![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/9c/ed6684d2bf70c43809ba5fedce01f330.jpg)
かなり昔のお話で恐縮ですが、
まだ春の訪れが待ち望まれる肌寒い3月に、佐渡で木村秋則氏が講演会を行いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/ee/d82b2448ee72a4e15c6802cccc1d6c2e.jpg)
「どんなことをお話したの?」と興味を持ってくれた友人に
このブログを捧げます。
折りしも、日本がTPP参加を表明したその日に
木村さんは佐渡においでになり、講演をされました。
多くの農家の人や、TPPに反対し続けてきた消費者の方々の失意を気遣われるように
講演の冒頭で「日本がTPPに参加表明をしました」と発言し、
堂々と
「日本の農業はルネサンス期に入ります」と言っていました。
TPPのことを言わずに講演を進めることもできたけれども、
そうしなかったことが、印象的でした。
木村氏は、自然農法の指導者として有名です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/99/5a5ffd912bff643b0f4ed23d8d2a83bc.jpg)
この日は主に実際に農業をされている方を対象とした農法技術論も含め
お話されていましたが、
この講演会の前の日には、同じ場所で
農薬の、それも特定の農薬に限定しての危険性についての講演会が
ありました。(これは木村さんの講演会ではありません)
「農薬の危険性」という漠然としたものでなく、
ある農薬、ひとつだけ特定した部分が非常に興味深く、
聞きにいきました。
その農薬は、世界では日本がもっとも多く使用しているもので、
お茶や果物に多く使われる
ものだといいます。
その影響と見られる症状を「小さな子からも見られるようになってきた」という報告がなされ、子を持つ親としては、
非常に耳を傾けるべき内容でした。
報告をした人は都心に住むジャーナリストさんで、
「ペットボトルのお茶とりんごを食べることで、顕著な症状が見えた」
例がある
といいます。
(大人にも見られる症状だそうです)
症状は、実に様々で「ぜんそく、頭痛、手のふるえ」などもあるそうです。
ペットボトルのお茶を飲むのをやめたら症状が改善された、ということです。
食べた本人も食べさせた親も、
健康によいと思ってお茶を飲み、果物を食べる。
(コーラやビール、砂糖との大きな違いはここですよね)
しかし、それが非常に顕著な体の不調を起こす、という事実に
知らないことの恐ろしさ、と知らない間に起こっている食の世界への大きな波に
不安を感じざるを得ませんでした。
特筆するべきは、こうした症状が、
は決して特殊な病気というわけではない、ということです。
農薬の恐ろしさは、一時期ほど唱えられなくなりました。
農薬の危険性が低下したからでしょうか。それとも、
それよりも憂うべき事態が社会に多く起こっているからでしょうか。
もちろん、それもあるでしょう。
しかし同時に、大手企業である農薬会社や大手メーカーが
危険性をとなえる雑誌、マスコミ、ジャーナリストを排他しようとしているから、
という一面もあります。
それを実感した報告であり、実のある内容だったと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/9c/ed6684d2bf70c43809ba5fedce01f330.jpg)
さて、木村秋則氏の公演内容に戻りますと・・・
彼は、
常識にとらわれない!
自分を信じ、馬鹿になれ!
失敗は努力不足だ!
と自らの経験と共におっしゃっていました。
力強いですね。
ひたすら、畑の野菜、植物を観察し続けた日々もあったそうです。
ファーブルのようですね。
その中で、私がおもしろいな、と思ったのは、
「てんとう虫がアブラムシを食べることは大変よく知られている事実です。
だけど、そのてんとう虫が1日にアブラムシを何匹食べるか知っていますか?
1日に5,6匹しか食べないのです。
無尽蔵に食べるわけではないのです。」
笑いがおこりました。
てんとう虫は1日の分のアブラムシを食べ終わった後は、
アブラムシ、てんとう虫の上を乗っかって、歩いていますよ。
これでも益虫といえますか?
木村さんはおそらく、ひとつの虫を「益虫」とし、
もう一方の虫を「害虫」とする見方にものを申しているのだと感じましたが、
自身の観察経験に基づいたお話は、ファーブル昆虫記を読んだ時のような
おもしろみを感じました。
一方で、農薬の怖さについてもふれられていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/42/251db2a2025731429bad88052f3a5981.jpg)
「アインシュタインは、こういいました。
ミツバチがいなくなって、5年後に、人間がいなくなる
今、農薬の多様により、ミツバチがいなくなってきています。
これは我々人間に、何を問いかけているのでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/ea/fe3420a2b30cb7c98054fb0a5f51ad70.jpg)
最後に、パワーポイントをこの画面にして、
「やろうよ!できるよ!日本人ならできる!
日本人が日本人の食べるものをつくりましょう!」
という主旨の言葉を力説をして、講演をしめくくった後は
一部スタンディングオベーション状態でした。
前日が日本農業への闇の部分としたら、
この日は同じく光の部分とすることができるのかもしれませんね。
光も闇も、どちらも大切な一部分だと思います。
私?木村農法ですか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/cc/c22901829eb49690ea1e0069293cd265.jpg)
ええジャガイモでやってみましたよ。結果はなかなか安定した大きさに
なりましたです。
木村さんが言っていた通りになった、っていうのがおもしろかったです。
2日にわたる講演会の後、
ペットボトルのお茶が怖くなってしまいました。
もとからそんなに飲んではいませんでしたが、なおのこと。
しかし、自分だけ自分の身を守るっていうのもなんですよねえ。
地道に、情報発信できたらいいな、と思っています。
Mちゃん、ようやく報告できたよ!ありがとう!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/2a/1d241406e279f88c131ad963e0c35642.png)
まだ春の訪れが待ち望まれる肌寒い3月に、佐渡で木村秋則氏が講演会を行いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/ee/d82b2448ee72a4e15c6802cccc1d6c2e.jpg)
「どんなことをお話したの?」と興味を持ってくれた友人に
このブログを捧げます。
折りしも、日本がTPP参加を表明したその日に
木村さんは佐渡においでになり、講演をされました。
多くの農家の人や、TPPに反対し続けてきた消費者の方々の失意を気遣われるように
講演の冒頭で「日本がTPPに参加表明をしました」と発言し、
堂々と
「日本の農業はルネサンス期に入ります」と言っていました。
TPPのことを言わずに講演を進めることもできたけれども、
そうしなかったことが、印象的でした。
木村氏は、自然農法の指導者として有名です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/99/5a5ffd912bff643b0f4ed23d8d2a83bc.jpg)
この日は主に実際に農業をされている方を対象とした農法技術論も含め
お話されていましたが、
この講演会の前の日には、同じ場所で
農薬の、それも特定の農薬に限定しての危険性についての講演会が
ありました。(これは木村さんの講演会ではありません)
「農薬の危険性」という漠然としたものでなく、
ある農薬、ひとつだけ特定した部分が非常に興味深く、
聞きにいきました。
その農薬は、世界では日本がもっとも多く使用しているもので、
お茶や果物に多く使われる
ものだといいます。
その影響と見られる症状を「小さな子からも見られるようになってきた」という報告がなされ、子を持つ親としては、
非常に耳を傾けるべき内容でした。
報告をした人は都心に住むジャーナリストさんで、
「ペットボトルのお茶とりんごを食べることで、顕著な症状が見えた」
例がある
といいます。
(大人にも見られる症状だそうです)
症状は、実に様々で「ぜんそく、頭痛、手のふるえ」などもあるそうです。
ペットボトルのお茶を飲むのをやめたら症状が改善された、ということです。
食べた本人も食べさせた親も、
健康によいと思ってお茶を飲み、果物を食べる。
(コーラやビール、砂糖との大きな違いはここですよね)
しかし、それが非常に顕著な体の不調を起こす、という事実に
知らないことの恐ろしさ、と知らない間に起こっている食の世界への大きな波に
不安を感じざるを得ませんでした。
特筆するべきは、こうした症状が、
は決して特殊な病気というわけではない、ということです。
農薬の恐ろしさは、一時期ほど唱えられなくなりました。
農薬の危険性が低下したからでしょうか。それとも、
それよりも憂うべき事態が社会に多く起こっているからでしょうか。
もちろん、それもあるでしょう。
しかし同時に、大手企業である農薬会社や大手メーカーが
危険性をとなえる雑誌、マスコミ、ジャーナリストを排他しようとしているから、
という一面もあります。
それを実感した報告であり、実のある内容だったと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/9c/ed6684d2bf70c43809ba5fedce01f330.jpg)
さて、木村秋則氏の公演内容に戻りますと・・・
彼は、
常識にとらわれない!
自分を信じ、馬鹿になれ!
失敗は努力不足だ!
と自らの経験と共におっしゃっていました。
力強いですね。
ひたすら、畑の野菜、植物を観察し続けた日々もあったそうです。
ファーブルのようですね。
その中で、私がおもしろいな、と思ったのは、
「てんとう虫がアブラムシを食べることは大変よく知られている事実です。
だけど、そのてんとう虫が1日にアブラムシを何匹食べるか知っていますか?
1日に5,6匹しか食べないのです。
無尽蔵に食べるわけではないのです。」
笑いがおこりました。
てんとう虫は1日の分のアブラムシを食べ終わった後は、
アブラムシ、てんとう虫の上を乗っかって、歩いていますよ。
これでも益虫といえますか?
木村さんはおそらく、ひとつの虫を「益虫」とし、
もう一方の虫を「害虫」とする見方にものを申しているのだと感じましたが、
自身の観察経験に基づいたお話は、ファーブル昆虫記を読んだ時のような
おもしろみを感じました。
一方で、農薬の怖さについてもふれられていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/42/251db2a2025731429bad88052f3a5981.jpg)
「アインシュタインは、こういいました。
ミツバチがいなくなって、5年後に、人間がいなくなる
今、農薬の多様により、ミツバチがいなくなってきています。
これは我々人間に、何を問いかけているのでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/ea/fe3420a2b30cb7c98054fb0a5f51ad70.jpg)
最後に、パワーポイントをこの画面にして、
「やろうよ!できるよ!日本人ならできる!
日本人が日本人の食べるものをつくりましょう!」
という主旨の言葉を力説をして、講演をしめくくった後は
一部スタンディングオベーション状態でした。
前日が日本農業への闇の部分としたら、
この日は同じく光の部分とすることができるのかもしれませんね。
光も闇も、どちらも大切な一部分だと思います。
私?木村農法ですか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/cc/c22901829eb49690ea1e0069293cd265.jpg)
ええジャガイモでやってみましたよ。結果はなかなか安定した大きさに
なりましたです。
木村さんが言っていた通りになった、っていうのがおもしろかったです。
2日にわたる講演会の後、
ペットボトルのお茶が怖くなってしまいました。
もとからそんなに飲んではいませんでしたが、なおのこと。
しかし、自分だけ自分の身を守るっていうのもなんですよねえ。
地道に、情報発信できたらいいな、と思っています。
Mちゃん、ようやく報告できたよ!ありがとう!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/2a/1d241406e279f88c131ad963e0c35642.png)
木村さんレポートというよりも、あなた論という感じもしたぞ。
TPPはやめてほしいなあ、と消費者として思うよ。
本当にTPPはね~、農業も心配だけで医療のほうも心配だ。一部の富権力者だけが得をする仕組みだと思うのだけどね~。