「ヨコハマメリー」

2009-05-03 16:06:14 | Weblog
 楽天レンタルのもう一枚は「ヨコハマメリー」。(今月はどういうセレクトなんでしょうね。。。)
 これはずいぶん前にたぶんこのドキュメンタリーの記事を新聞で見て、ずっと気になっていたもので、楽天レンタルを始めた時も真っ先にリクエストした(届くのに1年かかったね)。
 メリーさんの映像はふんだんに出てくる。そして関わった人たちのインタビューも飽きさせない。ご本人は最後に現在の姿で出てこられ、「ありがとうございます」という肉声をかろうじてマイクが拾って含まれている(そういう演出なのだろうが)。2005年1月に亡くなったから、とうとう出自や経歴をご本人が語ることはなかったらしい。
 そこが少し残念だが、「知らない」ままでいることも一つのかたち(何でも明らかにすればいいってもんではないのだ)。自分で考えるという余韻と興味が残り、しみじみする。
 戦後60年、ものすごい変遷を経てきたのだなこの国は、なんて思ったり。
 一人の人の生き様というのは、私が常に興味あり、強く惹かれるものの一つだ。

「魚影の群れ」

2009-05-03 12:59:38 | Weblog
 こないだ届いた楽天レンタルの一枚は「魚影の群れ」。
 緒形拳か夏目雅子か大間のマグロでヒットしてリクエストしたらしい。
 2時間20分の長編だけど、淡さとシンプルさとわかりやすさで退屈しなかった。
 一人一人がきちんと演技していて(上から目線ですみません)、う~ん、いい作品だ。
 漁師ってすごい仕事だな。マグロの一本釣りって大変なことなんだな。
 大間と仏が浦に行く前にこの映画を見ていたら、感慨はかなり違ったわ……

 最近、業種というものについてよく考えるのだが、少し前(といっても30年前ぐらいか)までは漁師など第一次産業が一番多かったはず。
 今と生活パターンもまったく違っただろう。
 昨日もマッサージを受けながら、この人たちは大型連休は関係ないんだ。
 自分が会社員という枠から外れたら、見えてくるものがたくさんあって驚く。
 漁師という仕事もその一つ。
 そして、働く男を支える女、というのももう一つ開眼した視点。

 もう一つ、方言好きな私にはたまらない全編大間弁(長期オールロケというのもいいよね)。
 時々聞き取れないこともあるが(笑)、でもいいことばだな。東北弁には免疫がなく(親戚は関西のみだし)寒冷地方のイントネーションはあまり好きではなかったのだが、大間とか下北弁は今まで持っていた東北弁のイメージと違うし、聞きやすい。文化の交流があるからだろうか?
 由来と歴史と地理的特色を考えると、ぞくぞくするくらい楽しい。これはちょっと変わった私の趣味の一つです。