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高性能ロボットをもってしても…

2016年09月07日 | 核のこといろいろ
2015年4月14日(火)の新潟日報の記事より

少し前の記事になりますが、
福島1号機の原子炉格納容器内の調査ロボの画像公開をしたそうです。

原子炉格納庫の1階をロボットで調査したけれども、
調査中に使用不可となり、使用断念をして、
ケーブルを切断した
そうです。
今後、このロボットを回収はできず、障害物となるそうです。

淡々と新聞は起きたことを伝えていますが(新聞はそういうものではありますが)
まるで、宇宙映画のような話であり、映像(画像)だと思いました。

人が立ち入ることは出来ず、ロボットとそのロボットがとらえる画像だけでの操作。
高濃度の放射線量は、1時間浴びると人間が死んでしまうほどの濃度です


事故から4年(当時)たったにも関わらず、
事故の収束はおろか、事態の把握すら未だできずの状態であるという事実は、
かなり恐ろしいものではないでしょうか。


これが原子力発電でなく、別の発電ならば
(自然エネルギーとはいわなくても石油発電でもなんでも)
故障すればスイッチオフにすれば、それ以上の被害はとりあえずストップするのに、
原子力発電だけは、オフにしてもなお危険が回避できない状態が続くのです。


イラストでは、ロボットが走行不能になった場所と、
今後調査予定のルートを説明しています。

なんでか、ホラー映画のような感じで、テレビの電源を切りたくなる感じです。




以下記事内容抜粋

「東京電力は13日午後、福島第一原発1号機の原子炉格納容器を調査中に走行不能となった
ロボットが取得した画像や線量などのデータを一部公開した。
事故で炉心溶解(メルトダウン)した格納容器内部の様子が鮮明な形で分かるのは初めて。



画像には1階の床に大小の落下物が錯乱し、
地下にたまる高濃度汚染水から立ち上がっているとみられる白い湯気も写っていた。
落下物が何かは特定てきていないという。

東電は13日午前、ロボットの回収は困難と判断し、
ロボットにつながるケーブルを切断。
現場に放置されるため今後の調査で障害物になる可能性もある。


東電によると、ロボットが停止するまでに、格納容器1階部分の放射線量や
温度を測定。

放射線量は最大で1時間当たり9.7シーボルトで、1時間浴びると
人間が死亡するほど高い線量だった。
温度は最大20.2度。

溶解燃料が大量にあるとみられる地下につながる開口部の周辺に障害物がないことも確認できたため、
今後の地下調査に向けて課題の一つをクリアしたとしている。

また、周辺の放射線量が想定より低かったため、当初線量の影響から
約10時間と見込んでいたロボット稼働時間が、2〜3日間まで延長できることも確認した。







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