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道路整備促進期成同盟会全国協議会通常総会&命と暮らしを守る道づくり全国大会&要望活動&下生野上空からの風景

2024年05月15日 | 私の活動報告
 5月15日(水)の昼間は穏やかな空で午後は雲の厚みが増し、夜遅くには雨が降ってきました。
 午後1時から、全国各地域から793名の市町村長及び国会議員、関係各位が出席して行われました。

  最初に総会が行われ、令和5年度の事業報告・決算報告、令和6年度の事業計画・予算が原案通り承認され、役員改選では、会長に東広島市長の高垣廣德氏が再任され、副会長、顧問、理事等も事務局案で承認されました。

 総会終了後の「命と暮らしを守る道づくり全国大会」では、高垣会長のご挨拶から始まり、国土交通大臣 斉藤鉄夫様、衆議院国土交通委員長 長坂康正様からご祝辞をいただきました。

 高垣廣德会長が、道路整備を取り巻く環境が一段と厳しい中での再任ということでありまして、改めて責任の重さを強く感じているところでございます。本日は、斉藤鉄夫国土交通大臣はじめ国会議員の諸先生方、ご来賓の皆様には大変お忙しい中にも関わらずご臨席を賜りまして誠にありがとうございました。
 また、皆様方から日頃当協議会の事業活動に当たりまして、格別のご支援、ご協力を賜っておりまして、改めて感謝を申し上げます。
さて、地方行政を預かる我々といたしましては、地域住民が快適に豊かに安心して暮らし続けることができる地域社会を構築するために、必要不可欠な道路整備の重要性を従来から国会、行政に訴えるなど積極的な活動を実施してまいりました。

 元日の石川県能登地方で最大震度7を観測するなど近年激甚化、頻発化している地震や台風・豪雨など自然災害による被災地の復旧・復興は基より、事前防災、減災対策、道路施設の老朽化対策、高規格幹線道路等の未整備区間の解消などにより強靭な国土を形成するとともに、幹線道路の渋滞対策、生活道路等の交通安全対策など山積する道路整備の課題を解消していく必要がございます。
 本日の大会はこれらの課題に関連いたしまして、道路整備を求める意見発表がございますので地域の切実な声をお聞きいただきたいと存じます。後ほど、これを審議・採択の上大会終了後、国会議員の先生方及び政府関係機関等に対しましてご要望申し上げることといたしていますのでよろしくお願いを申し上げる次第でございます。皆様方の更なるご支援、ご協力をお願いいたしますなどと挨拶をされました。


 斉藤鉄夫国土交通大臣が、はじめに元日に発生した令和6年能登半島地震により、石川県を中心に広い範囲に渡って甚大な被害が発生いたしました。震災によって亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りするとともに、被災されたすべての方々に改めてお見舞いを申し上げます。
 能登半島地震では、地震発生後から道路の緊急復旧を進めてきたところですが、引き続き復旧の基幹となる能越自動車道の全線対面通行に向けた復旧作業とともに、国道249号沿岸部についても権限代行事業により本格復旧をしっかり進めてまいります。
 この他昨年も梅雨前線や線状降水帯、台風などにより全国各地で大きな被害が生じました。国土交通大臣として、引き続き防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策も踏まえ、激甚化、頻発化する自然災害や深刻な状況にあるインフラの老朽化、災害時の人流・物流機能の確保等に対し、重点的かつ集中的な対策を講じていく所存であります。

 そしてこの5か年加速化対策後も、中長期的かつ明確な見通しのもと継続的・安定的に切れ目なく取組を進められるよう、改正国土強靱化基本法に基づき施策の実施状況の評価など、国土強靱化実施中期計画の策定に向けた取組をしっかりと進めてまいります。また災害への備えのみならず、生産性の向上や地域の活性化を図る観点からも高規格道路ネットワークの機能強化が重要であります。
 引き続き安全・安心で円滑な人や物の移動の確保に向け、高規格道路のミッシングリンクの解消や暫定2車線区間の4車線化など、高規格道路ネットワークの機能強化を推進してまいります。
 さらに通学路における交通安全対策について、各種データ分析に基づくゾーン30プラスの同様などの面的な対策を、警察や学校、地域などとも連携して実施してまいるほか、今後起こりうる大規模災害に対応していくため、地方整備局等の体制を確保することが重要であり、着実に取組を進めてまいります。

 これらの課題や賃金水準の上昇など山積する道路整備の課題解決に向けては、これまで以上に必要な予算を確保しなければなりません。
そのためには皆様の力強いお力添えが不可欠でございます。国土交通省といたしましては本日ここにお集まりの皆様からの幅広いご意見を賜りながら必要な道路整備を着実に推進し、安全・安心な社会づくりに全力を傾けてまいりますので、なお一層のご理解ご協力を賜りますようお願いいたしますなどと祝辞をいただきました。


 長坂康正衆議院国土交通委員長が、皆様方におかれましては、日頃から自然災害の復旧・復興や安心安全の道づくりの推進にご尽力、ご努力を続けておられますことを深く感謝を申し上げ、敬意を表します。
 道路は国民の日常生活や経済活動を支え、我が国の国際競争力強化や地域の活性化に資する社会基盤として、また災害時の避難路や緊急輸送道路として非常に重要な役割を果たしております。今般の能登半島地震の被害を鑑みても、国土強靱化実施中期計画の早期の策定など、国土強靱化の取組を進めていくことが何よりも必要だと考えております。

 災害への備えに加え、生産性向上により国内投資の促進等を図り、地域経済の発展や国際競争力を高めるためには、幹線道路ネットワークの整備が喫緊の課題であると考えております。また、急速に進む道路インフラの老朽化への対策、通学路を含む生活道路などへの交通安全対策など課題は山積をいたしております、
 この様な課題に対応するには必要な道路関係予算を継続的に且つ安定的に確保することが重要であり、予算確保に向け最大限の努力をしてまいります。結びにこれまで多大なるご尽力を賜りました皆様方に心から感謝を申し上げるなどの祝辞をいただきました。

 「意見発表」として、石川県珠洲市長 泉谷満寿裕様から、元日能登を襲った大地震、マグニチュード7.6でございました。昨年5月5日にも珠洲市におきまして震度6強、震度5強の地震が立て続けに来ましたが、その際はマグニチュード6.5でございました。マグニチュードが1違うとエネルギーが32倍違うと言われておりましたけれども、まさに桁違いの凄まじい破壊力でございました。本当にとてつもない被害が生じてしまいました。

 珠洲市の一部地域におきまして、4m~5mの津波にも襲われました。100名を超える多くの方々の尊い命が失われてしまいました。珠洲市は人口がおよそ1万2千人、世帯数は5,700世帯と小さな自治体でございますが、住宅の全壊が1,645でおよそ3割が1階部分が押しつぶされて全壊してしまった。そして半壊以上を加えますと約6割になります。大規模半壊についても取り壊して建て直すかどうか、中規模半壊もおよそ3分の2は住めません。半壊についても3分の1は住めないと思います。そうなるとおよそ4割の市民の皆さんが一瞬にして生活の基盤である家を失ってしまったと、本当に深刻な状況でございます。

 そして道路も至る所で寸断をされ、地域が孤立をいたしました。普段ですと金沢から珠洲までおよそ2時間ですが、発災直後は9時間、10時間掛かるという状況でございました。亀裂、段差、土砂災害によって通行できない状況が至る所で反省をしました。救急救命活動、安否確認、物資の搬送、困難を極めました。こうした状況の中で国土交通省TEC-FORCEの皆様、また全国の国土交通省地方整備局から多くの方々がご支援にお越しいただき、一日一日、通れない道路が通れるようになりました。
 改めてご支援いただきました国土交通省関係の皆様方に心から感謝を申し上げます。更に全国各地から対口支援をはじめ自治体職員を派遣いただきました。ご支援を賜りましたすべての市町村長の皆様にこの場をお借りしまして、改めて心から御礼を申し上げます。本当にありがとうございます。

 こうした大地震など大規模な自然災害においては、出来る限り被害を少なくしないと、助かる命を助けることも出来ませんし、その後の復旧に多くの時間とお金と人が必要となってしまいます。今後南海トラフ大地震とか首都直下型大地震も想定されております。今こそ国土強靱化を迅速にまた積極的に進めていかなければならないと痛切に感じております。
 国会では昨年、国土強靱化基本法が改正をされ、5か年加速化対策の後も引き続き進めていただけることとなりましたが、具体的な計画策定が未だになされておりません。是非具体的な計画を速やかに策定していただき予算の確保に向けて強力に進めていただきたいと思います。

 また、先程申し上げましたようにいざという時に迅速に動いていただけるのは、国土交通省地方整備局でございます。大規模災害が発生した際、地元の市町村や都道府県の技術職職員のマンパワーだけでは到底対応できるものではございません。今後の備えを万全にするために、併せて地方整備局の人員の増強をお願いするものでありますなどと切に訴えられました。

 ご来賓の国会議員の皆さんの自己紹介意見交換では、国土強靱化の加速化等による道路の安全・安心の確保、山積する道路整備の課題に対応していくため、新たな財源の創設等により、令和7年度道路関係予算は、賃金水準などの上昇も加味した上で、所要額を満額確保するなどの課題が共有でき、国会議員からも予算確保のための力強いご回答をいただけたと感じました。

 ▽ 来賓としてご臨席いただいた、中川宏昌衆議院議員、宮下一郎衆議院議員、羽田治郎参議院議員、務台俊介衆議院議員(発言順)から、一言ずつ力強い言葉をいただきました。

▽ 最後に、京都府宇治市長 松村淳子様が朗読し、「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策の最終年度となる令和7年度においても、必要な予算・財源を確保すること
 また、令和6年能登半島地震などを踏まえ、既設構造物の機能強化などを推進するため、国土強靱化実施中期計画の策定時期を夏までに示した上で、令和6年内の早期に策定し、必要な予算・財源を別枠で確保すること」など4項目を決議して閉会しました。

 その後、長野県は4班に別れて、県選出国会議員に対し要望活動を行いました。
 我々は長野県1区の若林健太衆議院議員、篠原孝衆議院議員、2区の務台俊介衆議院議員、中川宏昌衆議院議員、下条みつ衆議院議員たちに要望書を渡して、長野県の道路予算の満額確保を要請しました。



下生野上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、下生野の高台に行き、青空が広がっていた上空からの風景を撮影しました。

 本日生坂村では、保育園で遠足予備日(お弁当)、中学校でヴァイオリン・ヴィオラデュエットコンサート・全校草取り、生徒会、児童館でのらのら青空塾、地域支え合い事務局会議などが行われました。



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