わたなべ動物病院の獣医さんブログin行橋

日々の思いをこごと、たわごと、ひとりごとに

フェイスブックを観て、なんとなく、、、、

2015年06月14日 | 日記
 FBをみていると犬好きな方がドッグトレーナーのブログをシェアしていた。読んでみると‘なるほど’と思いながら これはどうだと「犬トレーナー ブログランキング ブログ村」をみてみた。いくつかピックアップして読んでみると ふむふむと思うことが書いてあった。自分なりに獣医行動学などちらほらと読んでいたが トレーナーの方々のほうが、より簡単に 実践的に書いていたのを読んで 偉そうなことを言っていた自分を省みてしまった。
これからは犬のしつけを聞かれたときは『パソコンやスマホがあるのなら犬トレーナーブログを呼んでみるといいよ 参考になることが結構載ってるよ』と伝えようと思う。
 しかしトレーナーのブログも、どっかの動物病院で教室を開催したり 同時に自分のところでも個別にしつけ教育をしてるもんだ。もちつもたれつか......。
では 獣医ブログランキング ブログ村はどうだと開いてみた。1から50位まで、あわよくば自分のブログも・・・・ と思いきや あるわけないかと現実に帰り、とりわけ目に付くタイトルを参考程度にいくつか読んでみた。しかし ほとんどが病気の症例やこんな手術をしたとかが多かった。しつけ教室が何たらかんたらやトリミングできれいになったとか この季節では新しい3ヶ月有効のノミダニ予防薬が出たとか 一年有効のフィラリア薬とかが多かった。なかには獣医のことをまったくかいてないブログもあった。獣医が獣医のブログを読むとみんな同じこと書いてるな 大体みんな同じかと思いながら 獣医がまったく獣医の仕事のことを書いてないのを読むと これもまた ちと寂しいかなと思うのは不思議なもんだ。
 獣医のブログをみてみると ほとんどが獣医医療と同時にしつけ教室 トリミング、ペットホテルをしてる方が多いように見受けられる。医者が医療と同時にディーケアや老人ホームを経営してるみたいだ。時代のニーズに応えてといえばそれまでだが。
 獣医の医療だけでやっていきたいものだ。トリミングはトリミング トレーナーはトレーナーで動物にかかわってるてる仕事をしているからお互いににかかわりながら。
 FBや色んなブログを読んで 電磁波はどうたら 新薬が 保存料が 云々と素人から玄人まで情報発信をしている。
 FBの押し問答を読みながら いい文章を見つけた。
「直らない病気をどれだけ治療するか、ではなく 治らない病気がなぜ増えているかを考えないといけない。
一ついえるのは質のいい情報の差なのだと思う。その情報によって 病気になったときどちらを選択できるか?なのだと思う 人生を大きく狂わす判断」とあった。
 一部の情報だけを仕入れて参考にすればいいと思う。すべてを信じるのではなく一部だけでいいと思う。
 自分の経験上 やはり自分も臨床獣医として思うのだが 人の手術でも その人のもって生まれた運もあるような気がする。あってはいけないのだが。
 私は最後に臨床を習った獣医さんは、たいへん年配の先生だったが その先生は『考えても考えてもダメな時がある それでも考えなきゃいけないんだ。考えるべきなんだ。』と言っておられた。
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