ランチタイム、近所の子どもが闖入してきた。幼稚園が休みで、ヒマらしい。
混雑時を過ぎてから入ってくるので、ついつい店長も相手をしている。時には野菜の切りくずも与えている。私は興味もないので知らん顔だが、店長からSOSが出ると子どもをつまみ出さなければナラナイ(最初からほっとけばいいのに、なんであんなに媚びてるんだかーー私には媚びているようにしか見えない)。今日はダメだというのに調理場まで入って行って、冷蔵庫を開けて物色している。聞くと出かけるからとかで親が昼ご飯を作ってくれないらしい(そんな状態で飲食店に入ってくるなっつーの)。
ダメだと言っても簡単には言うことをきかない。同じ目線で、両肩をしっかりとらえて、まっすぐに目を見て「だめ」とその理由を伝える。ここからは根比べである。何を言ってこようとダメなものはだめなのだ。なんと、途中で笑顔作戦まで張ってきた(にこりと笑うと情にほだされることがあると学習しているのだろう)。しかし、その手にはのらない。ダメなものはダメ。とっとと出ておいき。意地悪なおばさんと思われてもかまわない。
ありゃ親も放置気味なんだろうな。放置気味だからああなのか、ああだから放置気味なのか、両方か。
かたや親子連れでお寿司を食べに来た4歳の男の子。ディズニーシーであまりの寒さのために買ったというドナルドの帽子が超かわいい! 「帽子かわいいねえ。よく似合ってるね」と話しかけると、はにかんだようににこっ。会話をしていても変にすれていないというか、普通の子どもという感じでなんだかやりとりが楽しかった。そういう子どもは、話しているこっちがいやされる。
いろんな子どもがいるなあ、と感じた日。(しかしあの帽子はかわいかった。ディズニーランドって時たま無性に行きたくなる。)