目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

山羊の冬じたく

2010年12月02日 | 山羊日記・猫日誌
冬がもう目の前にやってきましたね。いかがお過ごしでしょうか?
我が家はせせこましく、冬支度に体と手を動かしています。

そうそう、
自分の家のことだけでなく、山羊にも冬の支度をしてあげなくてはいけません。

今日はそのお話を聞いていただけますか。


山羊の冬したく、まずは山羊小屋の修理から。

山羊の住んでいる家は、
山羊自身が日々あの野生の力でもって、破壊しています。
先だっての台風も手伝って、もう雨水も、風も入りたい放題!



まずはこれを直さなくていけないのですが、


この作業を、邪魔をする!んですね!山羊が!


…この行為の罪深さ。
お分かりになっていただけるでしょうか。
この冬前の、最高に忙しい時期、
一分一秒でも惜しんで、冬支度をせねばならないこの時に
からんで、まとわりついて、邪魔をしてくる、その罪深さ!





それも、かわいい力でなく、思いっきりバカ力な体当たりでもって、邪魔をしてきます。
当然、金づちを持つ手元は狂う、狙いも定まらない、釘も打てない。
しかも、痛い!(泣き笑)

本人はジャれているつもりなのでしょうが、こちらにとっては
うっとおしい以外の何者でもありません。

「お前の家を直しているんだぞ!」と怒気を帯びて言って、聞くわけもなく、
殴ろうが蹴ろうが、全然こたえません。
(人間の拳のパンチなど、山羊には痛くもかゆくもありません)


無視し続けると、今度は体ごとからんできて、ロープが足に体に、とに巻きついてきます。

作業中、常にコレなので、さすがに温和のダンナも
最後にはかなり不機嫌になっていました(汗)


妻としては冷や汗ものです。
なんとか、機嫌をなおしてもらおうと口数少なくしておりました(笑)


ええ、山羊を飼う人って、皆口をそろえて言いますよね…。
「山羊ってちょっと足りない動物だよね」と…。


そして、別の日に、山羊の納屋の周囲のチップ撒き。

これは比較的順調に終わりました。
軽トラ一杯分を、緑のリサイクルセンターという廃材処理施設でもらってきます。
尿やフンなどをこの納屋周囲でするので、それをしみこませるための処理です。


息子もちょっとお手伝い。


 
そして仕上げは、寝床のワラしき。

これまではずっと、寝床にはチップをしいていましたが、
来る冬にむけて、保温性の高いワラにしてあげることにいたしました。

集落の農家さんからいただいたワラを、ハサミで細かく刻んでつみあげていきます。
これはかなり贅沢なベッドです。




かなりカサが多く見えますが、山羊自身が踏んでたたいて、自分に心地よいベッドを
作っていきます。

これが終わった後の山羊、本当に幸せそうでした。


目が細くなっていて…(もともと目は細いのですが)

次の日の搾乳量は、なんと一気に倍以上アップ!!
この時期に、1リットル近くも山羊乳がとれました。
住環境をよくすると、こういうところに影響がでるんですね。
劣悪な環境よりも、最低限の住環境を確保してあげるだけで、こんなに差がでるのだと…。


…しかし、私達の精神的負担はかなり大きかった。

家畜を飼うことの厳しさを、またひしひしと感じた山羊の冬したく、なのでした。








それでも我が家の山羊は、大人しくて人懐こいと人には言われます。
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