山の花に会いに行く

山で出会った花々をアルバム風にまとめていきます

梅雨の合間に花咲く安達太良山

2017-07-02 | 2017年山行
◎ 山の特徴
  福島県の安達太良山(あだたらやま 1700m)は、日本百名山や花の百名山に数えられる人気の山です。
  東北自動車道の郡山を過ぎると、なだらかな山容が現れます。周囲7つの登山口から登山道が通じています。
  今回は、常連の姉御3人連れ山行ということで、一般コースのロープウエーがある奥岳登山口から周回した。
  前日は、南麓にある遠藤ヶ滝(えんどうがたき)まで散策し、岳温泉に泊まった。
◎ 山行日  2017年6月29日~30日
  遠藤ヶ滝は、立派な造りの不動尊から沢沿いに遊歩道が通じている。小一時間で往復できるので、お勧めコースです。
  翌朝、どんより空から小雨。午後の降水確率も60%と高く、予定変更のコース案を考える。
  当初予定の行きのロープウエーを使わず、逆コースの勢至平(せしたいら)から歩き、悪天時に引き返すことにした。
  1時間あまり歩いて勢至平に。なんと予報に反して雲が切れ、山頂のスカイラインがはっきり見える。そこで、山頂を目指す。
  サラサドウダンやウラジロヨウラクの釣り鐘状の赤花がアーチのように、足元には清楚なツマトリソウの白花が続いている。
  梅雨の予報に反して好天に恵まれ、変化に富んだ景色やたくさんの花を眺めることができた。これも晴れ女3人姉御のおかげか。






 「遠藤ヶ滝」
  遠藤ヶ滝不動尊から沢沿いを20分ほど歩くと、豪快な滝が現れた。冷たい水が気持ちいい。






 「あだたら渓谷自然遊歩道」
  午後の雨を予想して、時間つぶしに奥岳登山口から遊歩道に入る。






 「魚止めの滝」
  滝が連続する豪快な沢に驚いた。一見の価値あり。






 「ギンリョウソウ」
  遊歩道から登山道を進むと林の下に一群が見られた。腐植土に生える腐生植物なので葉緑素がない(別名ユウレイソウ)。






 「下の登山道」
  山小屋の四輪駆動車が通る広い道沿いにレンゲツツジやサラサドウダン、ウラジロヨウラクなど木の花が次々現れる。






 「サラサドウダン」






 「サラサドウダン」






 「ベニサラサドウダン」
  濃い赤のベニサラサドウダンが次々現れる度に立ち止まる。






 「ベニサラサドウダン」






 「勢至平から安達太良山を望む」
  雨どころか好天になり、山頂のスカイラインがくっきり見えた。左の突起が安達太良山で、その形から乳首山とも言われる。






 「狭い登山道を進む」






 「ウラジロヨウラク」
  この時期、この花も終始見られた。






 「ハイマツの雄花」
  雄花から黄色い花粉がよく飛ぶこと。






 「ハクサンシャクナゲ」
  花の盛りは過ぎていたが、時々、白から淡いピンクの花が咲いていた。





 「ハクサンシャクナゲ」






 「低い植生で展望開ける」






 「イソツツジ」






 「ナナカマド」
  白い小さな花びらが登山道に散っている様子が雪のようだった。






 「ミヤマヤナギ(ミネヤナギ)の果穂」







 「マルバシモツケ」
  小さな手まりのようでかわいい。






 「峰の辻」
  山頂までもう少し。まわりの砂礫地にイワカガミやオノエランなど小さな花が咲いていた。






 「ミネズオウ」
  ごく小さい花で、星のように見える。






 「オノエラン」







 「オノエラン」
  つぼみも素敵です。






 「最後の登り」
  峰の辻からいったん下って、最後の急登。残念ながら、山頂は風とガスでゆっくりできず。






 「イワカガミ」
  疲れた身体を励ましてくれる。






 「アカモノ」
  この花も登山道の脇にたくさん咲いていた。赤と白のコントラストがきれい。






 「タニウツギ」
  山行のフィナーレに近づくと、大好きなタニウツギが迎えてくれた。






 「タニウツギ」






 「ツマトリソウ」
  この花も終始見られた。1センチくらいの小さな純白の花ですが、清楚な姿が大きく見えます。
  梅雨時、降水確率60%で諦めていたのに、こんなにたくさんの花に出会えてラッキー。初めての安達太良山は素晴らしかった。
  
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