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長野県町村会政務調査会第2回建設部会&昭津上空からの風景

2024年08月20日 | 私の活動報告
 8月20日(火)は雲が広がり、午後は急な強雨になり、昼間は不快な蒸し暑い体感でした。

 今年度の県町村会政務調査会の第2回建設部会を下伊那郡松川町で開催させていただきました。
 私が今年4月に町村会の副会長になり、後任部会長の貴舟大桑村長から開会の挨拶をいただきました。



 次ぎに、町村会会長は部会に属していませんが、今年度は建設部会にご参加いただきましたので、羽田町村会長からご挨拶をいただきました。

 続いて、開催地松川町の北沢町長から、村の紹介などの歓迎のご挨拶を頂戴しました。

 国・県に対する要望は、「道路等交通網の整備促進及びインフラ老朽化対策の充実」「河川の整備促進」「砂防施設の整備推進」「住宅等の耐震化の促進」「空き家対策に対する総合的な支援策の充実」「冬期交通の確保」「地籍調査事業の推進」「水道施設整備の推進」について一項目ずつ協議をし、原案通り要望することになりました。


 また、国・県に対する重点提案・要望事項として、長野県内の道路網の未改良区間が多いことや河川整備費が激減している現状、土砂災害危険箇所の整備率が3割程度等の現状を踏まえ、今年度も「道路等交通網の整備促進」と「河川・砂防施設の整備促進」としました。


 また3部会の共通要望として「災害に備えた公共事業の推進」も重点提案・要望とすることになりました。
 その中で、国土強靱化基本法を踏まえ、5か年加速化対策終了後においても、町村が安心して国土強靱化に取り組めるよう積極的な対策を継続することと、地方自治体が引き続き喫緊の課題である防災・減災対策に取り組むことができるよう「緊急浚渫推進事業」「緊急防災・減災事業」「緊急自然災害防止対策事業」について、対象事業を拡大するとともに引き続き十分な財源を確保することが盛り込まれました。


 建設部会が終了した後は、建設水道リニア対策課の中村課長から、松川町の概要として、明治、大正を経て、昭和31年、大島村と上片桐村が合併し松川町が誕生し、昭和34年には、生田村を編入合併し、新制松川町が誕生し、町名は中央アルプスから流れる片桐松川の川名より「松川」と命名されました。

 町は長野県南部の下伊那郡の最北、伊那谷のほぼ中央に位置し、東西21キロメートル、南北約6キロメートル、総面積72.79平方キロメートルで、町の中央を天竜川が北から南へ流れ、川の東西に段丘が形成され、東側には工業団地と水田地帯が、傾斜地では、水稲、畜産、小梅の栽培などが行われていて、西側は、住宅地、商店街、工業団地が開け、梨、りんごなどの果樹栽培が盛んに行われています。

 松川町第5次総合計画での位置づけとして、「いっしょに育てよう 一人ひとりが輝く 笑顔あふれるまち まつかわ」として、SDGsを踏まえた計画 「持続可能な地域づくり」を考えるうえで、SDGsの視点や考え方を計画推進の参考とし、基本方針は、持続可能な農業の推進、非農家及び保護者等による有機農業の推進を行い、 遊休農地の解消につなげるとともに、学校給食への提供等、地産地消の促進を目指しているなどの説明を受けました。

 現地視察は最初に、主要地方道飯島飯田線上片桐バイパスの整備促進について説明を受けました。
 当路線は、平成26年度に上片桐地区まで工事が完了して以降、先線については長い期間に渡り休止状態になっていましたが、令和3年度末の補正予算により、当バイパスの先線の主要地方道松川インター大鹿線までの区間についてルート検討されることになりました。

 そのバイパス整備により、保育園や小学校周辺の交通安全対策(通学児童等の安全確保)に結び付き、更に飯田市までの先線の整備促進について取り組んでいきたいなどの説明を受けました。

 続いてJA直売所「もなりん」に行き、松澤所長から説明を受けました。
「もなりん」の名前の由来でもある、地元の特産「もも・なし・りんご」などの果物を中心に、地元生産者による新鮮な野菜も多く並んでいました。

「もなりん」では、JAみなみ信州 松川インター果実選果場からも「光センサー選別」による糖度保証がされた贈答用をはじめ、規格外品の果物も仕入れて販売していました。
 地元生産者の果実を加工した種類豊富なシードルやジャム、りんごジュースも自慢とのことでした。


 続いて(株)なかひら農場に行き、中平社長から説明を伺いました。
農園部門は、りんご園約10ヘクタールの経営や生産販売をされていて、農場生産のりんごは、県内観光地のみやげ店への卸売のほかは、りんご狩りの受け入れによる直売、宅配便による全国発送により自社生産分は毎年完売しているとのことでした。

 加工部門は、日産10,000リットルの搾取処理できる機器により、国内外の果物・野菜飲料を生産し、県内外の生産者からりんご、もも、洋梨、ぶどう、みかん、人参、トマトなどを自家用または販売用飲料としての委託製造をしています。大手販売会社のOEM生産では百貨店・スーパー・飲食店等へ弊社製造飲料が流通していて、アマゾンや楽天でも販売されているとのことでした。

 販売部門は、生食用りんご約100tの卸、小売、自社生産ジュース類の卸、小売を行っていて、外国にも輸出されているとのことでした。

 観光部門は、農園部門が持つ農園と施設を有効に活用したりんご狩り等の自然体験の場を提供していて、循環型農業も行っているなど、多岐に渡り取り組まれておりました。

 続いて、(株)VINVIEに行き、竹村社長からのお話を伺いました。
株式会社 VinVie は、2018年4月4日にリンゴ農家とブドウ農家が手を取り、仲間が集い、南アルプスが目の前に見える丘の上に醸造所を開きました。
  自社畑で育てたリンゴ、ブドウを用いて、南信州の気候風土を反映したシードル (cider)、ワイン (wine) を生産しています。

 バージニアクラブ、コックスオレンジピピンなど、 海外品種や日本古来の品種を問わず、シードルに適したリンゴを栽培し、より味わい深いシードルをつくっていました。

 農業・宿泊・飲食・食品加工など、様々な産業分野との連携を密にし、相互協力することで、地域観光の基点・拠点となることを目指していました。

 最後にバスの中から、フォレストアドベンチャー・松川を視察しました。トレックコースとして長野県に初登場し、2024年3月リニューアルオープンしています。
 フォレストアドベンチャー・松川は、長野県第一号のフォレストアドベンチャーで、南アルプスを望む豊かな自然に囲まれた場所に位置し、中央道松川ICから車で5分と絶好のアクセスで、10サイト、80以上のアクティビティの充実のコースは難易度高めで、大人の方にもご満足頂けるとのことでした。

 松川町の北沢町長をはじめ職員各位、視察先の施設の方々、建設部会の町村長各位、事務局など多くの関係の皆さんにお世話になり、有意義な建設部会の会議や現地視察ができましたことに感謝申し上げます。

昭津上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、雲に覆われながらも朝日が差してきた昭津上空からの風景を撮影しました。


 本日生坂村では、保育園で視力検査、夏休みこども水泳教室、はるかぜ検討委員会、4班の皆さんの元気塾などが行われました。





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