全部で四つの会合は、無事終了した。なんと急病人が二人も出て、おうちにおよばれした会は急遽一人で向かうことに。三人でお喋りするのと二人で喋るのとではやはりいろいろ違うから、なんていうか台本を作り直すのが少し大変だった。
今年、お手伝いさせてくれた漫画家先生は、アシスタントさんたちにリッツ・カールトン東京でのアフタヌーンティの時をプレゼントしてくれた。45階から見上げる空は青く、澄み渡った空気ははるか埼玉まで見渡せる。一度も座り直さないくらいの座り心地のいい椅子と口当たりのいい茶器、自然なサービス、一つ一つがおいしく、丁寧に作られたパンやお菓子たちの数々。まさにヘヴンリーな時間と空間を、心行くまで楽しませていただいた。ただ一つ残念だったのはお水をいただかなかったこと(なんでもない冷水が伝えてくれることは意外に多い)。
がんばって出世して、今度は自分の力で、憩いに行きたいなあ。
急病人が出たおよばれの会は、二人用の話題の準備と台本の確認をしながら、寝坊したこともあって慌てて支度していると、会場担当の友人から電話。もしや中止? と思って出ると、「○ちゃん、来られなくなったね。汀は大丈夫?」「うん、もちろん」「来てね、ぜひ来てね」。
このタイミングでこの発言に、思わず吹き出した。台本の練り直しもうっちゃって、笑いが止まらなくなってしまった。この感覚、ほんとすごい。肩の力が抜けて、より楽しく向かうことができた。
最後の会は中目黒にて。毎日井の頭線と渋谷駅を行ったり来たり、すっかり詳しくなった。渋谷駅ってどうしてあんなに複雑なんだろう。私鉄が複数乗り入れすぎなのかな。階段を上がったり下がったり、なんかごちゃごちゃして嫌だわ。
長年勤めた会社をとうとう(やっと、かな)辞めた人と、次の進路を祈り求めている人。長い人生の一瞬で行き交ったのだろう。たとえば来年一年でも、どう変化するのか、お互い楽しみである。
今年も一年、たいへんお疲れさまでした、皆さま。