山の花に会いに行く

山で出会った花々をアルバム風にまとめていきます

旧正丸峠を越えて

2024-04-04 | 2024山行
◎ 山の特徴
  奥武蔵の旧正丸峠(665m)は、かつて江戸と秩父を結んだ交通の要所。秩父札所巡礼のみちでもある。
  現在、正丸駅と芦ヶ久保駅間の西武鉄道や国道はトンネルで結ばれている。
  トンネル上をまたぐ形で舗装林道があり、途中に正丸峠がある。こちらはバイクツーリングに人気のようだ。
  今回は正丸駅から歩いて旧正丸峠を越え、しばらく車道を南下し、再び山中の長岩峠を越えて正丸駅に周回した。

  
◎ 山行日  2024年4月2日
  正丸駅前に駐車し、国道の少し先から峠に向かう。沢沿いの杉林の中を緩やかに登る。
  峠周辺にはカタクリの葉が多いが、蕾は全くない。峠を越えて西側に開けた沢沿いを下る。
  ハシリドコロが目立ち、下るにつれて開花していた。カタクリも下の方で咲き出していた。見頃は1、2週間後か?
  下りきって、バイク族が多い舗装道路を名栗げんきプラザまで1時間ほど歩く。
  ここから再び山に向かい、長岩峠を越えて駅に戻った。


  

  国道から旧正丸峠に向かう。




  はじめは石垣沿いの生活道路




  石垣にマメヅタ




  ぽつんとお地蔵様




  足元にシダが多い杉林の中を行く。




  この辺りの山ではよく大岩に出合う。場所がら、石灰岩だろうか?




  アブラチャン




  アブラチャン




  足元に小さなユリワサビ




  ユリワサビ




  峠に近づく。




  旧正丸峠




  西側の明るく開けた沢沿いを下る。




  ハシリドコロ 峠近くはまだ蕾の状態




  下るに連れて花が開く。




  林道に出る前あたりで、本来の釣鐘状の開花株が見られた。




  小さなコガネネコノメソウ




  コガネネコノメソウ




  沢水が現れた辺りは苔がきれい。




  すぐ脇の日だまりにカタクリが咲いていた。




  カタクリ




  期待しながら下ったもののまだ葉の状態。林道近くでやっと小さな株が咲いていた。




  沢沿いの林道では、間伐材を使った堰堤が多い。見慣れたコンクリに比べて苔むした姿が風景に馴染んでいた。




  再び山に向かう途中でアセビが咲いていた。



  
  よく手入れされた杉の美林。有名な西川材の地元らしく、林業が盛んなことが窺える。




  長岩峠から正丸駅に下る。




  大きな岩に大木が根付いている。




  集落に下りた所に咲き残りのミツマタ




  石垣にミヤマキケマン




  モミジイチゴ

 今回は山頂には登らず、峠越えの山行。早春の花の時期には早かったが、奥武蔵の静かな雰囲気を味わった。
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