原野の言霊

風が流れて木の葉が囁く。鳥たちが囀り虫が羽音を揺らす。そのすべてが言葉となって届く。本当の原野はそんなところだ。

一日花、エゾカンゾウ

2012年06月29日 08時18分49秒 | 自然/動植物
  今年はエゾカンゾウの当たり年なのかな。わが山にもたくさん咲いていた。昨年はこれほど咲いてはいなかった。なんでも三年に一度くらいの割で豊作がくるらしい。ラッパを思わせるその姿はなかなかに凛々しく見える。が、この花の命はたった一日限り。朝に開いた花は夕にはしぼんで落ちてしまうしまう。一日一花の原則で生きているのだ。だが、一つの茎からいくつもの蕾がうまれ、開花する日が少しずつズレる。そのために花が継続して咲いているように見える。今日見た花はその日限りの花。明日はまた別の花となる。一期一会のエゾカンゾウは山にひっそりと咲いている。 . . . 本文を読む