goo blog サービス終了のお知らせ 

子育てペンギン☆徒然なるままに

“出すぎた”杭は打たれない!をモットーに子育て・平和・みんなが主役をテーマにワーキングママは今日も走ります♪

先生よりも上司みたいな小学生

2012-06-06 | 子育て
小学校の先生方とディスカッションしていて

驚いたこと。

小学校も中高学年…3年生くらいになると

先生の注意を
素直に聞けない子が出てくるという。

そもそも、なぜ注意されているのかが
わからない!らしい

なぜ、注意をうけるのか?

人(友だち・先生)を傷つけることをしたから

人(友だち・先生)が嫌がることをしたから

人(友だち・先生)に迷惑をかけたから

たとえば、話を聞く場面で
騒ぐ・立ち歩く・わざと奇声をあげる・他者の妨害をする

「問題児」なんて呼び方を
まだ8歳、9歳の子どもたちに当てたくないが
かれらは
話の内容が理解できない。わけではないことも共通している。

ただ、自分の興味関心がないから
じっと、座っていることが耐えられないのだ

注意されると
斜に構えて、足を投げ出した格好で
「何がぁ?」と吐き出す


そんな状況を聞いていて

はぁ
それ、高校ですか?と問いかけてしまった

高校生ならば、いる
どこの学校にも必ずいる。
そして、残念ながら、「話を聞くことのできない」子たちは
学校という集団生活の輪から
外れて、外の世界へ出て行ってしまう
コンビニの前で夜な夜な家に帰らない
居場所を見つけられない若者になってしまうことも多い

…が
聞いた事例は小学校3年4年の児童だ。

なぜ、この年になるまで
「人の話をきくことの大切さ」
「人に危害(暴言や暴力)を与えることは悪いこと」
を知らずに、育ってしまったのでしょう???

このまま成長したら
どんな中学生、高校生になるのか…は

残念ながら
火を見るよりあきらかです

周囲に迷惑な行動をとりつづけている原因を考えてみる

仕事柄、今まで見てきた家庭の事例から想定できる姿は

幼少期に
保護者から「適確な」叱られ方をしてこなかった
何がいけないかを発達年齢にあわせた指摘をされていない
保護者が「感情」だけで怒りをぶつけてきた
…など。

もしくは、叱られることもなくほっとかれた(ネグレストまで言わずとも)。

もしくは、保護者自身が「叱る」ことができない未成長な人格だった。


「親の顔を見てみたい」
昔から、こんな言葉があるけれど

保護者の過保護意識まで「人権」という鎧をつけてしまう世相

教職員が
「まっとうなこと」を保護者に伝えても
伝わらないことがほとんどの様子。

「人権」「自由」が誤用乱用されている悲しい事態


そして、結局…
優しくて
正義感のある
「ふつー」の子どもが教室の隅に追いやられていく

一方で、傍観者となった子どもたちは
声高の「問題児」(と、呼びたくないがここではやむを得ない)の言動に流されていく


第三者は何もできないことが辛い

同じ保護者の立場で考えれば
我が子が「問題児」と呼ばれることも辛いだろうとも思う

そんな保護者に会って話も聞いてみたい

「問題児」と呼ばれてしまう、その子たちは
何かのSOSメッセージを出しているのかもしれませんよ。
と、伝えたい

いまのうちに
きちんとしたコミュニケーション能力を身につけなければ…

人を傷つけることが、翻って自分を孤立させることになることを
教えてあげなければ…

子どもも保護者も
きっと数年後、苦しむことになりますよと。


小学生が先生の上司みたいに
ふんぞり返っているのは
「自由」でも「のびのび」でもないんです

もちろん、先生の「指導力」の問題でもありません

家庭での保護者と子どもとの「関係」そのものなんです