が込地・池沢地区2箇所、農業用施設1箇所、農道1箇所であり、その他、倒木11箇所、土砂流出・崩落6箇所、県関係では、県道大町麻績インター千曲線込地地籍1箇所、麻績川・金熊川の護岸損壊4箇所でありました。
 当村はお陰様で被害は少なくて済みましたが、村道決壊の込地地区が復旧工事費は高額になり、池沢地区は少額で済み、下生野の農業用施設1箇所、下生坂の農道1箇所、林道池沢線のガードレール修繕の全部で5箇所の復旧工事を計上させていただきます。
 当村の込地地区の復旧は、松本建設事務所の麻績川護岸の復旧工事と一緒に行いますので、地元の皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

▽ 込地地区の村道と麻績川護岸が決壊した被災状況の写真です。




▽ 池沢地区の村道が決壊した被災状況の写真です。




 午後3時からは、JA松本ハイランド新年祝賀会に平田議長、山本農業委員会長、中山振興課長と一緒に出席し、伊藤組合長、松澤専務理事はじめ役員の皆さん、松本地域振興局長、松本農業改良普及センター所長、松本市、安曇野市、東筑摩郡5村の市長、村長、議長、議員、担当部長・課長、農業委員会長、理事、役員OB、松本大学学長、あづみ病院院長、各会社の社長など、多くの皆さんと一献交わしながら新年のご挨拶をさせていただきました。

▽ 朝の風雨が強い中撮影しました昭津橋からの風景です。







 その他生坂村では、小・中学校で3学期始業式、保育園献立会、児童館でえいごであそぼう、歩こう部、体協ソフトバレーボールリーグ戦代表者会議などが行われました。

道の駅いくさかの郷新春イベント・仕事始め式&知恵の輪委員会

2020年01月07日 | 生坂村の催し
 7日(日)は段々と雲が広がって、雪が降り出し、夕方からは雨に変わり寒い一日でした。
 午前8時45分から道の駅いくさかの郷の研修室において仕事始め式を行いました。式に先立ちまして、だるまの開眼を行い、いくさかの郷の商売繁盛による生坂村の活性化などを祈念いたしました。


▽ 私から副村長、松澤施設長、岩間農業公社理事長、農林水産物生産者組合正副組合長などでだるまの目入れを行いました。






▽ 私から、道の駅いくさかの郷は令和2年が丸1年通しての営業になる最初の仕事始め式であり、農産物直売所の出荷・販売の強化、かあさん家の順調な運営等でいくさかの郷の課題を解決してしっかり経営していきたいことと、14日から始まる農業懇談会で村民の皆さんに、農林水産物を多く出荷していただくこととご利用をしていただくことをお願いして、さらにいくさかの郷にお越しいただける方々を増やしていくために、引き続き皆さんのご支援、ご協力をお願いするなどの挨拶をさせていただきました。













 午前10時からは、道の駅 いくさかの郷が、本日から令和2年の初売りでしたので、新春の餅つきと、搗きたてのお餅の振る舞いを行いました。










 生坂保育園の園児たちや村の子ども達にも餅つきの体験していただき、園児達は、来た時に「あけましておめでとうございます。」としっかり挨拶をし、お餅も食べた後も、大きいな声で「ありがとうございました。」と御礼のことばも言っていただき、和やかな新春イベントとなりました。








 もち米4升を2臼搗いて、あんこ、きな粉、ごまをあえて、お客様や近くで働いていた方にも振る舞い、皆さんで美味しい搗きたてのお餅を食べながら初売りをお祝いしました。




 農産物直売所では、生坂村産の干し柿や各種野菜や果物、冷凍食品、加工品などを販売しています。かあさん家は、1月と2月は思いやり月間として、75歳以上の方に麺類100円引きで提供しますので、多くの皆さんにお越しいただきたいと思います。





 午後1時30分からの知恵の輪委員会は、私の挨拶の後、毎月の定例課長会議の概要を報告し検討協議をしました。
 事業検討は、村民運動会と村民総合スポーツ祭を隔年で実施してきて、分館長・社会教育委員・スポーツ推進委員合同会議で、今後の方向性を協議しましたが結論は出なかったとのことでした。
 そこで意見の一部として、「村民総合スポーツ祭は小さな分館は殆ど参加できない」、「選手集めが厳しい」、「役員の負担が大きい」、「村民の集う場がなくなるので続けたい」、「種目と時間帯を検討すべき」、「村民運動会の方が村民が一堂に集まれる」「松本山雅とのコラボは良い」などがあり、次回の合同会議で決めていただくことになりました。
 令和2年度行事カレンダーについては、例年通りの保・小・中の写真と成人式・村民運動会・赤とんぼフェスティバルの行事写真を掲載し、表紙は昨年のイベント・行事の写真を数枚貼りつけ、年月の表示については、令和2年・2020年・[平成32年・昭和95年]、旧暦、英語のレイアウトを参考にして来月の会議で決めることにしました。
 やまなみ荘に対しての意見等では、「フロントの挨拶」、「花の鉢の置き方」、「料理は好評」、「料金設定が高め」、「海鮮丼の単品メニュー」、「料理の量が多い」、「かあさん豆腐の料理」、「料理を考えてリーズナブルな価格帯」、「お刺身の味は良いが切り方が厚い」、「食堂は日によって味が違う」、「揚げ物が大きい」、「事前予約での対応」、「送迎の対応」、「食堂の時間帯」、「海鮮丼を安価に」、「宴会の金額を5,000円」、「フリードリンクの用意」などの多くの意見が出され、次回のやまなみ荘定例会に報告することにしました。 
 次回の知恵の輪委員会は、行事カレンダーの年月の表示、写真の選択、防災懇談会の意見等による防災・減災、災害対応について協議することになりました。

▽ 朝の写真は生坂ダム湖の風景です。



 その他生坂村では、保育園で冬季希望保育、中学校で冬学特別教室開放②、山口医師訪問診療、上生坂A班の皆さんの元気塾などが行われました。

令和2年仕事始め式・記念撮影・新年会の開催

2020年01月06日 | 生坂村の行事
 6日(月)は日差しが届いて穏やかな空でしたが、午後から天気はゆっくり下り坂でした。
▽ 仕事始めの日にやまなみ荘大ホールで、職員が一堂に会し力を合わせて仕事に励もうと記念撮影をしました。


 午前8時30分から村民会館2階講堂において仕事始め式を行いました。式に先立ちまして、だるまの開眼を行い、生坂村の活性化、村民の皆さんの安全安心な生活と無病息災を祈念いたしました。

▽ 私から副村長・教育長はじめ幹部などの職員各位が、生坂村の一年間の無事、村民の皆さんの安全安心な生活と無病息災を祈念して、だるまの開眼を行いました。









▽ その後、牛越副村長の開会のことばで始まり、私は年頭の挨拶として、暦の関係で一番遅い仕事始め式ですが、これから各部署で令和2年度の当初予算編成、いくさか村づくり計画をローリングさせての更新、昨年12月の定例議会でお認めいただいた「生坂村第6次総合計画」との整合性を持たせた第2期「生坂村まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定など、忙しい年の始めとなりますので、皆さんで力を合わせて取り組んでいただきたいこと、第6次総合計画の将来像は、「確かな暮らしを明日につなぎ 明るく 健やかに生きる村」であり、キャッチフレーズは、「新たな発想で 未来を創り出し 人と自然が輝く いくさか」でありますから、皆さんの英知を結集し、新たな発想で活力ある村づくりを進め、元気で賑やかに、明るく健やかな生坂村を創り出すために、職員の皆さん、いくさか大好き隊の皆さんには、中心になって自らの役割に励んでいただくために、健康に留意され、引き続き生坂村並びに村民の皆さんのために、一生懸命に働いていただきますことをお願いするなどの挨拶をさせていただきました。




▽ 仕事始め式において、私が村長部局の部署ごとに通知書を交付し、樋口教育長が教育委員会に通知書を交付し、樋口教育長の閉式のことばで終了しました。








▽ 開眼しただるま様は、令和2年の生坂村の活性化と課題解決、村民の皆さんの安全安心な生活を村長室で見守ってくださっています。


 9時30分からの定例課長会議では、12月定例議会の一般質問で質された内容などを加えて、検討事項を提示し各部署で取り組んでもらう案件等について要請しました。
 各部署からは、1月の日程調整、令和元年度生坂村一般会計補正予算【第4号】の査定、令和2年度当初予算編成作業、生坂村消防団出初式、賀詞交歓会、各運営委員会等の日程、地域発 元気づくり支援金、令和2年度 村づくり計画、知恵の輪委員会、やまなみ荘の企画、民生児童委員の委嘱、農業懇談会、上下水道運営委員会、有害鳥獣駆除対策協議会、相模女子大学冬季地域協働活動内容、各道路の交通規制、村民運動会及び総合スポーツ祭、新規就農研修、かあさん家関係等について検討協議をしました。

▽ やまなみ荘大ホールで、仕事始めの日に職員が一堂に会して、気持ちを新たに毎年恒例の令和最初の記念撮影をしました。

 今年の仕事始めの一日の仕事が終わった午後6時から、恒例によりほぼ全員の職員で記念撮影を行い、やまなみ荘で互助会主催の職員新年会を行いました。今年も多くの職員各位が出席し、二年参りや新年会、成人式などそれぞれ年末年始の行事や仕事の話などで、会話が弾み賑やかに盛り上がり楽しい新年会でした。
職員の皆さんには、今年一年も健康に留意して、元気に賑やかに生坂村のために一生懸命仕事に励んでいただきますようお願いいたします。

▽ 朝の写真は生坂ダム湖の風景です。





 その他生坂村では、保育園で仕事始め、中学校で冬学特別教室開放①などが行われました。

山清路の風景と家族の小旅行

2020年01月05日 | 生坂村の風景
 5日(日)は今冬初めての積雪でしたが、雪かきすることもなく、日差しが届くと直ぐに溶けましたが、真冬らしい寒さの一日でした。
 山清路の風景は前々日にドローンで撮影した風景でして、旧山清路橋と新山清路橋の映り込みが綺麗に撮影できました。




 渓谷美と歴史ある信濃十名勝「山清路」は、遊歩道などの整備を進めて、当村北部の観光名所として復活させたいと考えています。




 我々は、朝ホテルを出て近江町市場に行き、新鮮なネタの寿司を食べ、海産物の買物をしました。近江町市場では、金沢市中央卸売市場の初競りに合わせて、毎年1月5日に初売りが行われていて、5日は、市場内のおよそ120店が営業し、多くの観光客や地元の買い物客などで賑わっていました。








 昨夜雪が積もったとのことでしたので、世界文化遺産として多くの観光客が訪れている白川郷・合掌造り集落の冬の風景を見に行きました。白い雪が降り積もった風景は、他の季節の風景とはまた違った魅力を見せてくれました。




 帰り道の国道158号の高山市側は積雪がありましたが、安房トンネルを抜けると殆どなくて良かったです。しかし、観光バスが前に走っていてゆっくりでしたので、早く中部縦貫自動車道が開通しないかなと思いました。
 母の91歳の誕生日を祝って金沢市に行ってきましたが、楽しい旅行になり、少しは家族サービスができて良かったと感じました。

▽ 山清路の風景の残りの写真です。



日岐上空からの風景と金沢への小旅行

2020年01月04日 | 生坂村の風景
 4日(土)は日差しが届きましたが、天気は変わりやすく寒い一日で、夜には雪が降りだし、今冬初めての積雪になりました。
 今日は公務がなく、朝早くから妻と母と娘の4人で金沢に向けて出かけましたので、前日午前10時前に撮影した日岐城趾の上空からの風景です。




 日岐城は、仁科氏の一族の日岐氏が1492年頃生坂谷に進出し、居館を構え盛慶、盛高、盛次、盛武などが約100年住んだと言われています。
 標高620m、本郭の広さ20mと28m、東側に石垣、平地に供養塔と城の守護神八幡神社跡があります。




 我が家族は、母の91歳の誕生日に合わせて、1泊2日で金沢へ旅行に出かけました。ひがし茶屋街で美味しい海鮮丼などを食べてから、金沢文化を代表する茶屋街のひとつですので、和の趣を感じる写真を撮影しながら散策しました。




 着物をレンタルした観光客が伝統的な町並みをバックに撮影している姿や外国人の観光客も多く見られました。




 我が家族は、母がそんなに歩けないので、兼六園、金沢城公園、香林坊エリアなどを少し見ながらドライブをし、ホテルにチェックイン後に、金沢百番街でお土産などを買い、美味しい地酒などを飲みながら海の幸を中心の夕食を食べ、楽しい一日が過ぎました。

▽ 日岐上空から撮影した残りの写真です。





令和2年 生坂村成人式

2020年01月03日 | 生坂村の行事


△ 式典後に新成人の皆さんと小中学校卒業時の校長先生、担任の先生、来賓等で記念撮影をしました。

 3日(金)は日差しが届いて成人式をお祝いするような穏やかな陽気でしたが、夕方から下り坂の天気になりました。
 午後1時よりやまなみ荘大ホールで恒例の生坂村成人式を挙行しました。男性10名女性12名計22名の新成人が対象で15名に出席していただき、女性は華やかな振り袖姿と、男性はスーツ姿に身を包み晴れやかな成人式でした。
 式典には、新成人の両親や恩師、議員各位、分館長各位、区長会長、農業委員会長、教育委員など関係各位のご臨席を賜り、厳粛の内に盛大に行われました。

▽ 樋口教育長の開式のことばで始まり、式典の最初に新成人をはじめ出席者全員で、生坂村讃歌「山紫に空は澄み」を斉唱しました。




▽ 私からは、現在、著しい人口減少に直面している日本の多くの地方、「故郷」は、「志を果たして いつの日にか帰らん」ではなく、志を果たすためにこそ、故郷に暮らそうという若者を、そして、志を故郷で果たし「故郷で錦を飾る」若者を必要としております。生坂村でも、そんな若者が一人でも多く住んでいただきたいと願っております。

 豊かな自然・歴史・伝統文化を持つ生坂村は、皆さんのご家族をはじめ、多くの先人たちが立派に築かれて来られました。この生坂村に誇りと愛着を持ち続けていただき、今まで皆さんを育んできた郷土生坂村を、これからは皆さんが育み、伸ばしていく大きな役割を果たしていただきたいとお願いするなどのお祝いの言葉を申し上げました。


▽ 私から新成人代表の坂爪君に記念品3点の目録を贈り、平田議会議長、竹内選挙管理委員長より、それぞれの立場からご祝辞を頂戴しました。


▽ 平田議長から、皆さんは保育園・小学校・中学校と同じクラスで一緒に過ごされて来られたと思いますが、中学校卒業後はそれぞれの高校や専門学校、大学に行かれた方、あるいは既に社会人になられた方などそれぞれの道を歩んでおられると思います。今、生坂村の一番の課題は、人口減少であり、少子高齢化も進んでおります。このことから皆さんのような若い力が必要です。皆さんがそれぞれの分野で活躍され、生坂村の活性化や生坂村に住んで良かったと思えるような村づくりに関わっていただきたいと願っておりますなどと祝辞を述べられました。


▽ 竹内選挙管理委員長より、最近の選挙においては選挙権を行使しない人が増え、投票率は低下傾向にあり、取り分け若い年齢層の方々の投票率が際立って低く、現在我が国は厳しい財政状況の中、少子化、高齢化やグローバル化の進行等による社会経済構造への変化への様々な課題に直面しています。また地方においてもさらなる地方分権改革の推進や行政改革の取組、住民が主体となった地域づくりが一層求められています。こうした中でこれからの時代を背負う若い皆さん、一人ひとりの一票が明るく豊かな社会や地域をつくる大きな可能性を持っていることを忘れずに、常に政治や社会のことに関心を持ち、自らの意志で大切な一票を投じられることを切に願いますなどと祝辞を述べられました。


▽ 山田児童館長から、務台衆議院議員さん、杉尾参議院議員さんからの祝電を披露しました。 


▽ 答辞をされた藤澤君からは、地元で育ってきた誇り、培ってきた優しい心と思いやりの心を持ち、皆様からいただいた無償の愛を忘れず、いつか恩返しできるように、そして支えていけるような立派な人間になれるよう、日々努力していきたいと思います。 
 人生は有限であり、大人として過ごす時間は、今まで過ごしてきた20年間より遥かに長い時間であり、その中ではたくさん苦労したり、後悔したりして、時には逃げ出したくなることもあるかもしれません。しかしそんな時には、力のなってくれる仲間おり、一緒に笑ったり、泣いたりした仲間がいます。太陽を見たり、ピカリと輝く仲間とこの生坂村で、令和最初の成人式を迎えられたことを一生の財産とし、自分の夢の実現に向けて共に挑戦し続けていきたいと思いますなどとしっかりと挨拶を述べていただきました。


▽ 牛越副村長の閉式のことばで滞りなく式典が終了し、場所を移して記念撮影を行いました。


▽ 少し緊張した記念撮影後に、保護者の皆さんがカメラやスマホで撮影された時に、ホッとした笑顔でポーズを取ったりしていました。


▽ 高野公民館長の開会のことば、私の乾杯の発声で祝賀会に入り、新成人はお互いの近況や小中学校時代の話などをし、スマホで一緒に撮影したり、校長先生や恩師とも懐かしい話で盛り上がっていました。






▽ 祝賀会では、スライドで懐かしい写真を見て、大きな声で笑ったり、小中学校時代の色々な思い出話で賑やかでした。その後、小中学校時代の担任の先生から教え子達との思い出や大人なるためのエールや、新成人全員に近況と今後の目標などをスピーチしていただき、最後に両校長先生からも思い出や激励の挨拶をいただきました。



 新成人の皆さんから近況や今後の目標などをお聞きしましたが、引き続き郷土生坂村に何らかの関わりを持ち続けていただきますよう願っております。

▽ 平田議長の発声で、新成人の前途を祝し、生坂村の発展を願って、万歳三唱をして成人式の祝賀会が閉会しました。


 多くのご来賓の皆様をはじめ、小中学校時代の校長先生、ご家族の皆様にご臨席を賜り、ご光彩を添えていただきましたことに感謝を申し上げます。そして、新成人の皆さんのご健勝と益々のご活躍をご祈念申し上げます。

▽ 朝の写真は雲根集落上空からの風景です。





やまなみ荘の新春イベント

2020年01月02日 | 生坂村の催し
 2日(木)は日差しが届き、初詣にもバッチリの天気で、日差しが暖かく感じられた一日でした。
 午前10時30分からやまなみ荘の仕事始め式を行った後、11時からやまなみ荘が年末年始を通常営業にして5年目になり、今回もお客様や村民の皆さんに、日頃の感謝の気持ちを込めまして、「やまなみ荘新春イベント」として、餅つき、鏡開き、福引を行いました。

▽ 松澤住民課長の進行で私がお越しいただいた皆さんに、やまなみ荘を新春イベントにお越しいただいたことと日頃のご利用に対しての謝辞、今年も色々な企画を行い、美味しいお料理、おもてなしの心でご対応させていただきますので、引き続きのご愛顧をお願いするなどの挨拶をさせていただき始まりました。



▽ 村内外より多くの皆さんにお越しいただき、牛越副村長と松澤住民課長に捏ねていただき、副村長、私、藤澤室長、子ども達、小坂部支配人などに杵でお餅をついていただき、賑やかに餅つきをして美味しいお餅が搗きあがりました。












▽ 1回目の餅つきの後、私と牛越副村長、小坂部支配人で一緒に鏡開きをして、樽酒やジュースを皆さんに振る舞いました。






▽ 二臼目も牛越副村長と松澤住民課長に捏ねていただき、お客様と子ども達がお餅を搗いて、あんこ、きな粉、大根おろしを付けたお餅を召し上がっていただきました。






 搗きたてのお餅は、きな粉、あんこ、大根おろしの3種類の味を皆さんに楽しんでいただきました。
お餅は4升ずつ2臼を搗いて、多くの皆さんに振る舞うことができ、私もイベントが終わってから頂戴しましたが、搗きたてのお餅は食感も良く、とても美味しくいただきました。

▽ 12時からは福引をさせていただき、全員の皆さんに景品と粗品をお渡ししました。景品は、やまなみ荘の食事券、入浴券、川魚唐揚げ1パック引換券、餃子一人前引換券を24本用意し、子ども達には松本山雅FCのグッズやいくさかの郷のファイルなどをお渡ししました。






 本年も美味しいお料理、おもてなしの心、温まるお風呂、様々なイベント、展示などでやまなみ荘を運営してまいりますので、村民の皆さんをはじめ、多くの皆さんにやまなみ荘をご利用いただきます様お願いいたします。
 本日はお越しくださいました皆さんをはじめ、準備から運営まで行っていただいたやまなみ荘の皆さんなど関係者の皆さんに感謝申し上げます。

▽ 朝の写真は下生坂上空からの風景です。





 その他生坂村では、やまなみ荘で仕事始め式、各神社で安全祈願祭などが行われました。


議長の新年のご挨拶

2020年01月01日 | 挨拶


     令和2年 新年のご挨拶

 あけましておめでとうございます。
 村議会を代表して一言ご挨拶を申し上げます。

 昨年新元号「令和」が制定され、初めての新年を迎えることとなりますが、村民の皆様におかれましては、例年とは違い、新たな気持ちで、輝かしい新春をお迎えのことと、心からお喜び申し上げますとともに、日頃は議会活動に温かいご支援とご協力を賜り厚くお礼を申し上げます。
 現在我が国を取り巻く環境は、アメリカと北朝鮮との交渉で非核化の話し合いは前に進まず、北朝鮮は再びミサイルの発射実験を繰り返しておりますし、拉致問題も一向に進展する様子がありません。また米中貿易摩擦問題によって、日本企業からの部品の輸出などが減っていることや中国で生産している日本の企業などは業績が悪くなっていることがあげられます。
 地方に於きましても、米中貿易摩擦問題よって、輸出が減っており、土日ばかりでなく金曜日も休みにするなどの企業もあるとのことであり、先の見えない経済状況が続いております。
 当村では人口減少・高齢化が進む中で、村の活性化施設、道の駅「いくさかの郷」が4月27日竣工式と、ハンガリー村開村式が行われ、ハンガリー全権特命大使をはじめ村内外から大勢の来賓の皆さんをお招きして盛大に行われました。
 これにより「いくさかの郷」は本格的に活動が始まりました。
 中でも特産の灰焼きおやきなどは人気があり、間に合わないことから冷凍して販売をしておりますが、それでも間に合わない状況でありますし、その他にも秋には「巨峰や、ながのパープル、シャインマスカットなど地元ブランド品が人気です。


 さて災害に関しては、今年も台風やゲリラ豪雨などによって各地で大きな被害をもたらしており、この原因は温暖化によるものと言われております。9月5日には台風15号により静岡県では雨による災害が有りましたし、千葉県を中心に関東地域などでも強風によって屋根が飛ばされるなどの甚大な被害をもたらしました。
 10月12日の台風19号では関東、東北地方では大雨による被害が発生し、長野県でも東信地域では千曲川流域で1日の雨量が500ミリを超えるなどしたため、佐久地域はじめ、東御市、上田市や長野市、飯山市などでも千曲川が決壊し、周辺の住宅に水が流れ込んだことで、避難を余儀なくされたり、亡くなられた方がいるなどの被害がありました。リンゴ農家では、リンゴ畑に洪水が被り、土砂が埋まるなどで、甚大な被害となりました。
 このため、全国はじめ県内市町村、そして当村からも議員有志や村民の皆さんなどが、佐久穂町や長野市などへ災害復興ボランテイアとして参加いたしました。


 議会活動では昨年の主な出来事を振り返って見ますと3月議会は3月8日~3月19日の12日間で行われ、提出議案は事件案では、「山清路の郷」の指定管理者の件など2件と新年度予算案8件であり、その1件は丸山木工跡地に定住促進住宅2棟を建設するための予算に5362万円が計上されており、その他の議案についても審査を行い、採決の結果、全員賛成で可決されました。また陳情については1件が可決し、1件は継続審査となりました。
 一般質問では8人全員が質問を行い、防災のことや水道のこと、人口減少や移住などについて質問を行いました。
 6月議会は6月7日~6月14日の8日間で行われ、提出議案は報告が6件、事件案では生坂村過疎地域自立促進計画の変更など2件、条例の改正案1件、令和元年度補正予算2件の計11件の審査を行い、採決の結果、全員賛成で可決されました。
 また陳情については2件が可決され、2件について議員発議として意見書を提出しました。
 一般質問では6人が質問を行い、通学路の交通安全対策や結婚支援の取り組みなどについて質問を行いました。


 8月22日には生坂村において、池田町議会と生坂村議会で結成している「池坂やまびこ会」が開かれ、両町村の課題について、地域の救いと題して「ふるさと回帰」について地域と世界研究会代表の、佐藤進さんに講演をしていただきました。
 9月2日には筑北村において、東筑摩郡議員大会が行われ、それぞれ東筑5村の課題について提案され、審査の結果議決されました。生坂村の代表では字引議員が生坂村の課題について発表を行いました。
 9月議会は9月11日~9月18日の8日間で行われ、提出議案は報告が4件、決算の認定1件、事件案1件では生坂村過疎地域自立促進計画の変更、条例案3件、令和元年度補正予算では一般会計、特別会計など4件についてそれぞれ審査を行い、採決の結果全員賛成で可決されました。
陳情・請願関係は5件であり、へき地教育振興法に鑑み、へき地手当等支給率を近隣県なみの水準に戻すことなど3件について議員発議として意見書を提出することとし、1件は不採択とし、ほか1件は継続審査となりました。
 また追加議案として私立高校への公費助成など、3件について、審査を行い、採決の結果、全員賛成で可決され議員発議として意見書を提出することとしました。
 議会の視察研修では9月24日~9月26日の3日間で京都府京丹後市丹後町と福井県池田町に視察に行き、京丹後市丹後町では当村の公共交通交付金減少と交通弱者の課題から「マイカーを使った支えあい交通について研修し、池田町では森を活かした町づくりの施策であり、山あいにワイヤケーブルを張って滑り降りることや立ち木にワイヤを張って空中を歩くなどのアドベンチャー事業であり、実現は難しいかもしれませんが、若者を呼ぶきっかけになるのではないかと思いました。


 11月5日には東筑5村で決議された課題を、県庁に小岩副知事と県議会清沢議長を訪ね、陳情を行いました。また、国に11月14日地元国会議員の皆さんに東筑5村で決議された課題について陳情を行って参りました。
 当村の要望活動については台風19号による影響により長野県はじめ全国で被害が発生しており、このことから中止としましたが後日、地元選出国会議員に村長から陳情書を渡していただきました。
 12月議会は12月6日~12月13日の8日間で行われ、提出議案は事件案では生坂村第6次総合計画基本構想及び基本計画の策定についての1件と条例案8件、補正予算案では一般会計では2059万3千円を追加し、総額を19億7512万7千円とするものです。特別会計補正予算は5件であり、それぞれ審査を行い、採決の結果全員賛成で可決されました。
 一般質問では7人が質問を行い、防災上の反省点、獣被害の進捗状況などについて質問を行いました。
 10月2日には東筑議員交流会が生坂村で行われ、B&G海洋センターにて松本山雅の皆さんのご指導により、5村対抗のウォウキングサッカーを体験しました。


 12月23日には東筑北部3か村の議員懇談会が筑北村で行われ、研修会では県町村議会議長会の宮嵜さんより「議会基本条例の制定と活用」と題して講演をしていただきました。
 全国の町村議会では議員のなり手不足が起こっており、その原因は報酬の低さなどであり、特に若者が議員になっても将来の展望が見いだせないことであり、任期4年を全うしても、次の選挙での保障は何もありません。
 当村の議会も、人口減少・少子高齢化の環境から、議会議員の選挙は4期行われておりませんし、次の改選では、議員のなり手不足が心配されております。この現状を解決するには、議会だけで解決出来るものではなく、村民の皆さんもこの現状をご理解をいただいて、次の選挙に出て欲しいと願っております。
 結び5月1日に令和天皇が即位され、平成天皇は退位され、上皇になられました。 令和2年の新しい年が皆様にとって元気で過ごせる年となりますようご祈念申し上げ、年頭の挨拶とさせていただきます。
 
 令和2年元旦
                                  生坂村議会議長   平 田 勝 章


村長の新年のご挨拶

2020年01月01日 | 挨拶





   令和2年 新年のご挨拶
     

 新年あけましておめでとうございます。
 輝かしい令和2年の新春を、お健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
 日頃は、村民の皆さんには、村政運営にご理解とご協力を賜り、村民の皆さんとの協働による村づくりをさらに進めるために、それぞれのお立場でご支援、ご尽力を賜っていますことに心より感謝を申し上げる次第でございます。
 さて、国では先月20日に来年度予算案の一般会計の総額を、前年度比1.2%増の102兆6580億円とし、過去最高を更新しまして、2年連続で100兆円を超えました。税収は10月に消費税率を10%に引き上げた効果が年間を通じて表れるため、過去最大の63兆5130億円を見込みました。新規国債の発行額は0.3%減の32兆5562億円で、10年連続のマイナスとなりました。
 歳出の内訳を見ますと、一般歳出は63兆4972億円のうち、社会保障関係費は、5.1%増の35兆8608億円となりました。消費税増収分を活用した社会保障の充実が大きな押し上げ要因で、10月に始まりました幼児教育・保育の無償化に関する経費が平年度ベースで必要となるほか、今年4月に始まります高等教育の無償化に伴う費用4882億円なども計上されました。
 高齢化に伴う社会保障費の自然増分は、診療報酬改定による薬価の引き下げなどにより4100億円に圧縮し、一般歳出に占める社会保障費の割合は、56.5%で、前年度から1.4ポイント上昇しました。

 消費税増税後の景気対策として実施します「臨時・特別の措置」は、前年度と同じ枠組みを活用し、2492億円減の1兆7788億円を計上しました。「防災・減災、国土強靱化のための3ヵ年緊急対策」の費用として1兆1432億円、キャッシュレス決済時のポイント還元事業に2703億円を計上しました。東京オリンピック・パラリンピック後の消費を下支えする観点で実施しますマイナンバーを活用した消費活性化策は2478億円を確保しました。
 地方交付税は、入り口ベースで575億円増の15兆6085億円となり、自治体への配分総額の「出口ベース」は、4073億円増の16兆5882億円となり、折半対象財源不足は、2年連続で解消し、臨時財政対策債の発行額は3年連続で縮減しました。

 そして当村は、国の来年度の予算等も加味しなければなりませんが、先月に令和2年度予算編成打合せ会議を開催しました。今年4月からの「生坂村第6次総合計画」を根幹に「いくさか村づくり計画」を実施計画として進めます村政運営に加え、「生坂村まち・ひと・しごと創生総合戦略」を念頭におきまして、引き続き様々な課題解決に向けて、職員も知恵を出し創意工夫をして、真に必要とされる事業へ限られた財源を効果的に配分しなければと考えているところでございます。
 また、引き続き経費の節減と合理化に努めながら、村民の皆さんのニーズに応えられる施策の推進を図り、将来の見通しを充分考慮した有効で効果的な予算配分に努めてまいります。


 それでは、昨年を振り返りますと、
 最初に、昨年10月の台風19号では、長野県をはじめ関東甲信越、東北地方などの広範囲にわたり甚大な災害が発生し、特に長野県では千曲川流域の東北信地域で、河川の氾濫による堤防や護岸の決壊、家屋等浸水被害、土砂流入・決壊などの道路災害、土砂崩落・土石流による土砂災害など、激甚な災害に見舞われ、お亡くなりになられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された皆さんに心からお見舞いを申し上げる次第でございます。
 現在長野県では、「ONE NAGANO」を合い言葉にし、想いをひとつに、互いに支え合いながら、復旧・復興に向けて進み続けているところでございます。
 当村の被害状況は、会生活改善センターで日雨量150mmを記録し、村道決壊が込地地区・池沢地区2箇所、農業用施設1箇所、農道1箇所であり、その他、倒木11箇所、土砂流出・崩落6箇所、県関係では、県道大町麻績インター千曲線込地地区1箇所、麻績川・金熊川の護岸損壊4箇所でありましたので、今月17日の第1回臨時議会に補正予算を上程し復旧工事を進めてまいります。


 続きまして、4つの重点事業について申し上げます。
 最初に、「子育て支援事業」としましては、4月から3歳児以上の保育料無償化を先行実施し、給食材料費の無料化も実施して、小中学校の児童・生徒の給食費の無料化に合わるとともに、健やかに産み育む子育て支援金、18歳までの村単福祉医療費の無料化を継続することにより、保護者が子育てしやすい環境をさらに整えてまいりました。
 子育て支援センター「なのはな」では、育児支援の拠点として保健師や保育士の常駐により親子の触れ合い、親同士・子ども同士の交流、育児相談、子育てに関する情報提供、必要に応じた相談・助言を引き続き行ってまいりました。
 また、今年度より生坂村子ども家庭総合支援拠点を設置し、子ども家庭支援員として2名配置することにより、村内全ての子どもと、その家庭及び妊産婦等に対して必要な支援に関わる業務全般について、他機関との連携を図りながら、中核となって継続的なソーシャルワーク業務を行い、総合的な子育て支援を充実させてまいりました。
 保育園では、一人ひとりの子どもの発達や成長をしっかり見守るきめ細やかな保育を引き続き行い、遊戯室のエアコンを更新しました。
 小学校では昨年度、書架の入れ替えや照明のLED化など図書館の改修を済ませ、今年度は図書館にもエアコンを設置し、さらに児童が快適に読書や調べ学習ができるようにしました。
 中学校では、引き続き北海道標津町との交流学習を行い、異なる土地の自然・伝統・文化を学ぶ機会を設けて、将来を担う人材育成を図っております。
また、児童館・生涯学習施設「たんぽぽ」に学習支援員、放課後児童支援員、司書等を配置し、改修したB&G海洋センターでは、スポーツ振興と地域コミュニティの場として、「放課後児童クラブ」「のびのびスクール」「地域未来塾」などで学力・運動力の向上を図ってまいりました。
 これらの取り組みによりまして、生坂村で結婚、出産、育児、教育が安心に一貫して受けられますように、今までの結婚祝金・出産祝金・入学祝金・奨学金貸付制度により、安心して健やかに産み育てられ、次代を担う子ども達が個性豊かに育まれる環境づくりと教育の充実強化に努めてまいりました。


 次に「福祉の村づくり事業」では、昨年度から国民健康保険の制度改正により、都道府県が財政運営の責任主体となるなど大きな改革が行われましたが、今年度も保険税については変更なく運営をしております。
 昨年度からの第7期介護保険事業では、認知症初期集中支援、認知症サポーター養成講座の開催などの「包括的支援事業」の推進、介護予防普及啓発事業、高齢者の低栄養防止・重症化予防事業などの「介護予防・日常生活支援総合事業」の充実対応をしてまいりました。
 しかし、医療費、介護サービス費が年々増加する傾向ですので、原因の分析と保健師や管理栄養士によります保健指導を積極的に行い、特定健診・特定保健指導の受診及び健康維持の啓発を強化し、医療費の抑制、生活習慣病の発症予防と重症化の予防や適切な受療行動を取ることなどに取り組んでおります。
 高齢者生活福祉センター「ふれあいの里」の増室により、高齢化や高齢者のみの世帯の増加に対応し、介護認定を受けた方も、安心してデイサービス、ホームヘルプサービスなどを利用しながら住み慣れた生坂村で安心して住み続けられるように支援してきました。
 また、昨年度立ち上げました「地域支え合い推進会議」では、総合的な観点から、生活援助サービスの重要課題を解決するための検討を重ね、生坂村有償援助サービス「もりびと」が本格稼働し、「住民相互の支え合いによる地域づくり」を進めております。
 そして、村民の皆さんには健康管理の意識を高めていただき、健康維持や介護予防に努めて健康寿命を伸ばしていただくことなど、健康な暮らしの継続と福祉の充実により、高齢者の生活の安定に取り組んでまいりました。


 次に「産業振興事業」としまして、4月27日にグランドオープンしました、道の駅「いくさかの郷」は、生坂創生の中核施設として、農業振興、観光振興、雇用創出、交流人口の増加、福祉対策などにより村の活性化につながっております。
 村民の皆さんを中心に組織されました農林水産物生産者組合は、当村の新鮮で美味しい農林水産物を栽培、出荷、販売をしていただき、お父さん頑張る会の炭や竹酢液、ハチクの会の加工品や女・人輝きくらぶとの竹っこおやき、おじさま倶楽部の手打ちそば、こなもん工房の灰焼きおやきや石窯ピザなどの販売も行ってまいりました。
 また、農業公社のかあさん家は、生坂村産の原材料を多く使用して、おまんじゅう、灰焼きおやき、おにかけ、かあさん豆腐、かあさん味噌、おからドーナツ、おからクッキー、どぶろく腹の神、巨峰ジュースなど、20年の実績を活かした生坂村ならではの郷土食や加工食品の提供をしていただき、売上増と雇用増に結び付いております。
 「県営中山間総合整備事業」は、上野地区のかんがい施設工事、舗装工事、才光寺地区、遊上地区の農業用用排水施設の整備工事、多くの地区の調査・設計を実施しております。
 主要地方道大町麻績インター千曲線の山清路バイパス工事に併せて、松本建設事務所で、現在通行止めの生坂橋から山清路トンネル付近まで、法留工、排土工などの工事を行っていただいており、当村も山清路百体観音の秩父三十四所の遊歩道を整備しまして、信濃十名勝の景勝地、歴史ある「山清路」の観光振興を図ってまいります。
 村内最大のイベントであります「赤とんぼフェスティバル」は、10月19日~20日に開催し、台風19号の災害を考慮し、手筒花火だけにしましたが、有名なテツandトモさんをお呼びし、大勢の皆さんに楽しんでいただけたと考えているところでございます。
 商工振興では、引き続き生坂マル得商品券の発行補助を行い、拡充しました個人住宅リフォーム補助、生坂村店舗整備促進事業補助金等も実施して商工業者の育成を行ってまいりました。


 昨年度ホームタウンになりました松本山雅FCですが、残念なことに境界突破はできず、J1の降格が決まってしまいました。
 しかし、教育委員会では、元気づくり支援金を活用して、松本山雅FCと連携し、「松本山雅フィジカルトレーニング」など村民の健康増進につながる各種講座を開催していただきましたし、11月24日には、水鳥マラソンをバージョンアップして、「2019イクラン!!松本山雅FC」と銘打って、2km、5km、10kmの3種目のコースにし、村内外から例年より1.5倍ほどの約140名の参加により盛大に開催でき、交流人口の増加につながったところでございます。
 その他にも、村民運動会を盛り上げていただいたり、保育園での山雅サッカー教室、「松本山雅FCサポーターミーティング in 生坂村」「ウォーキングサッカー」などを行っていただきましたし、当村のイベントなどにも、ホームタウン担当の方々やガンズくん、喫茶山雅の皆さんにお越しいただき、一緒にイベントを盛り上げてくださり、生坂村の発信や活性化に結び付いたと感じております。
 以上の農業、商工業、観光の振興、6次産業化等によります「産業振興事業」で当村の経済の活性化を目指してまいりました。

 次ぎに「地域活性化対策等事業」としましては、各種懇談会や子育て支援、健康づくりなどの事業について、ポイントを付与し、村内で使える割引や商品券、ゴミ袋などに交換できるポイント制度を、今年度は、社協などのボランティア、いくさかの郷の割引券、交換場所の追加などで、さらに村民の皆さんに各種取組や施策などの周知や参画を促しました。
 人口減少・少子高齢化の抑制対策の移住・定住促進支援として、活性化施設「いくさかの郷」の向かいに、若者定住促進住宅2棟の建設を行っておりますし、中学生以下の子供さんがいる世帯への住宅新築、リフォーム補助の上限100万円までの増額と、生坂村移住定住及び空き家対策事業補助金を、空き家バンク制度を利用しての移住者や老朽空き家の所有者に空き家の改修や解体費用などを、条件により上限100万円まで補助して、移住・定住につなげております。
 個人住宅の耐震診断を行い、耐震改修を実施する場合の補助の上限額も100万円まで増額し、草尾部の小型動力ポンプ積載車両の更新、役場庁舎に非常用電源装置を設置し、地域防災力の強化と防災・減災対策に取り組み、「災害に強い村づくり」を進めました。

 9月1日には、数十年に一度の大雨を想定し、気象予警報等の発表にあわせた避難準備・高齢者等避難開始、避難勧告、避難指示を村内全域に発令して、全区で避難訓練を実施するとともに、負傷者が出たことを想定した医療救護訓練を実施しました。
 避難終了後に地区担当職員が各区に行き、避難者が1箇所(防災懇談会場所)に集まって、事業についての説明及びNPO法人砂防ボランティア協会(赤牛先生)による防災関係講習を行っていただき、効率よく実状に合ったハザードマップ及び防災マニュアルを作成するなどの意見交換を行っていただきました。
 今回の総合防災訓練は、生坂村地域防災計画に基づき、生坂村を襲う地震・風水害などあらゆる災害に備え、地域住民、村及び防災関係機関が連携・協力し、災害発生時に即応できる体制を確立するとともに、広く防災意識の普及高揚を図り、地域防災力の向上に資するために実施いたしました。
 やはり、自らの地域は自らで守らなければならないこと、自助・共助が災害時の初動体制で重要であることから、自主防災組織、消防団、村民の皆さんと行政が、連携して安全・安心な生活を守っていかなければなりませんので、村民の皆さんも防災意識を高めていただきたいとお願いする次第でございます。

 社会資本整備総合交付金によります村道改良事業では、村道西398号線の宇留賀地区、日岐スグジ地籍の法面工事は完成しましたし、村道1級1号線の草尾高鼻地籍は今年度中に完成する予定になっております。また、地区要望の村道の改修、修繕、法面の修繕、支障木の伐採等も実施いたしました。
 これらの事業によります安全安心な生活の確保及び人口減少対策、地域・村の活性化に努めてまいりました。

 以上の4つの重点事業をそれぞれに実施することで、それによります相乗効果を引き出し、生坂村の課題解決や方向付けをしてきたところでございます。


 また、今月14日から行います「農業懇談会」で10区に出向き、今後の地域農業のあり方、地域営農組織、県営中山間総合整備事業などについて説明をさせていただき、村民の皆さんからご意見・ご要望等をお聞きし、人・農地プランに反映させてまいります。
 特に、「道の駅 いくさかの郷」への農林水産物の栽培、出荷や買物のご利用などについてご協力をお願いしてまいりたいとも考えております。
 そして、自助・共助・公助を基本とし、村民の皆さんと行政が対等な関係と信頼関係で結ばれ、さらなる協働による村づくりを推進するための「絆づくり支援金」は、選定の結果、6事業、支援金の総額が1,393千円となり、歴史伝承、神社維持・修繕、農業振興、特産品パッケージ等の開発、観光事業と多岐にわたり、各地区や団体で協働によります活動でさらに地域、村の元気を生み出す取組を行っていただいております。

 県の「地域発 元気づくり支援金」によります事業につきましては、団体申請2件と村申請の5件の併せて7事業に対しまして、16,322千円の支援金により、農業・観光振興・防災・健康などの各事業を行っていただいております。
 今年度も元気づくり支援金事業で、村民の皆さんが協働によります事業を実施していただき、村の活性化、生きがいづくりに結びつけ、村内外に生坂村の元気と素晴らしさを発信していただいていると感じているところでございます。

 「男・女村活性化対策」は、村おこしで活躍していただいています「暮らしを楽しむセミナー」として、「おじさま倶楽部」は、「信州ひすいそば」を栽培し、「新そばを味わう会」や、やまなみ荘での手打ちそばの提供、どぶろく「腹の神」の醸造などに取り組んでいただきました。
 「女・人輝きくらぶ」は農業体験ツアーのご協力と、「ハチクの会」と一緒に、竹っこおやき、竹っこお弁当などの製造販売、「こなもん工房」では、灰焼きおやきやピザを定期的に販売されるなど、多岐に渡って活動していただきました。
 「お父さん頑張る会」は、今年度24年目に入り、引き続き農業公社の豆腐や味噌などの原料になります品質の良い大豆を1町歩ほど栽培されました。
 また「お母さん頑張る会」や各地区の団体など大変多くの団体・グループの皆さんが、村づくり、村の活性化、環境保全などのご活動をされているところでして、それぞれの立場でのご活動で、村政運営に参画されている割合は日本の自治体の中でトップクラスであり、心から感謝を申し上げる次第でございます。


 現在、当村で実施しています国の事業関係では、小立野築堤工事は、今年の春頃の完成を目指して工事が進められ、国道19号山清路防災トンネル事業は、今年の夏頃の貫通見込みであり、生坂トンネル北側の沢の堰堤嵩上げ工事は、夏頃の完成予定であり、木村の法面整備は、設計測量業者が台風19号災害対応で遅れている状況とのことでございます。

 次に県の事業関係につきましては、大町麻績インター千曲線の山清路バイパス工事は、現地の仮設支柱の倒壊により遅れておりまして、新しい橋の完成は今年の7月の予定であり、橋の取付部分の舗装工事等を実施して全線開通の予定であるとのことであります。
 また、地すべりが発生した大倉地区では、排水処理の地すべり対策事業の工事の効果が出てきており、今後道を安定させるための具体的な計画を立て、中村団地の急傾斜地崩壊対策事業は、調査中であり、今年中に工事の一部着工の予定であり、「道の駅 いくさかの郷」上部の桧沢につきましては、地質調査をしているところでございます。

 やまなみ莊の運営につきましては、毎月定例会を開催し、運営委員会は年3回ほどの開催をお願いし、健全経営に向けて職員一丸になって頑張っているところでございます。
 年末年始は、引き続き通常通り営業をして、2日には鏡開きをし、お餅をついて、お客様に振る舞うなどのイベントも行っております。
 また、北海道標津町の海産物を直送していただき、海鮮丼フェア、地酒まつり、8073パックなども定期的に実施して、多くの皆さんにお越しいただき、やまなみ荘をPRすることもできました。
 村民の皆さんが集う憩いの場、観光・交流の中核施設として、また、就労の場として村には欠かせない施設でありますので、今年も引き続き地元食材を使ったお料理、各種プランの企画や展示なども提供させていただき、おもてなしの心を大切に頑張ってまいりますので、変わらぬご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。


 第6次総合計画の将来像は、「確かな暮らしを明日につなぎ 明るく 健やかに生きる村」です。キャッチフレーズは、「新たな発想で 未来を創り出し 人と自然が輝く いくさか」でございます。
 村民の皆さんには、生坂村に愛着と誇りを持っていただき、地域の絆を大切に、支え合い守り育てていこうという責任感を共有する中で、村民の英知を結集して、自信と希望を持って、安全で安心して暮らしていける生坂村であり続けるために、本年も村民の皆さんのご理解とご協力の基、協働による村づくりの継続をお願いする次第でございます。
 結びに、生坂村の発展と村民の皆さんのご健勝、ご多幸をご祈念し、本年も、変わらぬご指導・ご支援を賜りますようお願い申し上げますとともに、村民の皆さんにとりまして、幸せ多き年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
 令和2年元旦                            生坂村長  藤澤泰彦