目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

ちびっこのミルクしぼり

2009年09月20日 | 山羊日記・猫日誌
集落の人が山羊用にと、刈った草を軽トラいっぱいにつめて持ってきてくれました。
幼少の頃、山羊を飼われていたそうで、山羊の好きな草も、
干し草の作り方の要領もわかってらっしゃって、さくさく作業してくださいました。

一緒にお孫さんも連れてこられ、山羊のところへ連れて行きました。
おっかなびっくり山羊に触れ、草を食べさせたり、なでたりしながら楽しんでいましたが、

しばらくして男の子は

「ねえねえ、この山羊ミルクはだす?」と聞いてきます。

「うんだすよ。毎日1リットルくらいだすよ」

すると男の子は

「やりたい」と一言。

「え?やりたい?ミルクを絞りたいの?」「うん」

意外な積極性に驚きつつ、

「そうか、じゃあやってみるか」と、

搾乳用のビンと米ぬかを持ってきてやらせてみることにしました。

簡単にミルクの絞り方を教えて、
「さあやってごらん」と手招きするのですが、
怖がって、なかなか手がおっぱいの所までとどきません(笑)

ギャラリーも「もっと前にいけさ(いきなさい)」とか「怖くないから」と
やんややんやの囃しっぷり。
なんとかとどいた手を、精一杯握って、なんとか「ちー…」とミルクが一筋。
なんとかふんばって、100mlほど絞ることができました!

搾乳の最初の日は、全く絞ることのできなかった私に比べればうまいもんです。


お母さんの話によると、夏休みに島外で牛の乳搾りを体験する牧場に
行ったけれども、時間がなくてできなくって残念がっていた、のだと言います。

そういえば、佐渡にはそういう体験牧場のような場所がありそうでないですね。
島内の若いお母さんから
「そういうことができる場所はありませんか?子どもに体験させたいです」と
問い合わせをもらったこともありましたから
きっと需要はあるのかもしれません。


でも田舎では、牛舎も田んぼも「職場」であって、
なかなか子どもにふれあい体験はさせてあげられないかもしれないですね。

ふれあい牧場、とまではいかないまでも、
個人的な思いですが、山羊を飼う人が増えたらいいなあ、と思います。
お互いに世話をしあえば、1泊くらいの旅行なら行けるかもしれませんから(笑)

何はともあれ、ちびっこの心に残る夏休みの不満を解消してあげるお手伝いができました。
また遊びにおいで。


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