6月に入って太陽を見たのは何日になるだろうか。リラ冷えの寒さに加えて、連日の鬱陶しい気象が続いている。梅雨がないというのが北海道の常識ではあるが、実は蝦夷梅雨と呼ばれる独自の呼び名がある季節でもある(2012年7月6日のブログ参照)。いまはまさに蝦夷梅雨の真っ最中なのだ。道東の山々は蝦夷梅雨に濡れて季節の時を刻んでいる。寒さは別にして、この湿り気は山の自然には大切な栄養剤。彼らの日々の成長にはやはり欠かせない。立ち込める濃霧、降り注ぐ小雨、人間には不向きな気候だが、これはこれで意味のある自然現象なのだ。しかし、ちょっとばかり寒い。 . . . 本文を読む