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信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

大町ダム等再編事業促進期成同盟会総会&赤地蔵周辺や上空からの風景

2025年07月03日 | 私の出席した会議
 7月3日(木)は日差しが届いても、午後を中心に強雨や雷雨が降り、厳しい暑さが続きました。

 午前10時から、大北農協会館アプロードにおいて、大町市・長野市・安曇野市・池田町・松川村・生坂村が構成団体として、大町市建設水道部建設課が事務局を務めていただき、大町ダム等再編事業促進期成同盟会総会が、副会長の荻原長野市長の開会のことばで始まりました。

 会長の牛越大町市長さんが、高瀬川は信濃川水系の最上流部に位置し、北アルプスの名峰槍ヶ岳を源に、豊富な水量と急峻な地形を利用した数多くのダムや発電所による電源開発が進み、地域社会経済に多大な恩恵をもたらしてきた。しかし近年、気候変動の影響で台風の大型化やゲリラ豪雨が増加し、各地で災害が頻発している。特に令和元年東日本台風に伴う豪雨では、千曲川本線の長野市穂保地区で堤防が決壊したほか、各地で甚大な浸水被害が発生した。この経験から洪水の脅威が再認識され、昨今の気象状況を鑑みると、今後も当地域全体においてこれまで以上に自然災害の発生が懸念されている。

 気候変動による災害の頻発化に対応するため、平成30年から防災・減災、国土強靭化のための三か年緊急対策、さらに令和3年度からは5か年加速化対策が実施されている。今年度は最終年度であり、来年度以降も治水対策へのこれまで以上の予算確保と、既存の施設活用や可能性を追求した流域治水への取り組み強化が期待されている。去る6月6日に閣議決定された国土強靭化実施中期計画では、令和12年度までの5年間で事業規模おおむね20兆円強が目標とされている。

 大町ダム等再編事業は令和2年度から建設段階に移行し、着実に進捗している。本年度から治水からの三ダム連携操作が開始されるとともに、トンネルボーリングマシン(TBM)による土砂輸送用トンネルの掘削工事も着工された。事業のさらなる加速が期待されている。高瀬川を始め、信濃川水系の沿川地域住民にとって、将来にわたり災害のない安心して暮らせる地域づくりは宿命の課題であり、確実な対策を講じることは現代を生きる我々の重要な責務である。同盟会は引き続き事業の一層の推進を目指し活動を展開していくなどの挨拶をされました。


 来賓の奥村県議会議員からは、高瀬川は槍ヶ岳を水源とする北アルプスの清流であり、その流域に築かれた高瀬ダム、七倉ダム、大町ダムは電力の安定供給や地域振興に大きな役割を果たしている。近年の気候変動による激甚災害(令和元年東日本台風での浸水被害)を指摘し、備えの重要性を強調した。大町ダム等再編事業が今年度より三ダム連携操作を開始し、土砂輸送用トンネル掘削が始まったことは、地域の安全を未来につなぐ力強い第一歩と評価した。また、溜池等既存施設の有効活用、タイムライン作成、水防活動効率化などの流域治水の取り組みは、行政、地域、民間が一体となって命と暮らしを守る新たな防災の形であると評価し、議会としても事業の着実な進行と流域治水の一層の推進に必要な支援と連携を図る意向を示すなどの祝辞を述べられました。


 栗林建設部長から、平成7年長野県北部豪雨から30年が経過し、氾濫や土石流などにより住宅、道路、鉄道に甚大な被害が発生したことを振り返った。近年、気候変動により全国各地で災害が激甚化・頻発化しており、ある研究機関の報告では平均気温が2度上昇すると雨量が1.1倍、河川水量が1.2倍になるという予測があることを紹介し、治水対策の重要性を強調した。
 大町ダムのゲート操作による洪水被害軽減効果を評価し、令和2年7月豪雨での高瀬川流域の浸水被害軽減実績を挙げた。今年度から既存三ダム連携洪水操作が実施され、新たに1267万m³の治水容量が確保されること、既存の運用を見直すことで治水機能を向上させることは非常に有効な対策であると述べた。今後整備される土砂輸送用トンネルによる治水機能維持にも大きな期待を寄せた。県としても、国の国土強靭化実施中期計画に基づく予算を最大限活用し、各水系の流域治水プロジェクトの実現に向け、堤防整備などのハード整備を実施するとともに、流域治水の取り組み、まちづくり、住民避難などのソフト対策も推進し、流域治水をさらに推進進化させていく方針を示すなどの祝辞を述べられました。


 牛越大町市長が議長を務められ、令和6年度事業報告・収入支出決算、令和7年度事業計画(案)・収入支出予算(案)・要望書(案)が原案の通り承認されました。


要望書の要望内容は、
1. 既存ダムの有効活用による洪水調節機能と、土砂対策によるダムの長寿命化を図る本事業の積極的かつ速やかな推進を図ること。
2. 迅速かつ着実な整備促進のため、令和8年度予算編成におけるダム事業予算の確実な確保を図ること。

 続いて事業概要説明は、トンネルボーリングマシン(TBM)に関する説明動画が上映された。
最後に、牛越大町市長から、総会で決議された要望書を、国・県・関係機関の来賓の皆さんにお渡しし、矢口池田町長の閉会のことばで終了しました。




赤地蔵周辺や上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、朝霧が深く立ち込めていた赤地蔵周辺や上空からの風景を撮影しました。


 本日生坂村では、小学校でイクサカラットリンタイム、中学校で2,3年Ikusaka学・1年小龍太鼓・2,3年大好き隊の皆さんと、健康応援隊in宇留賀、選挙管理委員会第3回臨時会、監査委員歓送迎会などが行われました。




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